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2018年11月12日01:25

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《年末接近》《思い込みと真実?》《ちー+! 37》

《年末接近》

月日を気にするワリに、その月日の意味合いをあんまり深く感じる事がない俺。
ここ最近は『11月か…』なんて思うのだが、そう言う事は、12月が翌月に控えている訳で、そうなると年末という事になるわけで…。
そっかー、今年もそろそろ終わるんだなー…、とか、今イチ実感の無い感想。
でもまあ、気付けば寒くなってきたし、日が落ちるのも早いわけで。そっかそっかぁ…。

とか考えていると、福島の従兄から電話。もはや顔を合わせたのがいつかも忘れてしまったが、おばあちゃんの葬儀の時が最後だと思う。電話連絡は東日本大震災の直後かな?

時間は確実に過ぎているもので、従兄はいつの間にか結婚していたという事を今さらに知る。しかも9歳の子供のおまけつき。ずぇんずぇん知らなかったなぁ。
そんな従兄の用件は、以前渡したスロット機の処理方法。一応、産業廃棄物なのでその辺にポイという訳にもいかず、手順が必要。…そうしてもらわないと、場合によっちゃあ俺が捕まってしまう。
そんなワケで、遠方遥々俺の所に届けてくれるとか。懐かしの4号機。ネオ・マジックパルサー。マニアはいるかな? 状態によっては高値となりそうだ。…とはいえ、恐らくはタダで引き取られ、それを5万くらいで売られそうではあるが。

とりあえず、今年の年末に予定が出来てしまった。10年以来の相手に対して寝坊は避けた追いところだ。


《思い込みと真実?》

従兄との電話を切って、今度は母さんから電話。珍しい組み合わせだなこりゃ。
用件は呑みに行かないか? というモノ。これまたどうした?
そんな理由は意外な所から発生していて、亡き妹の知り合いが経営する飲み屋のオーナーが、毎年の命日に墓参りを行っていた事が判明した、そのお礼を兼ねてとの事。
でも、その日が明後日とは決行日が近過ぎるため、恐らくは参加不能かと。

でまあ、難しいとだけ伝えて電話を切り、内容をカミさんに話すのだが、俺は話に色を付ける事が無く、バカみたいにそのままを言うのでここからが大変。

呑みに誘われた、そう言っただけで、どうにかこうにか欠席に持ち込もうと目論むカミさん。
『呑み=浮気』という認知という考えの持ち主なので、毎回骨が折れる。まぁ、これについては過去の自分の過ち…とも思っていないが、実際にあ〜んなことや、こ〜んなことはあったワケだが、それはあくまで過去の出来事。今さら若い女を目にして何か手を出すかと言えば、まずそれはないわけで、加えて言えば、俺から手を出した事など一度も無いわけだ。『俺から』はね。………言い訳だが。

あと、ついでだから断言するが、アルコールの勢い任せで女とイチャコラというのは俺の性格ではない。つまり、飲んだ時に気に入った相手がいたからと言って、そこに興味を持つ事ってないんだよね。…迫られれば150%受け入れるがね…。

まあ、それ以前に内容をぼかして言う場面も必要なのかもね。例えばストレートに『呑み』とは言わず、『食事に行く』…とか。
でも、なんでかその後の展開が分かるにもかかわらず、そのままを言ってしまうんだよね。
世の中を上手に歩けない訳だ。とりあえず『磯野カツオ』には勝てる気がしない。


《ちー+! 37》

第一章 勇者志願見習い(笑)2-21

【ネメス南部大平原】

「わ…、わ…、…………えぇ!?」
『魔法都市ペナ・リノ』を確認すべく、小窓から顔を出す度にチータスは驚きの声を上げていた。そんな後ろ姿を見る度にスケクは小さく笑っていた。
「ベレーレルと比較してどうです?」
 とうの昔にチータスの驚き声を耳にしていたアッベシが振り返って笑う。
「大きいよ。…こんなに大きいの? こんなに大きな所に人がいるの? たくさん…」
 明らかに想像の範疇を越えた規模にチータスは唖然とし、その反面で自分の生まれ育った村の小ささを実感する事で精いっぱいだった。

 やがて、ラウニーを筆頭に馬車は魔法都市ペナ・リノの門をくぐる事になる。


【魔法都市ペナ・リノ [南部]】

 魔法都市ペナ・リノはネメス王国唯一の魔法都市であり、その名の通りあらゆる魔法関連の知識が揃う場所とも言われているが、言い方を変えれば魔法以外に関してはこれといった長所が少ない都市でもあった。
 しかし、人の力では限界の見える物事に対し、魔力を駆使する事でそれ以上の結果をいとも簡単に形にする能力は多くの人間の憧れであり、そんな理由が人を集めた結果、現在のような都市に発展したとも言われている。
 ただし、ここに訪れれば誰でも魔力が備わるかといえば、それは別の話となるのが現実問題であり、むしろ体得に至る人間がごくひと限りに絞られてしまう事は周知の事実でもある。
 基本的に『魔力』とは、自らの能力を覚醒して得るものではなく、一般的には周囲に舞う精霊を呼び寄せる事で交渉し、その精霊に行動してもらう事で魔力行使の実現にこぎつける場合が非常に多いのだ。
 故に、人間と同じように性格や感情を持つ精霊にも人間に対する好みが存在し、精霊に好まれる人間は必然的に魔法を体得し易くなるとも言われている。
 そんな理由からペナ・リノに身を置く人口のうち、何らかの魔力を行使できる人物は『20分の1程度』と言われているが、普通で言うなら『100人に1人の存在』とも表現される魔力行使者なので、少なく見える20分の1とは、それでも大きな数字となる。
主にペナ・リノで体得可能とされる魔力の源は『精霊魔法』と呼ばれ、それぞれの自然を司る4大精霊『火・水・風・土』に足し、主に聖を意味する『光』と、邪を意味する『闇』の合計6系統となるが、これはあくまで一般層にも認知される精霊の力を借りた『属性魔法』とも呼ばれるものである。
ちなみに『精霊魔法』と『属性魔法』との違いとは、人間が個々に口にする表現の違いであり、内容に異なりがある訳ではない。


「都市到着…ね。馬車はこのまま都市の中央付近まで進み、私達の同胞が身を寄せる寄宿舎敷地で降りる事になるわ。その後はチータス殿にとって自由時間になるから、気になる店や買いたいものがあるなら、移動中に見ておくといいかも」
 スケクはそう言い、チータスに外を見るように促した。
 都市に到着してから馬車の速度は緩み、また、整備された路面がそうさせるのか、外ほどの揺れを感じる事がないため荷台内の行動はだいぶ楽になっていた。
「……………うわぁ……………!」
 少しだけ小窓を開いたチータスは言葉を失った。建物が所狭しと立ち並ぶ光景は今までに見た事は無く、当然ながら考えもしなかった現実だ。
 何より人が多く、どこか一ヵ所を眺めるだけで、その数がベレーレルの人口を越えてしまいそうな気さえする。一体どうすればこれほどの人間が集まるのか、チータスには理解出来なかった。
「どう?」
「どうも何も…。なにここ? 人だらけなんだけど! 建物だらけなんだけど!」
 興奮というよりは、ほとんど混乱に近い状態のチータスを見て笑うスケクは話を進めた。
「ここはペナ・リノ南部方面でも上位の人口密集地帯なの。私達が降りる所はネメス城関係者が多いからか、もう少し寂しい所だから安心して。いきなりこんな所、歩けないでしょ?」
「無理無理! 迷子になっちゃう!」
 外と、スケクと、180度首を回して交互に見やる事でいちいち驚くチータスの姿は田舎者丸出しだが、これは地方の客人をこうして運ぶ度に目にした仕草でもあり、そんな仕草をチータスも行う事をこうして見ると、やはり同じ人間なんだなと、今さらながら当たり前の事を感じるスケクであった。

「すげー………!」
 チータスの興奮はまだまだ続く。


《あとがき》

年末と言えば、その頃から年始に掛けて毎回特定のクラスメイトから連絡が入っていたのだが、去年の年末からずっと連絡がない事に気が付いた。
やっぱり時間の流れというのは振り返ればあっという間で、薄々気付きながらここまで引っ張ってしまった。
何かの問題に突き当たった訳ではないと願いつつ、今度、連絡の一つでも入れてみよう。

最後に従兄を目にした時に、これまた時の流れのイタズラか、白髪があった事に驚いた記憶がある。
そんな俺にも今では白髪が多くなってきており、こんな姿を見たらきっと驚くんだろうな。


『吞み会』と聞けば浮気という考えはどうにかしてほしい問題だが、その一方で『外に行く』という言葉には無反応なカミさんはわりとザルだ。
恐らくは『外に行く=パチンコ店、若しくは買い物』と判断しているのだろうが、この場合は10時間以上家を空けていても一切のお咎め無し。
ならばストレートな口実ではなくて、『吞み会』に関しても『外に行く』と言えばいいのだろうが、そこは俺の性格の問題か、言えないんだよね。

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