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2018年11月11日09:28

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半矢!?(狩猟の話)

11月10日
朝から小雨。午後は晴れると言う。
鴨を求めて池から池へ。
水が無い。
鴨がいない。

6箇所目辺りから赴いた池を数えていないが、こちらが先に見付けていれば撃てたであろう状況が2箇所であった。
カルガモ(♂)とマガモであった。
青首とも呼ばれるマガモの雄は、その通りに頭部の緑が鮮やか。
腹部の白もあって目立ちそうなものだが、なるほど針葉樹の葉の緑や、広葉樹の紅葉の様々な色彩が映る水面では見事な保護色なのだな〜とか。
自分の未熟さを棚にあげて思ったりする。
フォト


11月11日
今日は別件で用事があるが、早朝に近場へ出猟。
自宅から車で20分の溜池。
下見済み。カルガモが居着いている…はず。
視界の良い堰堤側から撃つと、対岸のバックストップの上が道路となっていて、装薬銃の猟師は入らないだろうと踏んだ。
もちろん、エアライフルだって道路方向には撃たない。
堰堤以外にも岸辺へのアクセスは何箇所かあるし、エアライフルなら木々の間を縫って狙撃できる。

水面にはカルガモの群れ。
池の中央辺りを漂っているのは、こちらに気付いていないか?
屈みながら銃を取り出し、距離を詰めながらポンピングは8回。
40mくらいまで近付き、そろそろ完全に身を隠す藪も薄くなった頃、いよいよ弾を装填する。
フォト

今回、弾は2種類。重さが違う。
低伸性が高く30mでゼロインが出ている8グレインは最大到達距離が長い。
今回初めて持って来た10グレインは有効射程距離こそ長いが、30mでどのくらい落ちるのかが分からない。40mともなると尚更である。

猟場では試し撃ちが出来ないので、失敗しながら狙点を探るしかない。
迷う。
当たった時の殺傷力の10グレインか→狙点が読めない博打。
狙い易い8グレインか→鴨の羽根は抜けないだろうな〜

前期でヒヨドリに当てた実績のある8グレインを選択。
立射。委託無し。狙うは頭部。
吐いた息で曇るスコープにカルガモを捕らえ、曇りが取れる僅かの間に狙点を決め。

胃が捩れるような緊張。
この感覚に慣れてはいけないな、と思う。

発砲。
弾は僅かに逸れてカルガモのすぐ前方に水柱が上がる。
10羽ほどの群れが一斉に飛び去り、はい終了〜

銃を袋で覆い、一服しながら脱力していると…ん?
飛んでないのがいる。3羽。
まだ長いタバコを灰皿に捩じ込んで、あたふたと銃を取り出す。
ポンピング8回。弾も狙点の修正がし易い8グレイン。
膝立ちで委託もする。

発砲。
コンマ秒で「ポコ!」
カルガモがビクリと震える。
当たった!
が、当のカルガモは平然としている。飛びもしない。
硬い羽根に着弾したようで…
半矢か?
抜けないまでも羽根を折って飛べないならば止め矢を撃たねば。
今度は10グレインで確実に仕止めよう。
三度のポンピングをしようとした時、弾が当たったカルガモも含めた残った3羽全てが飛び立ってしまい。

やけに元気に飛んでくな〜
ホントに当たったのかな〜

溜め息も大きい。
岸辺にもっと近付けるルートもあった。
正面を向くのを待って頭部から首、胸部のバイタルを狙っても良かった。
結果論だが2回撃てるのなら10グレインを使えば良かった。
全てが未熟故の選択で、全てがたらればである。
フォト

今日は朝だけと決めていたので、潔く帰路へ。
今週、15日には他の鳥獣も解禁になる。
またヒヨドリから始めるか…
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