柳家小三治独演会at銀座ブロッサム

１１月９日１９時〜２１時（予定）実際は２０時４０分終了

「金明竹」柳家三之助
「禁酒番屋」柳家小三治
「小言念仏」柳家小三治

銀座ブロッサムでは一年ぶりの独演会でした。
まずは前座の三之助さんから。
前座で金明竹とは驚きました。もちろん話はいろいろとはしょってましたが。
千葉生まれの東京育ちの方ですが、関西弁がとても上手に感じました。
白い座布団に青系の布を敷いていました。何か作法があるんでしょうか？

そして満を持して小三治師匠の登場です。
まくらをやってスーっと話に入りたかったようですが、久しぶりの銀座ブロッサム。
会場は２Ｆ。楽屋は３Ｆにあるそうです。
エレベーターに乗って下に行こうとしたら７Ｆまで行ってしまった。
そんなことがあったもんだから、支度していたまくらを「忘れた」ってことで、
その話のタネを思い出す旅が始まりました。

最近のど飴を舐める人がおおいですね。
なんでのど飴なんて名前なんでしょうか。
５・７・５の俳句にちなんで毎月１７日は俳句の集まりがある。
かつての会の仲間の話から、今は２人になってしまったこと。
イレギュラーで岸田今日子さんが来たこともあること。
岸田さんの砂の女の話。
冨士眞奈美さんに自分の俳句を選んでもらったこと。（自分の俳句は忘れた）
俳句の会では三千円くらいの景品を用意することになっている。つい先日、広島に行った時、酒屋でのど飴を売っていた。それを景品にしようと思ったこと。

そこで爆笑。

冒頭ののど飴に繋がりました。
恐らく、自分はまったく酒を飲まないんだけど、酒は好きでよく酒蔵に行く。
この間広島で寄席があった際にも酒蔵に立ち寄り、そこでのど飴を見つけた。
最近はみんなのど飴を舐めるし、俳句の会ではいい作品に景品をあげっこするので購入したんだ。自分の独演会でも売ろうかしら？
酒屋といえばいろんな酒飲みがいて…と「禁酒番屋」に入ろうとしたと思われます（笑）

ここまでたどり着くのに約１時間。
師匠の禁酒番屋は初めて聴きましたが、ぐでんぐでんに酔ったところなんかはさすがでした。やりきった時には２０時半。

高座を降りようとする師匠゛したが、様子がおかしい。
右？左？なんて首をひねってる。
高座で立ち尽くす師匠に、幕の向こうから女性の声が。

「今高座を降りて休憩をとっても、もう一席やる時間はない」
師匠もびっくり。
え？じゃあどうするの。

Ａこのまま高座を降りて２０分休憩し、また師匠が出てきて「さようなら」と言って終わる
Ｂこのまま休憩とらずに高座に残ってもう一席やる

というわけで、師匠は大人しく座布団に座り直しました。
「今のマネージャーとあたしの内緒話が聞こえましたか？」
で爆笑。全然内緒話じゃないし。
「急に言われたってねぇ。こっちだって色々考えて…」

というわけで、出ました師匠お得意の「小言念仏」
前回聴いたのはたぶん「小言念仏」もどきでして。
一応、今回はちゃんとした？小言念仏でした。
約１０分程度のもので。

もうね。２１時の時間きっかりなら、せめて１８時始まりにするとか。
独演会だからでしょうか？このぐたぐだは少し寂しい。


ただ、両方とも初めて聴く演目だったのでうれしかったです。