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溝がないグレーチング
写真は、茨城県ひたちなか市中根にございます富士祭典の葬祭ホール、セレモニア富士勝田昭和通り館の駐車場入口にありますグレーチング(側溝の蓋)です。
このグレーチングから雨水が側溝へ流れ、排水されていきます。
通常、このようなグレーチングは格子状になっていて穴やスキマを多く確保でき、より多くの雨水を側溝へ流すことが出来るのですが、ここに設置したグレーチングは格子状ではなく、ほとんどが鉄製の蓋のような形状となっていて、その蓋のスキマから雨水が流れるようになっております。
ですので、通常のグレーチングより雨水が流れる量は少なくなってしまい、大雨が降ると水たまりになってしまうことも多いのが実情です。
では、なぜ格子状のグレーチングにしなかったのか・・・。
それは、格子状のグレーチングですと会葬者様(特に女性の方)の靴のかかと部分が格子状の穴に引っかかり、靴を傷めてしまったり、最悪、転倒されることも予想されたため、結果、このような穴のない形状のグレーチングを採用したのでした。
おそらく、このようなグレーチングや側溝の工事をされていらっしゃる方からすると「だったらコンクリートの蓋でいいのでは?」と思われるかもしれません。
確かにコンクリート製の蓋のほうが安価ではあるのですが、車が通行するたびに「がこん、がこん・・・」という音がどうも心配で、結果、写真のような鉄製の蓋に落ち着きました。
本音を言いますと、これで雨水がたくさん排水されるタイプのグレーチングがあれば、うれしいのですが・・・。
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