24年前、正月旅行で行った。小さな島だから、短期の観光や、せいぜい半年くらいまでの滞在なら間が保つけど永住には向かない。
ある日、町から海辺の宿へ戻るために乗ったタクシーの運転手が、
「ニューカレドニアをどう思いましたか?」と訊ねるから、
「どうです?ニューカレドニアは」という月並みの云い方でなかったことは無視して、「いや、風光明媚で暖かくて…」と月並みな返事をしかかると、運ちゃんはそれを遮るように、
「オレは嫌いだ」と云いやがった。
自分は内地(フランス本国)から来た者だけど、ここの同業者と交わるつもりは全く無い!と。
話し方からして下品なんだけど気づかなかったかな?あの連中は会話の端々に、やたら enculé(オカマ)という単語をはさみながら喋るんだ。信じられないね。しかも、ヤツラは現地人を明らかに見下してる…
そうやって、運ちゃんが一人で憤慨するうちにホテルへ着いた。
ちなみに、「現地人」は土方や道路掃除ばかりやってるわけではなくて、小奇麗なカフェの店主だったりもする。
(朝日新聞デジタル - 11月05日 05:20)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5361962
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