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2018年11月06日00:07

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《人生のリセットボタン》《ラーメンの値段》《ちー+! 30》

《人生のリセットボタン》

まあ、誰もが想像し、押すか押さないかという選択肢。
みんなはどっちなんだろうねぇ?
俺は迷わず押すね。
今の知識が残っているなら尚更押すね。
もう、後悔だらけだからね。
全身全霊の全力連射で挑むさ。

やり直したい事は実に多い。
ソレで全てをやり直したいね。

…でも、やり直したらやり直したで、やっぱ憂うんだろうなぁ。
『こんなはずじゃなかった!』
とか言って。

ああ、なんて業の深い…。


《ラーメンの値段》

現在のラーメンの値段を議論する話題は多いが、今回は『1杯800円が高いかどうか?』という内容らしい。

個人的にはふざけているほど高いと思う。
麺はもともと庶民の食べ物であって、手頃と量を備えた食べ物といった認識だからね。

麺食いにとっては気になる値段でもないのかも知れないが、単に『好き』程度の認識で食べようとする人にとってはちょっとね…、お高い気がするね。素材から考えてもさ。

昔のラーメン…というよりは、当時では『中華そば』といえばいいのかな?
そんな時代の頃は300円もすれば充分高い値段だったような気がする。
どんぶりの上の具材も現在の比較ではなく、妙な素材を入れたりする拘りは無いものの、そのシンプルさが当時の『ラーメン』だったよね。真冬の風物詩というか。

量的な話で言えば、今現在と比較して麺は約1.5〜2倍。チャーシューは大体2〜3枚。メンマは店主の気まぐれでわんさかあったりムラがあったが、数えりゃ平然と15本は越えていた。…んで、ナルトが2枚、ネギがごちゃり。コショウまで降り掛けられている徹底さ。選択権は無い。子供の俺には辛くて食べられなかった。
無理して食べても量が多いため食べ切れないのが当たり前。そんで親に起られる。無理言うなって話だ。何故に『お子様メニュー』は存在しない?

そんな理由で、せめて美味しく頂くために味噌ラーメンに走る事が多かった。

…が、当時の味噌ラーメンは何故かモヤシが乗せられているのがセオリーで、その量はその辺のスーパーで売られる一般的なモヤシ一袋まるまる。…これまた多い。
そんなモヤシにキクラゲとかニンジン、ニラ、タマネギも一緒になって炒められていて、なんだかどんぶりを逆さまに合わせたような高さになる。

美味しいには美味しいんだけど、やっぱり量が多く、子供の頃は麺に到達する事が数える程度だったなぁ。というより、野菜炒めの塩コショウの味がメインとなり易く、肝心の『味噌味』が堪能できない。
たまに麺に到達しても、既にのび切っているというか、冷め切っているというか…。まあ、猫舌なんでその辺は助かってたけど。

そんな味噌ラーメンの値段は400円台。
これらの値段設定は幸楽苑なんかで今現在も見られる数字だろうが、まあ、量は本当に比較にならないかな。『大盛り』という言葉が無かった時代の話だ。

そんな理由で800円は高いな。

そんで現実問題、高いから旨いかというと、大きな疑問。
値段考慮で味を楽しみに食べた機会は何度かあるが、店の拘りが大き過ぎるのか、俺の舌が雑過ぎるのか、素直に美味しいと思えたラーメン屋は覚えが無い。
当然、個人経営のそこでしか食べられないようなラーメンにはそれなりの拘りがある事は認められるが、じゃあ美味しいか? という話になれば、サッポロ一番でも食べてた方がよっぽど納得いくといった話になってしまう。

やっぱ庶民の食べ物とあるならば、庶民に合わせた値段で、庶民に合わせた量と味が一番いいと思うな。
仮にカップラーメンが100円として、たまにはちゃんとしたラーメンを…。
そんな流れの300円とか400円とかは、ちょっとした贅沢として楽しめるかもしれないけれど、それが800円とかとなると、贅沢の域を越えてる気がする。…というか、単に無駄使いに近い気もするな。

経営側のサイドでモノを言っても、流行りで旨い不味いという間は儲かるかもしれないが、時間が過ぎればあっという間に風化してしまうのが風営法に携わる業務形態の悲しい性だ。
そんな時の流れに対抗できるのは、やっぱ『古き良き』の基本にして基礎だと思うな。

それに対する証拠ではないが、昔から存在する古い店っていうのは値段も昔と比べて大差なく、味も量も変わらないが、それでも延々と営業を続けていて、しかも休日や準備時間もやたらと長い。
店側にそれだけ大きな余裕があるという話かも知れないね。

わざわざ原価の床上げで値段を上昇させる事は無いと思う。

とはいえ、ブランド命のような考えの多い日本人には『金額=美味さ』と感じるのかもしれないが。


《ちー+! 30》

第一章 勇者志願見習い(笑)2-15

【ネメス南部大平原】

(朝だ……)
 夢見気分のまま、チータスは懐かしい何かを感じ取っていた。
 扉の向こうから近付く足音、何かをぶつぶつと言う小さな声。
本当はまだ眠っていたい。でも、きっと起こされてしまう。いつもと変わらぬ毎日の始まりだ。

 ナルミが来る…。

 目を閉じたまま、毛布を掴む手に力を込める。聞き慣れたいつもと変わらぬあどけない声のナルミは、そんな声から成る非力さを感じさせない勢いで毛布をブン取る毎日だ。まだ寝ていたい。無意味に寝ていたい。その願いの先に構える物なんて無い。でも、…それでいい…。
(それにしても…遅い…?)
 今や対・ナルミ態勢で待つつもりのチータスだったが、声が聞こえる割には近付く様子がなく、足音も聞こえるが、こちらに向かって来るような、かと思えば向こうに遠退くような…。というか、複数…?
 いつしかまんじりともしない気分になったチータスは、相変わらず目を閉じたままではあったが、それでも聞こえる声や物音に意識を傾けた。

「いやぁ〜、起きてくれないなぁ…」
「エマ夫人の話の通りだ」
「なんか強引に行かなきゃ夕方まで寝てるって話でしたね…」
「1人分の食事を残して、俺たちは先に…」
「いやいや、そりゃまずいでしょ、なんか仲間外れみたいで」
「でもよぉ、早くしないと冷めるだろ。やっぱ出来たてじゃないと…」
「ダーマンさんは食べる事ばかりですね。というか、昨日の事、謝るのですか?」
「だから俺は悪い事していないって!」
「いやいや、あなたはそうかも知れないけど…」
「印象悪くしたかな?」
「ま、いつも通りと考えて頂ければ」
「顔合わせ難いなぁ…」
「それも、いつもの事という…」
「…どうだ? 起きる様子は?」
「あ、隊長…。どこ行ってたんですか?」
「トイレだトイレ。…今日はちょっと冷えるか?」
「昨日が気温あり過ぎたんですよ。今日は普通じゃないですかね?」
「…そうか。……あぁ、いや、そうじゃない。…彼女は?」
「何回呼び掛けても外からじゃ無反応ですよ。…扉叩きます?」
「いやいや、大切なお客様なのだぞ、チータス殿は…」
(…チータス…『殿』!?)
 現実に引き戻されるとはこの事なのか、昨日から急激な回数で耳にする事になった『殿』という言葉…。
「はぁ…」
 思い出した。ここは家じゃない。自分は馬車に乗ってネメス城に向かっている途中だったのだ。待ち侘びる訳もない試練の年の開始に向けて。
(イタ…)
 身を起こそうとして、激痛に似た痛みが背中に走る。毛布があったとはいえ、床の上に直接寝たのが悪かったらしい。
背中をさすりながら周囲を見渡すと、『寝室』と表現するには狭過ぎる空間がそこにはあった。
「そうだっけな…、馬車ん中だったっけな…」
 人知れずぼんやりと呟くチータスは、思わず伸ばした手の気の向くままに扉を開いた。
 するとそこには…。
チー「…ん?」
ラウ「む?」
スケ「え?」
アッ「へ…?」
ダー「…でた…!」
 あまりに遅いチータスの起床に耐え兼ね、結局は揃って起こそうと決めた、城兵4人の姿があった。
 一瞬、目を合わせたまま硬直する1人と4人は、止まってしまった互いの動作を確認すると、慌てて強引な笑顔を作って見せた。
「お…おはよう…。みんな早いんだね」
 どうにか気を取り直して問い掛けるチータスに対し4人は即答せず、左右に別れてチータスが馬車から降りる場所を確保する。
「あ…そうか…」
 何となく4人の行動の意味を把握したチータスは、そう呟いて馬車から降り立つ。
 そんな姿を確認した後、まずはラウニーが「おはようございます」と、ここで初めて朝の挨拶を声にした。
『おはようございます!』
 そんなラウニーに続く、声を揃えた3人の挨拶。任務中の城兵は客人の意思を最優先すると聞いた事があるが、これはこれで気を使うものだと感じた。
「昨夜はゆっくり眠れましたかな?」
 挨拶を交える事で彼らの『チータスに接する一日』が始まったのだろうか、まだまだ短い時間の付き合いとはいえ、既に聞き慣れた感のあるラウニーの言葉遣いが届く。
「うん、ごらんの通りだよ。…でも失敗した。敷布団を広げなかったから、体中痛くて…」
 起きてまだ間もなく、ぎこちない体の上半身を左右に回してチータスは答えた。
「毛布一枚で寝てしまったのですか? …風邪などは…」
 閉められていない扉の奥を見やりスケクは心配するが、チータス個人としてはわりと日常的な話だ。
「大丈夫だよ。昨日はガラにもなく緊張しちゃったみたいで、なんか自分でもわかんない内に眠っちった。…ん? いい匂い…」
「そうそう、朝食の準備が整ったところです。完成から少しばかり時間が過ぎていますので、早めに頂きましょう!」
 チータスが匂いに気付いたところで本題を思い出したアッベシは、既に準備を終えた食事場に急ぎ、手招きをした。
 そんなアッベシに向かって歩き出すチータスは、少しばかり意地悪な質問を思い付く。
「朝食の当番って誰だったの? ダーマンさん?」
「……あ、いや…」
「今回は私ですよ。ダーマンに比べて薄味と言われますが、栄養バランスには自信があります」
 答え難そうにするダーマンに代わり、スケクが答える。
 しかし、チータスはスケクに対しては無言の笑顔を返すに留まり、質問を続けた。
「じゃあ、材料の切り込みの方がダーマンさん?」
「…い、いえ…、違います…」
「そちらの今回の当番は私ですよ。ちょっと包丁さばきは自慢にならず、見た目は雑ですが、味には変化ありますまい。ご安心を」
 今度はにこやかにラウニーが代わって入った。
 ここでもチータスは笑顔だけを返し、更に質問を続ける。
「火の調整…ってヤツ? ソレしてたの? ダーマンさん?」
「……………(ドキドキ)」
「ダーマン殿の味付けが相当に気に入ったようで。ダーマン殿は城兵よりも調理人の方が合っていたのかも知れませんね」
 今度はアッベシが会話に混ざる。食事場に先に来ていたとはいえ、さほど離れていない距離だったので聞こえていたのだろう。
 馬車から僅かしか離れていない距離だったが、ここで再び5人が集結した事を確認すると、チータスは本題となる質問をした。
「あたしが馬車から顔出した時に、『でた!』って聞こえたの。…気のせいだったのかな? ダーマンさん?(にこにこ!)」
3人(聞こえてたか…)

 ネメス城に向けて出発2日目。それでも初めて見る事となった1回目の空は、清々しいまでの快晴だった。…ダーマンの心境を除いて。


《あとがき》

リセットボタン押したいなぁ。記憶を残したままで押したいなぁ。
これが叶うのであれば、文芸社経由で全国出版出来るんだよなぁ。
売れなくてもいい。カタチを作りたいなぁ。
ネット環境が気軽に揃えられない、少し前の時代に。
それが叶えばすんなり死ねるなぁ。


個人的の思い出ラーメン。
ベスト3?


1:味千ラーメンの味千ラーメン
熊本とかが本拠地だっけ? よくわからないが、白スープベースのなんかごちゃまぜラーメン。千の味があると説明があるが、とても千の味なんか思ってはいられない。
でも、なんか好きなんだよね。とはいえ、高校の頃に友人たちと入ったのを最後にそれっきりだけど。
いつも行きたいなぁ…とか思うけど、1人で食べに行くって苦手なんだよね。
初めて食べたのは小学生の頃。そう考えると30年以上続いている店なんだな。感慨深い。


2:珍来のチンジャオロース麺
試験運用として販売された一品。
唐辛子を練り込んだ特殊麺を使用したもので、ベースは醤油味だと思う。
上部に乗せられるチンジャオロースは普通のチンジャオロースなのだが、妙にマッチしていて試験運用中は結構な頻度で食べていた。
でも、多分店側に問題が発生したと思われ、そのメニューは無かった事に…。
何故って? チンジャオロース麺の値段は650円だったのだが、当時の珍来の価格設定はラーメンが380円、チンジャオロース単品が530円、目に見える合計は910円なり。その他、唐辛子入りの特殊麺…。採算が合う筈が無いわけだ。
消えた理由を知っている訳ではないが、きっとその辺が怪しい…。

3:個人中華店の麺系
これは贔屓かな? とはいえ、どうにもならないくらいに想い出の味だから仕方が無い。
幼馴染の父親を筆頭に家族で経営していた中華店の麺系全般だ。
というか、メニュー全てだ。
何かと一緒になって遊んでいると、時間が遅くなり、家族同然の扱いで夕食を頂いたっけ。
味がどうかと尋ねられれば、俺にとっては当たり前過ぎる味なので『普通』としか表現出来ないが、宴会シーズンは店が開かない頻度で予約で埋まっていたため、美味しい部類ではないかな?
少し前に道路拡張の影響で店は移転してしまい、それ以前に幼馴染が他界しているので付き合いそのものが無くなってしまったが、こればかりは一生忘れない味だろうな。
一位でもいいんだけど、それじゃ贔屓が過ぎると思われたため、控えめの3位。ちなみに、本当の3位は? と聞かれても、実は個人的な『味』は上記の味千ラーメンとチンジャオロース麺しかイメージに無いのだ。『美味しい』という意味では他の全てが一緒くたになっている。


そんでワースト3?

1:店名不明、チャーシュー自慢のラーメン店のラーメン
俺の住む県は茨城だが、そんな茨城の県庁がある辺りに展開するラーメン屋のラーメン。
麺がとにかく好きな同僚の足の向くままに一緒に入ったのだが…、なんだろう、1200円もするのに味が無い…。
麺好きはそういったモノを旨いと言って唸るのかな? なんて思ってみていると、見るからに謎めいた顔つきで食べていた。
…でも、実はそのラーメン屋、チャーシューがもっとものウリというお店だった。
そんな理由でチャーシュー単品を追加。1300円と、これまた高い。
2人で食べる。…やっぱり味が無いような…? 食感は間違いなくチャーシューだ。…でも、なんだコレ?
食べ終わった駐車場にて一言質問。
「美味しかった?」
「……………………マズイっ!!」
溜めに溜め込んだ怒声はご立腹そのもの。やっぱりね。
…でも、不思議とどの店舗も客は多かったんだよな。
味が売りじゃなくて、高値が売りだったのかな?


2:店名不明、豚骨専門店の豚骨ラーメン
豚骨ラーメンは好きなもので、迷ったらそこに走るという、俺個人の安全パイラーメンが豚骨な訳だが、随分と前から気になっていたのだが、一杯が1200円とか少々お高いので嫌煙していた。
そんなある日、パチ屋で2000円が100000円になったもので、たまにはいいかとご入店。
麺メニューの全ては豚骨一色で、そうでないのはビールとか餃子とかの麺から外れたものばかり。さすがは専門店。これぞ専門店。さぞかしトンコツってるんだろうなぁとウキウキだった。
しかし、この店、あんま客が入っている所を見た事が無く、どちらかというと従業員数の方が多い印象。今日も俺と仲間の2人きりが店に居る状態で、他の客は…。
…で、頼んだものが来た。早速食べてみる。
………………………コレ、塩じゃね?
俺も仲間も2口ほど食べて、きちんとお金払って出て、店の目の前のコンビニでサッポロ一番買って帰った。やっぱサッポロ一番が至高だよね。


3:店名不明、観光名所の喜多方ラーメン
福島といえば? それとも東北といえば? よくわからんが、北の方だと喜多方ラーメンだとか。個人的な拘りが無いのでラーメンはどれ食ってもラーメンだろうと思うのだが、人に言わせるとそうではないとか。
そんな理由で、福島方面の旅行中のとある昼食には喜多方ラーメン店を探しまわる事に。
まあ、名所なんだかそれが当たり前なんだか、『喜多方ラーメン』の文字をぶら下げる店はどこも満車なワケで、それぞれの観光客が目色を変えて旅行気分に至っているのが想像できる。
どこでもいいんじゃない? と、探す前から諦めている俺に、それじゃイケナイと仲間。
待つ事は互いに好きではないので、とにかく駐車場の空きがある喜多方ラーメン店を探すこと20分。ようやく発見。ココだけ店休日を思わせるガラガラっぷりだ。もはや嫌な予感しかしない。
そんで、まあ、これまでのいい思い出をまとめてガッカリ気分にして店を離れた訳だ。
どんな味だった? 申し訳ないが、あれは味とは言えない。観光名所という立地条件だけで生きているハズレ店だな。きっと。


まとめ。
俺が感じるマズイラーメンは700円以上だな。
そんで、一番美味しいと感じる値段が650円以下らしい。
いや、結果論だが。

それと、味が変化するだけで100円とか200円とか増すのって変じゃない?

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