エゴの横槍に気付く

エゴの横槍に気付く。

悩みが解決すれば苦しみが無くなると勘違いしますが、悩みが無くなって仕舞うとエゴはやる事が無くなり消滅する為、必死で悩みにしがみ付きます。悩みが解決しそうになると必死で抵抗し、残念ながら解決して仕舞うと、また新たな悩みを作り出しては大変だ大変だと騒ぎます。エゴは悩み大好き、苦しみ大好き、不幸大好きなので、宿主が貧乏で怪我や病気に苦しみ不幸にのたうち回る程に狂喜乱舞します。

貧乏で悩む人に「お金は引き寄せれば良いですよ」と言おうものなら全力でインチキだの詐欺だのと罵倒されるでしょう。貧乏で無くてはエゴが困るのです。だから絶対に豊かな話を受け入れようとはしません。
怪我や病気が治れば誰も自分に注目し心配してくれなくなり補償も得られなくなると思い込んでいるので、エゴは周囲の同情を引き損をしない為にどうにかして長引かせようとします。
若返って仕舞うと年齢のせいに出来ず自分の無能さに直面しエゴの虚栄心は粉砕されるので、何とかして「もうトシだから」「体が言う事を聞かない」などと宣い、若返りの方法を教えようものなら全力で否定されます。

エゴに振り回されていると気付く事です。気付けば不足だらけのエゴゲームは終了です。今まで、いかにエゴにエネルギーを搾取されていたか愕然とします。わざわざトラブルを作り出していたのだから疲れが取れない筈です。

エゴは３次元の幻想です。だからエゴが作り出す悩みもまた幻想なのです。怪我、病気、老化、死、その他有りもしない物を怖れてのたうち回っているのです。見えない敵と戦っているのでは無く、敵そのものが存在しないのです。一人芝居をしているだけだったのです。周りから見ればコントですが本人は辛いです。

ここですかさずエゴ登場で、貧乏なのは親の借金が原因だの遺伝性の病気で不治の病だの時間の経過には逆らえないだのと横槍を入れ、それを本当だと信じ込む為、現実化します。わざわざ親の借金を持ち出し、会った事も無い先祖に責任を押し付け、地球人の極端に短い寿命を正当化していかに自分が不幸かを自慢します。エゴの虚栄心を満たす常套手段です。

怪我も病気も幻想だと心底納得出来れば瞬時に消失します。聖典や言い伝えでは奇跡とされる神通力ですが、最初から怪我も病気も存在しなかったんだと漸く気付いただけの話です。老化も無くなるので数百歳の仙人が少年の姿で現れたりします。ここまで出来れば聖人ですが、物質界に囚われた状態では難しいです。大怪我を瞬間治療するには余程の訓練を積むか、さっさと病院へ行くかでしょう。私も救急車で搬送されたり３ケ月寝た切りになったり無一文になったり自殺未遂も経験しているので物質界の幻想がいかにリアルかは身に染みてます。だからこそ抜け出る必要が有るのです。エゴの幻想を本当だと思っている限り幻の世界が続きます。「ひょっとしたら自分が見ている世界は現実とは違うのかも」と、別の可能性を考えるだけで波動は変わり位相が推移します。

フェーズを変える事です。ベクトルなので１秒で出来ます。自分が焦点を当てた所へ向けて現実が後から付いてきます。常に自分がスタート地点なのです。「今ここ」が最も重要だと言われる理由です。