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2018年10月29日02:03

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《ネタ切れ》《階段 00〜02》《ちー+! 22》

《ネタ切れ》

毎日毎日何かがある方が変な話だけど、…まあ、ネタが無い。
日記ネタが…。
どうすっかなぁ?


《階段 00〜02》

と言う事で、自分の過去の記憶をシリーズ化?
単なる記憶紹介。『記憶力がある!』とは、昔から他人に驚かれる事だが、自分じゃ正直、判らない。
でも、さすがに歳か、ここ最近の記憶力というのがおぼつかないようで、わりと直近を忘れていたりする。
そんな事を気にしたボケ防止? みたいな感じ。

まあ、それぞれの名前だけを差し替えた完全な短編エッセイ。
見る人からすれば俺が誰だかバレるかも知れないが、まあ、だからと言って、どういった事も無いだろう。誰かの誹謗中傷は描く気も無いし。

サブタイトルの『階段』とは『年齢』とでも思ってくれ。
なので、次の数字がその対象の年齢だ。
という事で、本日は0歳〜2歳の思い出のお話。

…と言いたいところだが、あいにく、そんな頃は覚えてないなぁ。
いや、ぼんやりと覚えている事はあるのだが、年齢が一致しないという、困った記憶ばかりなのだ。

でもまあ、0歳から2歳の乳児同様の赤ちゃんが、記憶にある行動が取れるかと考えれば、なかなかの非現実さだもんな。1歳の子供が駄菓子屋に徒歩で赴き、『おばちゃん、これ下さい!』って、多分あり得ない。
だからこの辺の思い出は幼稚園に上がった3歳の頃からだと思うので、割愛…というより、後に回す事に決定。

そんな理由で『記憶』からイキナリ脱線した一枚の写真。
その写真には、生まれて間もない、でも、それでも既に目を開いた俺が、母の母乳を吸っている写真があった。
母は俺を見ているため後頭部だけの画であり、カメラのシャッターを押したのはたぶん父だろうと想像がつく。
一応、第一子の俺の赤ん坊姿なので、当然、妹はまだ存在しない。
もともと自営業の父が家に居る事は当時から少なく、後に知った遊び癖が祟っていたようで尚更自宅での滞在時間は少なかったようだが、そんな記憶や教えを否定するかのような、珍しくも家族が一か所に集まっていた写真という位置付けでもある一枚だ。

まあ、アレだな、結果的にこんな感じに育ってしまった俺なのだが、そんな俺でもヘンテコな期待が持たれていたというか、大切にされていたというか、…そんな時期が確かにあったんだな、って、変な反省を促す一枚でもある。

ちなみにカメラ目線の俺の目は、こんな目をしている。
『何撮ってんだよ!?』

いや、さすがに無いか。
カメラレンズを気にした、
『これナニ?』
みたいな感じだ。


《ちー+! 22》

第一章 勇者志願見習い(笑)2-7

【ベレーレルの村】

「チータス、外に出なさい。挨拶を…」
 玄関先からノルンの声が届いたのは、逃げる事とトイレとを天秤に掛けた結果、トイレを選んだチータスが用を足し終えた直後だった。
「えぇ〜…? 出なきゃダメなのぉ〜…?」
 僅かながらに備えていた緊張感をもトイレに流してしまったチータスは、すっかりいつもの口調に戻っている。だが、外で待つ両親の返事は返らず、きっと村人の多くが珍しい光景に野次馬化しているのだろう、そんなざわめきばかりが耳に届く。願う筈のない正念場の到来だ。
(やばいなぁ…。どうしよ…?)
 トイレに行っている場合ではなかった。…等と思いつつも、後の祭りである。いや、トイレに行かなかったとしても、考える事なんて大差ないとも理解はしていた。どんな理由があれ、今は逃げ出したい。…が、家を飛び出した所でこのざわめきだ。逃げ延びる事なんてきっと無理だろう。
(………………。あぁ…やだやだ)
 本当は発狂したい気持ちをそのままに声として表したいところだが、そうした所でどうにもならない事は理解しているし、呑気な両親をはじめ、村人全体が既に互いを理解する性格の存在なのだ。なにをやっても通用するわけが無い事など、同じ村人として生活してきた自分が良く知る部分だ。
「………(ぱり…)」
 チータスは景気付けのせんべいを一口かじり、口をもごもごさせながら玄関へと向かう事にした。…重い足取りで。

「おおっ! これは…女性にしておくのが勿体ないほどに…凛々しい顔立ちのお嬢さんですね! …いや、突然失礼いたしました。えー…、はじめまして…ですね。ネメス城よりお迎えに上がりました、レオトロンド・ラウニーと申します」
 まだ玄関を出てもいない段階だったが、どうやら出てくるのが遅いと感じたのか、迎えの使者らしき1人の城兵が玄関を上がろうとしていた態勢でそんな事を言う。
 こちらから姿を出したのは彼にとって…というよりも、両親の誤算だったのだろう。城兵の言葉の繋ぎは不自然で、自己紹介までの言葉も強引に繋ぎ合せた感があった。
「えー…はじめまして。…どうせアレでしょ? あたしがなかなか出て来なくて、お母さんかお父さんに代わりを任せられたとか。…じゃない?」
 自分たちの説得じゃらちが明かない…。そう感じた場合、周辺の人間を遣うのは隣近所の気が知れる仲とも言える、田舎の考えならではの話だ。そんな時の効果的な方法といえば、対象人物から見て遠ければ遠い存在ほど効果を発揮する。見知った相手ではわがままも出る場合があるため、面倒を避ける意味では『遠い存在の人物』は抜群に効果的なのだ。
今回で言えば、チータスにとって初対面である迎えの使者が遣われない筈が無い。
「いやいや、お察しが鋭いですね! さすがはかつての英雄の…」
「そーゆうのいいから。外行きましょ。…変な村の変な両親でごめんなさいね。いきなり変な扱いさせたみたいで…」
『実際、あたしも変な村育ちの変な人格なんだけどね…』
 今後、迎えからの離脱に先駆け、相手に不安を植え付ける意味合いの言葉を発しようとしたが、「そうですね!」と言い放ち、慌てたように玄関を出てしまう城兵に向かって言うタイミングを失ってしまった。不意に訪れた好機を見過ごした気分だ。

(うっわ〜………なにコレ??)
 玄関を出ると、思わず足がすくんでしまった。
 2台の馬車、合計5頭の馬、そして4人の城兵。…までは良かったが、その周囲に群がる村人の数が尋常ではなく、見慣れたキャラバン隊の比較ではない事がすぐに分かった。
「試練の年を前に、早くも名声を浴びているような光景ですね、勇者志願、チータス・レジエン殿。…改めまして―――」
一足先に玄関を出た城兵は周囲を見渡し、まんざらでもない笑顔で振り返ると続けた。
「―――ネメス城よりお迎えに上がりました、『レオトロンド・ラウニー』と申します。以後、お見知り置きを。私ごとで申し訳ありませんが、これでも王宮騎士団第三部隊特殊任務専行隊の長を務めておりますので、道中は安心して今後の行動方針でも考えておいて下されば結構です」
「あ…はぁ…(王宮…ダイサン…とくしゅ…?? 長い…)」
『レオトロンド・ラウニー』と名乗った人物に出された右手を取り、握手する裏でどうでもいい所に印象を強めるチータス。
 続いて残る城兵の3人もチータスに近付き、それぞれが簡単な自己紹介を始める。
「『スケク・ルナータ=レナラ』と言います。同じ女性同士、仲良くしましょう!」
「はぁ…」
「『ダーマン・デルティスタ』と言います。全ての危険は寄せ付けません! いつでもご安心を!」
「はぁ…」
「『アッベシ・ガインズ』、特殊伝令兵です。みんなには『あべし』と呼ばれています。チータス殿もどうぞ」
「はぁ…」


 それぞれが最大限の笑顔と共に声を放ち、それぞれに意気込みなんか存在しない返答で握手を交わすチータス。周囲にこの気持ちの温度差が伝わっているのか、そうでもないのか、握手を交わす度に村人の歓声が青空を貫いた。
(ああ…今すぐ布団にもぐりたい…)
群がる人々に目を移せば、ちゃっかりその中の背景と化している父親と母親が憎らしい。
(…不思議。…あの2人、…恨みそう…)


《あとがき》

ネタ切れと言っておいて何だが、今日は久々にピザ食べた。
いつもの店に買いに行ったのだが、これまであったソーセージピザが姿を消しており、代わってベーコンピザなる物が…。
初のお目見えにどちらを選ぶかに30分ほどウロウロしたが、結局はいつものマルゲリータに。
きっとこの先、3回ほどは30分ウロウロ脳内会議を開く事だろう。…そう、明日も…。


ずっと昔の写真は、その名の通り物言わぬ真実を写し出している。
幼い自分が母乳で育ったと聞かされてはいたものの、その記憶は全く無い。
というか、『母乳』と聞かされては『哺乳瓶』に憧れて駄々をこねた記憶があり、むしろそっちの方が印象に強かったりする。

そんな駄々も4歳以降の話であり、既に母乳も哺乳瓶も年齢的に遅い話だったのだが、『赤ちゃん=哺乳瓶』という方程式が成立していた安易な俺の脳みそでは、母乳のみで育った事実が非常に許せなかったのだ。

小さな赤ちゃんが無表情で哺乳瓶を両手のひらで押さえ、一生懸命『こきゅっ、こきゅっ』と飲む姿が最大の赤ちゃんの魅力なのではないのか!?
…当時の俺は、どこから仕入れた情報なのか判らんが、頑なにそんな事を思っていたのだ。

ともあれ、まあ、これは俺の中の叶わぬ永遠のテーマだな。いや、叶える事は可能だが、それ相応の度胸が…俺には無い。そして達成すれば、果てしない後悔を生みそうだ。

ちなみにこの『階段』は飛び飛びだと思う。

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