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2018年10月28日23:24

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「八雲さんは餌づけがしたい。」第6巻、買いましたよー・前編

「八雲さんは餌づけがしたい。」第6巻。
ぼくはマンガの発売日はあまり気にせず、店頭に並んで目についたら買うのが基本なんですが、八雲さんは「とらのあな」の購入特典である描き下ろし小冊子を1巻から集めてるので、どうしても発売日以降に手に入れることになってしまいます。
で、ようやく6巻入手しました(笑)。


このあとはあらすじとか感想とか、ネタバレ入ります。







★第37膳 お素麺パラダイス!!

実家に一時帰省したときに大量の素麺を押しつけられ、困惑する八雲さん。
べつに素麺がキライというわけではなく、毎年「量」に苦戦するのです。
女性の一人暮らしである以上それは仕方ないですが、今年の八雲さんには必殺兵器がある(笑)。
「他所(よそ)様の息子さんを掃除機みたいに言っちゃだめだわ」と反省する八雲さんだけど、掃除機は掃除機だからこれも仕方ない(笑)。


一応大和に確認したところ、何の問題もなくOKだったので、さっそく素麺のレシピもネットで調べる八雲さん。
その多彩さに一人盛り上がるが、「味より量」の大和は「全ゆで特盛り」でもかまわないんだけどなー、というのが本音(笑)。


とはいえ八雲さんが用意した多彩な「素麺料理」には大満足で(濃い味系には米を求めるほど(笑))、美味い上に量が食えてうれしい大和と、大量の素麺を消費できてうれしい八雲さんと、双方ご満悦のまま大団円(笑)。


と見せかけて、次の日に大和のお母さんから素麺が送られてきて、息子再出動決定でおわり(笑)。


★第38膳 DREAMING GIRL

今日も今日とて八雲さん宅で夕飯をごちそうになる大和。
ただし練習が遅くまであったため、食べ終わるころには午前様。
といっても大和の部屋はお隣なので、普通ならそれでも問題はなし。
だけど今回はちょっと問題が。
大和が自分の部屋の鍵をなくしてしまっていた。


おそらく部室に忘れてきたと思われる。
けれどこの時間では部室もとっくに閉まっている。
大家さんは(ご都合主義的に(笑))旅行中。
で、大和が導き出した解決策は「廊下(外)で寝る」(笑)。
自転車やバイクのツーリングで野宿をするって話はよく聞くし、しかも季節は夏。
だから本人が気にしないなら特に問題はなかったかもしれないが、これには八雲さんが仰天(笑)。
インドア派の女性には「信じられない!」ってレベルの話だろうからな(笑)。


そんな八雲さんが短く熟考した結果導き出した解決策は「ウチに泊まりなさい」というもので、これには大和の方が激しく動揺(笑)。
そらまあいくら朴念仁とはいえ、高一の男子が妙齢の女性の部屋で一緒に寝るとなれば、動揺せん方がおかしいわな(笑)。


この辺、「大和くんは安全」と思ってる八雲さんの方が危ないが、実際、マンガじゃなくても意外と安全かな、という気もしないでもない。
自分を基準にすると、いきなりこういう状況になって手を出せるような度胸も経験もないわ(笑)。
高校生当時はもちろん、今だってないんじゃないかと思う(笑)。
相手にその気があるというのが見えれば別かもしれないが、今回八雲さんにそういうつもりがまったくないというのは瞭然だし、だとすればよっぽどそーゆーのに慣れてる男じゃないと襲えない。
そのくらいたいていの男はヘタレなんじゃないかと思います(笑)。


とはいえ大和の方は意識しまくりなのもまた自然な話(笑)。
いつも八雲さんが入っているフロには意識しまくりだし、朴念仁とはいえ「八雲さんのフロ上がりを見たい」という程度のスケベ心はある(笑)。
隣の布団で八雲さんが寝てると思えば「眠れねえ〜〜」となるのも当然で、かーちゃんの顔を思い出して必死に寝ようとする。
で、ホントに寝る(笑)。さすがに部活終わりだからね(笑)。


ただ今回の話はここからが本番だったかもしれない。
夜中にふと目を覚ます八雲さん。
近眼の上、まだ半分以上眠っている頭で隣に男が寝ている――しかもそれが夫のパジャマを着ている(大和に貸した)のを見て、思わず跳ね起きつぶやいてしまう。
「あなっ…た…っ」
それが大和だとすぐに気づくけど、彼のパジャマ姿(正確には首から下(笑))に夫の面影を見て、少し布団を近づけ、その光景を眺めながら、いつにない幸せな気分でまた眠りにつく――


次の日の朝、大和より先に起きて朝食の用意をしている八雲さんはいつも通り。
普段は学校の寮で他の野球部員と一緒に朝食を食べている大和に「少し食べてく?」と尋ね、当然のように食べる大和。
ご飯山盛りも彼にとっては「ちょっと」ということで(笑)。
このあと寮でもフツーに朝飯大盛りで食べると思います(笑)。


★第39膳 ホントのキモチ

今回はルイちゃんのお話。
夏の大会中は大和の集中を乱したくないとおとなしくしていたルイちゃんだが、久しぶりにガッツリ勝負に出ることにする(笑)。
姉のランから譲ってもらったポルダリングの割引券をエサに大和を誘うと、スポーツ系で興味があったか少し考えた後、あっさりOK。
親友のリツコが幼なじみとキス(未遂)をしたとも聞き(実際はそんな艶っぽいものでも色っぽいものでもない(笑))、激しい焦りとともに自分も大和とキスをすると決意をあらたにする(笑)。


が、ルイちゃんは誰がどう見ても美少女なのに、どこか(特に大和に関しては)がズレている。
全然似合わない「エロかわいい」ファッションでデートへ行こうとうするのを姉のランに止められて、コーデやデートのポイントを伝授される。


このランさんは美容系の女子大生だけど、おそらく作中で一、二を争うほどできる人(笑)。
彼女自身が大和の幼なじみということもあり、相手のポイントも充分承知した対策を練れるのも強み。
デート当日は「自然体と男受けの融合」をテーマにした、ルイに似合う服で送り出し、「オシャレ&肉ガッツリ」でいけるカフェも教える。
実際、大和はカフェでの「ビッグミートプレート」なる「めっちゃ肉」の料理に目を輝かせ、ルイも姉に感謝し、この後のオシャレデートへの期待をふくらませる。


が、大和の食欲はそれをいとも簡単に粉砕する(笑)。
普通の人には「ガッツリ肉」でも大和には物足りず、それどころか食欲の呼び水になったようで、牛丼を買ってくると、道端で立ち食いをはじめる始末(笑)。
さらにポルダリングではルイをそっちのけでインストラクターのお兄さんと意気投合し、競技そのものに大熱中(笑)。
ルイの期待したオシャレデート(彼女の妄想もまたおかしいが(笑))とはかけ離れたものになってしまいました。


そして夕方、どこかの公園のベンチ。
おにぎり食べながらボケーっとする大和の隣で、ズンドコまで落ち込むルイちゃん。
自分にまったく女としての興味を示さない大和に、さすがにルイちゃんも心折れそうになるが、ここで大和がふと尋ねる。
「お前はもう野球やらないの?」
もともとルイは運動神経がよいことを知っている大和は、ポルダリングをしている彼女を見てそのことを再確認。
小学生まで一緒にプレーしていた彼は、そのことをちょっともったいないと感じたようです。


とはいえ大和に無理強いをするつもりはない。
ルイちゃんの方も、「やる野球」にはもう未練はない。
小学生のとき、自分のエラーで負けそうになった試合を「俺が点取ってくるから泣くな」と、自らのバットでホントにひっくり返してくれた大和に魅せられて以来、ルイの一番は野球から大和になったわけで。
そのことを再確認したルイちゃんは、やっぱり心折れず、これからも大和を追っかけ、支え、振り向かせることをあらたに誓う。
ラン姉ちゃんは帰りが遅い妹に、家で一人盛り上がるが、そういう雰囲気にはまだまだどーやってもならない二人、ということでおしまい(笑)。


それにしてもこれは惚れるな(笑)。
そんなん小学生でやらかすって、惚れるに決まってますやん(笑)。
こんなカッコいい有言実行、男でも惚れますやん、絶対(笑)。


実際、最終的にはルイは大和と一緒になるんじゃないかな、と個人的には思ってたりします。
これだけ野球に詳しく、大和に一途な子なんだから、いろんなズレを修正できて(笑)、真っ当に大和を支えられるようになったら、きっと大和もルイの貴重さに気づくはず。
それは甲子園へ行ったり、プロへあがったりしたときに、より強く実感できるはずだからね。


今んとこは、どれほど美少女でも大和にとっては見慣れた感はあるし(加えて大和はその辺に疎い朴念仁だし)、幼なじみで悪い意味で新鮮さは少なく、狎れもあるし、なにより突飛な奇行が多すぎる(笑)。
これじゃ大和じゃなくても「そーゆー気」にはなかなかならんわ(笑)。


★第40膳 アツアツ☆鉄板パーティー

大和の食事を作りはじめてから、一人暮らしの頃には必要なかった調理器具も増え、それらの収納場所に困るようになった八雲さん。
思い切って使わない物は捨てようと整理を始めますが、その中にホットプレートを発見する。
八雲さんが中学生の頃から使っている15年選手で、安全の面からもさすがにこれは捨てようと「引退式」を決意する。


「引退料理」は焼きそば。
スイッチ入れても熱が入るまで時間がかかったりするが(汗)、その間は大和にはボウルのようにデカい深皿に入れたサラダで間をつないでもらい(笑)、いよいよ調理開始。


実はぼく、焼きそばもうまく作れません(苦笑い)。
なんか野菜とそばをうまく混ぜられないんですよねー。
どうやっても分離したままというか(苦笑い)。
だから今度、八雲さん式のやり方でやってみようと思ってます(笑)。


大量の焼きそばができたところで、深皿に移し、マヨネーズをかけて大和へ。
食う(笑)。一口で、入れられるだけ、詰められるだけ頬張る(笑)。
お約束のように喉に詰まらせるが、大和曰く「もうこれ以上口に入んねーよってくらい詰め込みたくなる味」だそうで(笑)。
この感想に八雲さんは「ノリさん?」と小さくツッコんでたけど、とんねるずのノリさんのことかな。
ノリさんは「カレー週4でもいいな!」って人だからな(笑)。


第一陣完食で次を作ろうというとき、珍しく大和が「自分もやってみたい」と。
もちろん八雲さんに否やはなく、油をひくところからレクチャー。


そしてすべて完食。大和も満腹になり、引退式も終了。
捨てるのにと言いつつ、ホットプレートの思い出話をしながら最後まできれいに掃除する八雲さんに、大和は「俺が預かってもいいですか?」と提案。
「せっかくこんなウマい飯作れるのに、捨てちゃうのはなんかかわいそうだなと思って」
そんな大和に八雲さんもどこか感慨が湧き、感謝し、預けることに。


次の日、ネットで「災害に強いし便利」というホットプレートの長所をあらためて調べつつ、大和の少年らしい繊細なやさしさを思い出したか「かわいそうなんて、なんかかわいーの」と、バカにしたでなく、からかうようでそうでもない、どこかうれしげなやさしげな顔で笑う八雲さん、で終わり。


大和と知り合ってから、半ば興味、半ば義務感(?)からか、それまでの人生でほとんど接点がなかったであろう野球の知識を仕入れるようになった八雲さん。
「引退式」という発想や言葉のチョイスも、そこから来ているのかもしれないな。


★第41膳 さくらの収穫祭

今回は大和の妹、さくらちゃん回。
学校の行事で提携農家のところへ芋掘りへ行ったさくら。
たくさんサツマイモが掘れたことで八雲さんへおすそわけ。
もちろん兄の様子見も兼ねて。


八雲さんにしてみるとさくらは女の子だし、すごく懐いてくれてることもあって、大変かわいい存在。
来てもらうとうれしいだけで、料理を教えるのも楽しい。
サツマイモ料理は久しぶりに作るのでそれも楽しいが、どうしてこんなに長い間作ってなかったのか、ふと疑問に思います。


そんなこんなで兄帰宅。
いつもより早い帰宅ということで、おそらく練習が休みの月曜日なんでしょう。
ラインで来ると聞かされてはいたが、八雲さんの部屋にやっぱり妹がいることにやや顔面が固まる大和。
「なんだお前。ホントに芋届けに来たのか」
べつにダメっていうんじゃないし、怒ってるわけでもないけど、血縁者と外で会うのはなんか嫌というのはある(笑)。


妹の方は会いに来る立場なので、そういう兄の態度に怒る(笑)。
ついでにラインを既読スルーすることにも怒る(笑)。
そんなさくらをゾンザイになだめながら、妹がたびたびお邪魔して迷惑かけてることを兄の立場から謝る大和だが、八雲さんはある意味大和が来るよりうれしいから問題なし(笑)。


芋掘りはさくらの小学校の伝統行事で、毎年四年生が堀りに行くとのこと。
妹と同じ小学校出身の大和も当然経験があり、ここで少し妹と地元トーク(笑)。


そしてちゃぶ台に並べられたのは、これも当然ながら芋料理の数々(笑)。

・鶏と薩摩芋の甘辛炒め
・人参と薩摩芋のきんぴら
・薩摩芋ご飯
・じゃことネギの卵焼き
・海藻サラダ
・白菜のおつけもの
・わかめと玉ねぎのお味噌汁

芋だけでなく栄養と見た目のバランスも考えるところが料理好きの特性だね(笑)。


「いただきます」とともに食べ始める三人。
女性陣二人はサツマイモの甘さに目を輝かせ、箸が進む。
当然大和もとどこおりなく食べるが、少し反応が鈍い。
そのことに八雲さんは気づくが、「自分が掘ってきた芋(クラスで一番掘ったと先生にも誉められた)」+「自分が作った(手伝った)料理」+「兄と憧れのお姉さんと一緒の食事」と、テンションの上がる要素に事欠かないさくらは気づかず、兄におかわりを半ば強制するほど(笑)。
大和ももちろん断らず素直に妹に茶碗を渡し、変わらずいつも通りに食べ続ける。


食べ終わり、さくらを駅まで送る大和。
買い出しがあるということで、今日は八雲さんもついてゆく。
改札口での去り際、思い出したように母が日本に来るというのを兄に伝えるさくら。
ここで軽く前フリだ(笑)。


さくらもつつがなく帰ってゆくが、帰り道、八雲さんは気になってたことを大和に尋ねる。
「今日のご飯、ちょっと甘いなーと思ってなかった?」
男はサツマイモや栗を使った料理はあまり好きではないイメージだったことを、亡夫の好みから思い出した八雲さん。
大和はちょっと考えるけど正直に答える。
「嫌いではないけどおやつみたいだなって」
そのことに気づかなかったのを謝る八雲さんだけど、大和は「うまかったし、さくらもハシャいでたんでいーです」とのこと。


自分が一人っ子だったこともあってか八雲さん、大和がお兄ちゃんらしいところを見せると妙にうれしそうになる(笑)。
「おにーちゃんじゃん」とからかいつつ、照れる大和には夜食にガッツリスタミナ丼を作ってあげることを約束して、おわり。
(練習がない月曜は夕食が早く、夜になると大和のハラが減るため夜食も作るのです)




長くて全文入らなかったため二つに分けます(照)。前編はここまで!
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