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2018年10月28日18:54

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小説「神様の跡つぎ きみと過ごした奇跡の夏」安東あや

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あらすじ
鎌倉の鈴の山神社の息子・伊吹は短気で喧嘩っぱやい。
俺は跡継ぎの器でないと、十年前に神隠しに遭った優秀な弟を待ち続け、頑なに跡継ぎを拒んでいる。
跡継ぎの儀式が迫り焦る伊吹の前に、弟の行方を知るらしき《神様の跡継ぎ》と名乗る美青年が突然現れる。
「弟の行方を知りたければ、神様修行を手伝え」という彼に連れ回され、知人を訪ねたり、神社の仕事を手伝う内に伊吹にも変化が生まれ・・・・・・。

頑なだった青年の心の変化が丁寧に描かれている。
こういう作風は嫌いじゃない、寧ろ好きの部類に入る。
心の機微を上手くこの作者は書いているな、と思った。
中々泣ける作品であった。
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