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2018年10月24日21:06

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水曜クビクビ日記521:デス・ウィッシュ

治安悪化が進むシカゴ。ノース病院の救急外科医ポール・カージーは、ある日人生最大の悲劇に見舞われる。自身の勤務中自宅に四人の賊が入り、妻を殺害、娘に重傷を負わせ逃亡したのだ。その後、警察の捜査は一向に進展せず、ただ辛い日々を送るだけのカージーだったが、偶然にも拳銃を手に入れたことで自警活動にのめり込むように…


「デス・ウィッシュ」。ブルース・ウィリスの映画です。

以下、ネタバレよさらば


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「狼よさらば」のリメイクでございます。オリジナルと比較すると、2つの大きな改変点に気がつきますな。1つめは「当事者への復讐」。オリジナルでは、妻子を襲ったクソ共(中には無名時代のジェフ・ゴールドブラムが!)に直接復讐は果たさないんですよ。あくまで自警活動に生きがいを見出していくという展開。本作も前半は自警活動をしていますが、後半は自警じゃなくて復讐モードです。2つめは、「カージーの職業」。オリジナルは建築士でした。ブロンソンが建築士に見えるかどうかは置いておいて(笑)、暴力素人というのが新鮮でしたね。デス・ウィッシュのほうは医者ですが、この改変は色々遊びや工夫ができてナイスな変更でした。タイトル前、ブルースが警官を救えず「手は尽くした」というセリフを口にしますが、これが自分自身に返ってくるという中盤のシーンは巧かったですね。ERだから銃やフード付きパーカーを入手できるという設定もナイスでした。暴力素人が銃に慣れるためにYouTubeを利用するのも今日的で面白かったですね。奥様はケーキ作るのに最初は本で、結局タブレットに頼ろうと娘を二階に行かせてました。今の時代の「あるある」ですね。ちなみに「狼の処刑宣告」のケビン・ベーコンは本で銃の扱いを学んでいました。

イーライ・ロスが、カージーさんをホラーキャラクター的というか「狂った人」というニュアンスで描いているのも良かったポイント。微笑みデブ改め弟フランクがカージーの留守宅に入るシーン。地下室に入った時のあの荒れ具合。坐骨神経にブレーキ液かけるという行為(医学部じゃ教わりませんよ、念のため)。こういうスタンスは、オリジナルには無かったですね。

ま、とりあえず観て損はない一本。カージーの娘よりは銃砲店のベサニー嬢のほうが好みなmackでした(^_^)
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