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2018年10月23日00:33

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《やるじゃん、Minnesota Mining & Manufacturing Co.》《リアル100万円入ったら、なにするるる??》《ちー+! 17》

《やるじゃん、Minnesota Mining & Manufacturing Co.》

日本でも馴染みの会社。より強力な接着剤の開発に出来上がった失敗作がポストイットの開発に繋がり、大成功の結果を生み出した事はある方面で超有名な話だ。やるべき事をきちんと行ってさえいれば、それ以上の業務を科される事の無い、アジア系とは異なる体質の組織形態。余った時間で読書もしてみるもんですなぁ。

ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング社。代表的な製品は接着剤、粘着剤だが、そんな製造・開発元はご存知『3M社』だ。
日本社員では自社の正式名称を覚える事も一苦労と謳われ続け、面倒だから頭文字を取った現在の会社名というエピソードもあるが、そんな事はどうでもいい。
この会社発の製品にちょっぴり魅了されてしまった。

その名も『スコッチブライトバスシャインすごい鏡磨き(ストロング)』というモノ。
俺んちの鏡、水垢に支配されてしまっていて早10年となり、どんなに磨いてもぜんぜん落ちてくれなくて、いつの間にか諦めていたんだよね。

で、昨日ジョイフルに行って見付けたもんで、モニター宣伝を100%真に受けたわけではないが、それでも50%程度で購入してみたわけだ。980円…案外高い。

半信半疑とはこの事か。鏡の水垢が綺麗に落ちた話ってなかなかなくて、まあ、ちょっとでも落ちてくれれば儲けもんかな? くらいの気持ちでいざ、ゴシゴシ!




…すげえ…。




まあ、『1年以上の水垢には』というストロングさんなので、10年以上の水垢を完全に落とすには至らないけど、使用開始後1年経過…くらいの汚れ度合いにはなってしまった…。
久々に感動したなぁ…。そんで、やけくそでヤスリとか使わなくて良かったなぁ…。


《リアル100万円入ったら、なにするるる??》

休憩中、同僚にメッセージが入る。
ロト7で100万円当たったとか。厳密には100万と7000円らしい。
感想。
『よくそんな事、知らせられるなぁ…』

羨ましいとか、そんな話の前に、同僚の友人の身を案じてしまう。

でも、いいなぁ。俺は当たらないんだよなぁ。…買ってないけど。

同僚が俺に尋ねる。
『どうします?』

いや、どうするって、俺知らんし、おまえの友人なんか…。
まあ、でも、実際当たった人間の挙動は気になるので…質問させる。
『とりあえず、その100万で何するつもりか聞いてみ?』

同僚、打ち込む。メッセージを。ポチポチ…。
『それでどうすんの?』

待っていたかのような即返信。
『わかんねぇから、とりあえず自販でコーラ買った。後で考える』


………まあ、そんなもんだろうなぁ。欲しい欲しいとは思っても、実際手に入れるとどうしていいのかが分からなくなるもんだ。…と思う。

俺も取り敢えずで自販向かいたい。永遠に無さそうだけど。


《ちー+! 17》

第一章 勇者志願見習い(笑)2-2

【ベレーレルの村】

「ねぇー…、本当にやるのぉー…? 勇者志願ごっこぉー…」
 廊下で立ち話も妙だからと、エマの提案で居間に移動中の2人。薄暗い場所で深い話をするよりも、明るい場所の方が同じ内容でも多少は聴き映えが変わるといったエマの配慮だった。
「『ごっこ』じゃなくて、勇者志願そのものでしょ? ちぃちゃんの小さかった頃の夢がようやく動き始めるのよ? 今さら行きたくないなんて、国を敵に回すようなものなのよ?」
 チータスの問い掛けに対し、サラリと怖い言葉を混ぜ込むエマ。しかも、前回否定した時には『城を敵に回す』と表現したが、今回は『国』と、その範囲が拡大されている。
「それにしても…、この袋、重くない?」
「そうねぇ…、見た目以上だったわねぇ…」
 ちなみに冒険者手荷物一式はトイレに行く際に邪魔というチータスの言葉で、今は2人で紐を引っ張りながらの移動中である。この時点でこの袋の中に入っている装備一式がチータスには合っていない話となるわけだが、2人がその事に気付く様子は無い。

 やがて2人が目的地の居間に到達すると、チータスよりも早く紐を手放したエマがテーブル前に腰を降ろし、「ちぃちゃんもそっちに座って」とチータスを向いて促しつつ、慣れた感じでせんべいを手にする。
(この人は本当にせんべいが好きだな)
 内心でそんな事を思いつつ、チータスは促されたままに向かい側に腰を降ろした。…せんべいの入った皿が自分に近いのが何となく気になる。
「いい? あの装備品はね、若い頃、英雄に憧れて外の世界を歩き回った時の名残なの。見た目は古いけど使い込まれているから、ちぃちゃんにもすぐに馴染むと思うの」
 頃合いを見計らう事の無い話の切り出しだったが、予想外の言い出しに内心でチータスは驚いた。自分の母親がかつて冒険していたとは初耳だったのだ。
「あの頃のお父さんは輝いていたわ…」
「…なんだ、お父さんの話か」
 順番を間違えた言葉の繋げ方に思わず呆れた反応を返してしまう。父親のノルンが過去に冒険した事があったという話も初めて耳にしたが、まるで自分自身の思い出のような話し始めと比較すれば、どことなしに『やっぱりな』と思えてならなかった。
 本題の切り出しでも考えているのだろうか、それとも自分が知る事の無い過去の父親の姿でも思い出しているのだろうか、エマは黙って天井を見上げて何かに思いふける時間を挟み、それからせんべいを口にした。
「昔はね…(ぱりっ)」

 父親のノルンが現在のチータスと同じような年齢の頃、ネメス王国には現在に備わる『試練の年』は存在しなかったようだ。
 そのためか、人は成長しても広い世界に興味が湧かず、多くは生まれ育った地域で一生を過ごす事が一般的な話だったという。
 生まれた地域以外に興味を示すきっかけがあるとすれば、その多くは来訪者の存在を知った時だが、どれだけ事実に基づいた話を聞かされても、その多くは個人のイメージする世界に留まったようだ。
今でこそ当たり前に見えるキャラバン隊への参加買出しに関してもメンバーを集めるとなると、その扱いは何かの罰に対する埋め合わせ要素が強かったという。
 そのくらいに外の世界に興味を持たない生活が自然であり普通だったため、敢えて世界を知る必要はなく、同時に教える必要も全く無かった。
 そういった理由からノルンのように外の世界に興味を示す人物は、時に『気違い趣向』の持ち主に思われる事もあったようで、言うまでも無く嫌われる側に属する事になる。
 嫌われる理由の一つとしては、外を知らない人物にとっての『外での暮らし』に対する一方的な野蛮なイメージが色濃かったというのがそれとなる。
『日夜獣を追い回し、草木をかじり、好んでモンスターと交戦し、屋根も壁も無い場所での毎日の野宿。体を洗う場所も無ければ交友関係も無い』
 勝手極まるマイナスイメージの塊と言ってしまえばそれまでだが、そういったイメージが『普通』と表現される人々の『外への興味』を拒否する要因となっていたのだ。
 では、誰もが外の世界に興味を持たないかと言われれば、実はそんな事も無い。
 特に若年層には同じ毎日の繰り返しに『飽き』を覚える時期がどうしても存在し、血気盛んな時期に当たる男性の間では冗談ながらに話題に持ち上がる事は別に不思議な話ではない。ただ、風習とも表現されるように習わしに備わる意識が外に対する興味を遠ざけ、個々の期間は異なっても、いずれ興味を失う…と言うよりは、忘れてしまうのが通常という話に過ぎない。
ノルンはそんな『血気盛んな時期』に、自我を抑える事が出来ずに外に飛び出す事を宣言した1人だったのだ。
 声高に未知への冒険を謳う事で仲間を募ったノルンに与えられた結末とは、ある意味で悲惨だった。
 会話の中で同行を示した仲間のほとんどは怖じ気付き、考え直し、そして家族に反対された。
しかし、それは裏切り行為ではなく、根付く風習がそうさせるものだと理解したノルンは単身でベレーレルを後にする。

結論から言えば、外の世界は非情でしかなかった。
そもそも村での生活知識以外では何も情報を持たないままの冒険であったため、装備がまるで無かった事にも何の疑問を持つ事も無かったノルンは、早速、冒険初日の深夜に盗賊に襲われる事になる。
しかし、冒険者の心得すらも知らなかったノルンの所持品は限りなく無に近く、所持品ばかりか金銭も持ち合わせていない状態だった。結果的に盗賊側が呆れてしまい無傷で解放されるという、ある種の伝説を作り上げてしまったのだ。
解放されたノルンは次の朝にはベレーレルに舞い戻る羽目となった。
無知識にして冒険を叫び、盗賊に襲われ、殺されるどころか無条件解放を食らい、おまけに1日でとんぼ返りといった、普通なら笑われ者になること必至の結果だったが、外の世界を何も知らない村人にとってはそんな話でも十分な刺激となったようだ。
外への情熱を捨てる事の無いノルンに同行を志願する人物が出現するには長い時間を必要とせず、以後、徐々にではあるが周辺探索のエリアが拡大し、それまでは指揮者によって往復に大きな時間差が生じた魔法都市ペナ・リノとベレーレルの移動に関しても、地図を完成させる事により安定した日数で往復する事への貢献に繋がったという。
また、ひと昔前では見る事も珍しかったキャラバン隊が、こうして定期的に姿を現すようになったのも、一説ではノルンのような徒歩の冒険者を気にして追ってきた結果、村の存在に気付いたという話もある。
特定地域の中だけで生涯を終える生活習慣は多くの集落に存在した事実であり、予てから王国の問題として『王国全体の知識共有』は悲願の一つだった。
『試練の年』の導入はその頃の意向としてはやや強引にも思えた内容ではあったが、全ての民の知識拡大への意識付けの一環として執行されたものであり、わざわざ城に赴き国王に謁見する行為に関しても、そんな知識を育てる意味が含まれていた。
 一説では『試練の年』導入に至る決定的理由が『辺境からの来客、ノルン・レジエン一行』と囁かれているが、その辺は定かではない。
 一方で当の本人はと言うと、以後しばらくは村の仲間と共にネメス王国の各地をあても無く歩き回り、少なくはない地方集落との関係を築くに至っていたという。ただし、その話もノルンの若かりし頃の話であり、今現在の繋がりは不明である。


「…という流れで、今のベレーレルがあるのよねぇ(ぱり…)」
 せんべい片手のエマは、遥か遠くを眺めるようにした目線を天井から離す事無いままに、これらの話を終了した。
「ふーん…」
 ひとしきりの話を聞き終え、一応は一つ一つに相槌を打っていたチータスも足を崩す。
そして思った。
(けっきょく、肝心の装備の話は出てこなかったなぁ…)


《あとがき》

3M製品『バスシャイン スコッチ・ブライト 汚れ落ちのよい! すごい鏡磨き ストロング』でもう1つ驚いた事があった。

それは『説明書』だ。

普通、説明書となると様々な制約や、本来の効果を発揮するために必要な手順などが記載され、悪く言えば会社の損失になるような『うっかりユーザー』の行為の全てに対し、予め予防線を張るようなものだのだが、当然ながら内容が凝縮され、例えば1枚のシート状の説明書であっても両面にびっしりと細かい文字が並んでいるものだ。

しかし、この『(略―すごい鏡磨き―略)、説明書も凄い。どう凄い? 全ての文字をここに書けるくらい短い!

『↑ こちらのシートのツルツルした面で磨きます《罫線》(説明書)JV-0290-2693-5』

以上! わざわざシート状に『(説明書)』と記載しなければ、説明書と理解されないような潔良過ぎた簡潔さ。裏面は真っ白。
当然、商品パッケージ裏にはよくある説明や注意等が記載されているが、それにしてもこの説明書はウケタ。相当に自信を持った商品か、相当にどうでも良い商品枠という2択に迫られたような商品だな。


同僚友人の100万円ヒット。出来れば俺であって欲しかった。いや、買っていないものが当たればビックリだが。
そういや『ロト6』でなら、俺も当て損ねた事あったんだよなぁ。単身赴任中に。200円が54万だっけかな?
引っ越し直後で地域情報が全く無かった1週間だけくじを買い損ねたんだが、そんな時に限ってなんだよね。自分の番号がヒットするのって。
まあ、しゃーねぇか…と、諦めたが、あの頃は54万って2カ月働きゃ充分なお釣りが来すぎた職務だったからなぁ。正直、あんまり気にならなかった。

それよか気になったのは、当時の同僚。俺と同じ理由でくじを買い損ねていたが、こちらは800万オーバーだった。ミニロトだっけかな?

…まあ、健気に笑っていたが、ソートーな落ち込みだったなぁ…。
もし俺だったら…発狂しそう。…いや、きっとする!

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