小説「双孔堂の殺人」周木律

あらすじ
二重鍵状の館、"Double Torus ( ダブル・トーラス)"。
警察庁キャリア、宮司司は放浪の数学者、十和田只人に会うため、そこへ向かう。
だが彼を待っていたのは二つの密室殺人と容疑者となった十和田の姿だった。

何故十和田が容疑者に？そこが引っ掛かった。
殺した覚えはないのに、客観的事実に基づきであるが。
十和田の推理が冴え、ボタンの掛け違いによる悲劇だったことが後に分かる。
終盤の展開に驚愕。
数学って奥が深いなぁ。