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2018年10月17日02:34

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《消費税》《ちー+! 11》

《消費税》

この前、税金の日記を書いたと思った矢先、早速過ぎる消費税アップ確定のお話ですか。

平成4年、消費税導入が確定していた頃から話題には上がっていたが、やっぱり『慣れ』なんだろうね、と、思う。

『気付けば…』なんて、さすがに思わない増税だが、それにしてもとことん庶民に牙を向けたがるお偉いさんだ。てか、かじられてる。

かつての深夜税金や物品税の固定10%の頃だと、生活環境下、比較的裕福な分野からしか捻出できなかった税金だったが、消費税は形態が全く異なり、裕福だろうが極貧だろうが関係無しに徴収される事になる。
税の徴収に食品が関わる以上、深夜税や物品税の比較ではないだろうね。深夜・物品さえも3%が必然的に手に入るのだから、2種の7%オフは鼻くそ程度の話だろう。何せ、必要と感じなければ高額商品を購入しなければいいのだから。一般家庭で月に一度、テレビや冷蔵庫を買い替える話は聞いた事がなく、深夜税金にしても、当時は深夜に営業する店そのものが少なかった。それこそ、駅周辺や都心部だけの話だ。

でも、消費税は違う。日夜24時間、老若男女問わず、どんな条件下にも有無言わさず、自動的に徴収される。高値だろうが安値だろうが3%は3%だ。

でも、問題発生。3%値引きが標準化の店が出現。
消費税はあくまで確定金額からの3%だから、消えた金額からは徴収できない。そして予想した徴収額に対して程遠い。そりゃ、日本全体の店が揃って同じようなコトすりゃドデカイ差に繋がるわな。…じゃあ、税率を上げちゃおう。

という話があったかどうかは知らんが、日本人の性格ってそんなもの。
思うように事が運ばなければ、思った理想を強引にでも実現する。いやはや、日本の指揮者らしい。
ひと昔を振り返っても何も変わらない。
不作で自分たちの食料もままならない農民からでも無理に年貢を奪い取る。単身にして素手の相手に複数人が武装してのお出迎え。作り手を殺して誰が年貢を作る? って話だ。

それでも年貢を拒んだ農民は殺され、年貢を収めた農民は飢餓による共食い、そして多くの死。そんで年貢の定量に届かないと判断すれば、農民狩り。

『年貢』が『税金』と、表現が変わっただけで実際問題何も変わっていない。
それでも今の日本は未納税者を切り殺す事は無い。その理由というのが、金が掛かるからなのか面倒なのかは分からないが、生殺しにするだけ。バッサリその場で切り殺してあげない分、もっと酷い事になっている。
そして税金は時間を問わず、『購入』というよりも『金を払った』時点で発生するからもっとタチが悪い。散髪して税金って、なに消費したの? もしかして理容師のハサミや櫛? ならば俺は理容師に税金払うぜ?


資金の無い人は食うものも食えず、淡々と流れる時間の中で徐々に意識を遠退かせている事だろう。
一部では資金難ではなく食糧難になっているという事だ。そんで厄介なのがネット社会。周囲の家庭状況なんてまるで興味ない。助け合いが発生する筈もなく、それ以前に気付かない。「お隣さん、引っ越したんじゃなくて死んでたの?」って話が多過ぎる。でも理解出来る。

いつかのニュースで観た見出し。

『現代日本で餓死者発生!! 様々な援助・支援運動がある中で何故!?』

確かこんなんだったと思う。10年くらい前かな? まあ、今でもある話だと思う。というか、増えた話だと思う。
内容は母子家庭で、母親と小さな女の子が2人、揃って餓死していたところを発見されたような話だと思った。ほとんどミイラ状態だが、死んで新しい死体がネタとして良かったんだろうな、って感じた。

キャスター陣や警察インタビュー、法律家や専門家たちの見解は実に綺麗で巧みなやり取りだった。
総合的には
『緊急を感じたら最寄りの相談室に赴くなり、電話するなりしてまず相談を』
と言いたかったのだろうが、食うにも困るほど、ミイラになるほど飢餓状態の家庭に『電話』はあるのだろうか? 回線は? 料金は払えている?
簡単に赴けとは言うが、その移動手段…の前に、赴くべき場所を理解しているかどうかが疑問であり、母親が先に他界していた場合は?
いちばん興味深かったのは『隣近所に助けを求めよう』という表現が一切無く、『困ったら警察署に』というフレーズもなかった所だな。あの時の出演者はみんな知ってたんだよ。誰もが面倒事を持ち込んで喜ぶ奴はいないって事を。そして一時の救援ならともかく、場合によってはお互いに生涯通しての厄介事になる可能性が高いという事を。


何も消費税がこの家族をそうしたとは思わないが、『生きる』という為の最低限の行為に条件を付けるやり方は納得いかない。…と個人的に思う。

家は無くとも野宿は出来る。子孫は残せなくても自分が死ぬわけではない。衣服はそれに代わるものがそこらじゅうにある。
それでも食わない事には生きていけない。
その食う事に対しての消費税という条件の付加は…。

加工品とまでは言わないが、キャベツや生肉などの『食の素材』、それと調味料くらいは免税してあげようよ。生きてもらうためにさ。
…で、タバコや酒、外食など、あってもいいが、生きる上でどうしても必要…というものでもないもののアレコレの税金をズゲンと上げちゃえばいいのよ。俺はきっと不満に思うだろうが。ニュージーランドを見習って、行っとく? 一箱5000円。
機械関連なんか、少し前の液晶ビジョンじゃないけど、一定の時間が経過したら使用不能にしちゃえばいいんだよ。特にガスや火を使うモノ。使用期限を設定し、その間の保証にすりゃみんな納得するんじゃないのかな?
何よりも忘れた頃の事故が抑えられる。しかも回転する。人口に見合った安定した税金も入り、国もむやみに善人ヅラして無い金を他国にばら撒いたり出来なくなる。
他人を助ける前に、まずは身内からだ。

………ま、ダメだな。他人の目色を伺いヘコヘコするのも日本人の得意技だからな。

消費税10%…。
払えないヤツは死ねって言ってるね。
まあ、平等っちゃ平等だけど。

一生懸命税金についてを講じる連中って、きっと自分の小遣いというものが無くて、買い物なんかしないんだろうな。言えば出てくるというか…。


《ちー+! 11》

第一章 チータス・レジエン1-10

【ベレーレルの村】

「そういえばさ、『アルダの宿』ってどこにあるか分かるかな? たまにしか来ないせいか、毎回探しちゃうんだよね」
 間もなくチータスの家に近付く頃、周囲を窺っていたアキが声を上げる。
「え? アルダさんち?」
「知り合いなのかい? この村の宿だったよね?」
 聞き返すチータスだったが、アキの言葉で理解した。
 アキは今晩、この村で一泊すると言っていたが、アルダの宿がそのアテだったらしい。
 しかし、当のアルダ本人が高齢となり跡継ぎも存在しなかったため、去年の半ば頃に看板を取り下げている事をアキは知らなかったようだ。
「うわぁ、失敗した。下調べしとくんだったなぁ。…森の中でもう一泊決め込んだ方が良かったかな…」
 簡単に説明をするとアキはすぐに理解したようだが、理解はしても泊まる当てを失った事には変わりがなく、当然ながら困り出したようだ。森や平原でのキャンプはともかく、人が行き交う村内部での野宿は冒険者でも勇気が必要らしい。
「あの…、もし良かったら、わたしの家に来ます? そろそろ引っ越す予定があって、幾つかの部屋はもう空いているんですけど…」
 どう反応して良いのか考える中、先に気を遣ったのはナルミだった。
しかし、ナルミは一部嘘をついていた。
ナルミの家族は偶然にも長期間留守にする事になった知り合いの家を借りて生活をしていたのだが、もともと几帳面というか心配症というか、そんな性格の両親が使用する部屋を必要最低限に留めており、使用しない部屋への出入りは簡単な掃除と換気に限られるものとチータスは聞かされていたのだ。
 恐らくナルミは使用されていない部屋の提供を考えているのだろう。これまでのアキを見る限り、彼女が悪さをするとは考え難いものがあるが、それはあくまで行動を共にした2人だから行き着く予想に過ぎない。事実がどうあれ家が借り物である以上、ナルミの両親はあまり良い顔が出来ないだろう。
「その前に報酬。順番飛ばすと忘れちゃいそうだよ」
 チータスは話の路線をいったんずらし、さっさと自宅へと再度出発した。

 チータスの生まれ育った家は村のちょうど中央に位置した。
村の中央に住居が存在する意味合いは英雄伝説に何も関係がなく、かつての英雄である『エイディル・レジエン』が気まぐれに建てた位置が偶然にもこことなっただけであり、当時の英雄に憧れた人物がエイディル・レジエンを取り巻くような形で次々と各々の住居を構えた結果、この住居が中央に位置付いたに過ぎない。
家の外見にも見所というものが無く、言ってみれば周囲に散見される農家とほぼ変わりがない作りだった。チータス個人の感想としては、何も変わらない単なるボロ屋であり、何度も改修を繰り返した築600年の風化しか感じられない家との事だ。隣に存在する馬小屋の方が、よほど人が住むに適した建物にさえ見える。
「ただいまー」
「あら、お帰り。なんだか遅くなかった?」
 チータスの声に反応し、家の奥から母親の『エマ』が姿を現す。いつもの帰宅時間から大幅に遅くなった帰り時間を気にしていたような言葉だが、だからと言って何か動きを見せる様子もないのは、この村が平和であるが故の象徴なのかも知れない。
 チータスは一連の流れを大まかに説明し、助けられたその見返りという事で銅貨を催促し、ついでに宿代わりとなりそうな場所も尋ねるが、エマは個人的に感謝の意を伝えたいとの事で直接アキと話し合う事になった。
「はじめまして、冒険者さんのアキさん…だったかしら? ばか娘チータスの母親です」
「え…? は? はい! あ、はじめまして…です…」
 唐突の挨拶にやや引き気味のアキは、エマの一方的な感謝にどう対応して良いのかが分からないらしく、それまで見せる事の無かった救いの目線をチータスとナルミに向けているようだった。
 しかし、チータスもナルミも初めて見る冒険者と、そんな彼女への感謝を述べるエマのやり取りに興味津々であり、また、これまで見せる事の無かったアキのしどろもどろの対応がおかしく思え、気付けば一方的に眺める事に必死になっていた。
 ただ、気になる事はといえば、どうやら本日のアキの寝処をエマが用意する運びとなっているようで、チータス個人的には自室のひっ散らかり方を思い出し、余計な問題を抱えそうな結果に…。


 話はとんとん拍子…というよりも、やはりというか、一方的なエマの押し切りでアキはチータス宅に泊まる事に決定していた。エマは今現在、夕食の支度で右往左往しているが、突然の来客に貸し出す空き部屋の清掃に躍起にならねばと妙に張り切っている。
「いやぁ、助けたつもりが助けられちゃったなぁ」
 宿屋でもないのに知らない家に上がり込む事に抵抗を感じるのか、アキは庭に突っ立ったまま照れ臭そうに言った。
「気にしないで下さい。何もお構いできませんけど」
 他人行儀な態度でナルミは言うが、この言葉は本来チータスが言うべき言葉である。
「ちぃ、悪いけどこれ、あとでちぃのお母さんに返しておいてくれないかな?」
 そう言って小さな袋から銀貨を4枚取り出すアキ。
「なにこれ?」
「貰った報酬だよ」
「あれ? 銅貨5枚じゃなかったっけ?」
「いやさ、同じ事言ったんだけど、気が済まなかったらしくて無理やりポケットに押し込まれたんだ。仕方なしに頂いたつもりだったけど、まさかこんなに貰ったとは…。食を頂いて寝る所まで借りる話になっちゃったから、なんだか悪くてさ…」
 うーんと悩むアキ。そんな姿を見ると、どちらかというと悪印象の強い冒険者に対してのイメージが良い意味で崩れてしまうが、これはこれで悪くないとチータスは思った。
「報酬目的で動く冒険者の言葉じゃないよ。『ラッキー!』くらいの感じで済ませちゃえばいいじゃん! ポケットに戻しちゃえ!」
「そうよ。貰える時に貰っておかなきゃ。ちぃなんか『どうぞ』って言う前にお菓子に手を出しちゃうんだから。それで『予備』とか言って、必要以上に多く持って行っちゃうんだから」
 たまにチータスに加勢をするようで実はそうではないナルミ。そして言い返す事の出来ないチータス。
「いっ…たぁい!」
 そしてまた尻をつねられるナルミ。
「うーん…」
 アキは納得できない様だったが、結局は2人にも押し切られる形で銀貨を小袋に戻していた。


 夜も間近に迫り、ナルミは自宅に戻っていた。アキには強引に居間に上がってもらい、そろそろ出来上がる夕食を雑談交じりに待っている所である。
 話す内容といえば他愛もない事がほとんどだったが、それでも村周辺しか知らないチータスにとってはアキの言葉のどれもが新鮮に感じられ、同時に斬新だった。
 やがて、出来上がった夕食が運び込まれると知ると、珍しくチータスも自ら台所と居間の往復を開始するが、取り皿の量が妙に多い事が気になる。
 何回か居間に足を運ぶ度に、アキが夕食のおかずのそれぞれを皿に持っている姿が見えた。
 そしていよいよ夕食、という時になって、アキが盆を両手に席を立つ。
「それでは、食と寝場所を借ります…」
 一瞬、チータスにはその言葉の意味が理解出来なかった。
「本当にいいの? 部屋ならあるのに…」
 テーブルに座ったエマが念を押すように声を掛ける。
「何も気にする必要は無い。お連れの方の布団だってあるんだ」
 続く父親の『ノルン・レジエン』。
 父親のノルンの言葉で思い出したが、アキには『連れ』と表現する仲間がいた事を思い出した。妙に多い取り皿はアキ本人とその仲間の分を意味していたのだ。盆には全て2人前の皿が並べられていた。
「ねぇアキ、どうするの?」
 ナルミとの行動とは異なる、自分が妹になったかのような錯覚に陥るような、そんな言葉遣いが思わず出てしまう。
 出逢って間が無いとはいえ、これまでに見なかったチータスの態度に嬉しい意味での困惑を覚えるが、やはり優先すべきは自分の仲間と思い直すと、アキはやんわりと断った。
「んー、ごめんね、ちぃ。ユー…、あ、『ユーニィ』っていう仲間の名前なんだけどね、彼女は少々人付き合いが苦手でね、ひとりで野宿も可哀想だから、隣の馬小屋を寝場所として借りる事にしたんだよ」
「ええぇー!?」
 寝泊まりの場所が馬小屋とは予想外で驚いたが、これで引き下がるチータスでもない。
「…寒いよ。凍えちゃうかもよ?」
「馬小屋には沢山の藁があるでしょ? 普段から外をふらついているから、それだけでも十分なんだよ。風も通らないし」
 夜の寒さを利用しての誘導は通用しないらしい。
(じゃあ…、次の手…)
「お風呂入っても、すぐ汚れちゃうじゃん」
 女心を突いた誘いに切り替える。…が、アキは照れ臭そうにこう返す。
「私は冒険者だよ。いつでも風呂にありつける身分じゃないんだよ。今日、こうして入れただけでもスッキリだよ!」
 最後に元気な声を張り上げるアキに対し、それでも納得するわけにいかない思いのチータス。そうじゃないのだ。さっきは『一緒に寝る事になったらどうしよう?』とは確かに考えたが、話すうちに色々とアキに対する親密感が出てしまったのだ。
(なるほど、そう来たか。…そうだよな)
 一部でアキの立場を理解しつつも、チータスは切り札となるセリフを吐きだす事にした。仮に立場が逆だった場合、そう言われれば、少なくとも自分なら考え直すと思ったのだ。
「それじゃ、失礼しま…」
「ウンコだらけだよ…」
 ぽそっと…、しかしはっきりとした口調をアキに向ける。
「……………え?」
 やんわりとした笑顔を維持したアキの表情が凍り付く。…成功か? そう思うと右手が拳になり、力が込められる。
 …が、しかし。
「こらチータス、バカを言うな」
 思わぬ横槍だった。どことなく呆れつつも、やはり予想外の言葉だったのだろうか、少しばかり赤面した父親のノルンが言葉短く否定する。
「はは…、ドキッとしたなぁ…」
 隠しきれない焦りを含めた言葉を残し、その後は何も言わずアキは馬小屋に向かって玄関を出てしまった。
「あ〜あ…、行っちゃった。お父さんのバカ!」
 アキの後ろ姿が闇に消えると、チータスはそう言って夕食に手を出し始めた。
「そんな事も言われてもなぁ、肯定できんだろ、あんな言葉…」
 チータスの内心は理解しているつもりだが、それでもそう言うしかなかったノルンは釈然としないまま、無反応に徹するチータスを気にしつつもおかずに手を出し始めた。


《あとがき》

税金を取られるのは、まぁ仕方がないが、それをどんどん国に使われ、『一人頭の借金は…』とか言う押し付け情報は本当に要らない。
勝手に奪われ勝手に使われ勝手に計算され勝手に重要問題って…。
算数に従順な園児に『0以下はダメなんだよ』って教えて、その子たちに資金を管理してもらった方がまだマシそうだ。

つーか、もともと赤字なんだから、援助している場合じゃないだろう。他国の人間守る前に自国の人間守れ。

国会議事堂のご立派な机や椅子も売り払って、会議机とパイプ椅子で話し合え。維持費を押さえろ。自分たちで掃除しろ。全て率先しろ。指揮者・指導者らしく。

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