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2018年10月14日13:39

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摂理

オプジーボ、専門家らが危機感
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5329933


 話は記事とは全く関係はないけれど、がん細胞と人類は似ていると常々感じているので覚書として。


 自然、というものがあるとして、太陽地球月重力空大地海風雨森鳥獣虫魚菌、太陽に沿って従うように均衡を保つ形ですべてが存在する。人間もその中にかつてはいたのかもしれない。命も食べ物も太陽に完全に依存した形。願ってもかなわない欲求については覚悟をもってその現実に沿っていく。

 余剰を手に入れることに成功した人間は、木を燃やす、石炭を燃やす、石油を燃やす、核燃料を熱に変える、とにかく太陽以外の熱を利用して願ってもかなわなかった欲求を満たすことを手に入れた。そしていつしかその熱を前提とした命と食べ物を土台にその数を増やし生活の形も進化させてきた。本来死ぬ時に死ぬこともなく、熱に支えられた分だけ増えるに増え続ける。そんな環境に生きている。個人を尊重して権利を守ることを勝ち取り豊かな生活を手に入れて社会的な思考を発展させて、人間にとって都合のいい状況を選択し続けるのだ。個人の夢や欲望は熱によって支えられて成り立っている。そして、能力を発展させて技術を磨いて競争をして時代と日々を送る。楽しいやり取りで楽しませてくれるラジオも、プロスポーツ選手も、学問とその果てにある研究も、毎日の食事も、家族と行く旅行も、余剰に支えられて存在するものなのだ。そしてそれらを望む心も。

 気が付けば我々の暮らしはそんな太陽以外の熱に乗っかる形で安心と安全と快適さの中で働いて利益を獲得して人生を送ることになっている。そして人類に都合のよい熱が何百年と地表を温め続けた結果気候が変化して来ている現状。

 一人ひとりにとってみればなんてことはない、日常、なのである。

 今もし、何らかの不具合が生じて人工的な熱源がなくなると、そのために生きることができなくなる人が亡くなっていく。余剰によって支えられている分の人々の命は消えてなくなる。太陽分の人口しか生きられなくなるのは、摂理、である。

 いまだに多くの野生の生き物たちは太陽に沿う形で存続しているように見えるけど、人間文明の影響力がないとは言えないはず。人間以外にも太陽以外の人工的な熱に依存して生きている生き物は多いんだろう。自然というのは文明を内包しているから。


 均衡に関係なく爆発的に増える、ということと、熱量分は増え続けるっていうところががん細胞と人類はよく似ているとそう思うのだ。滅びるときはもろとも滅びるっていうところももしかしたら同じなのかも、、。

 

 
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