mixiユーザー(id:65260562)

2018年10月12日14:14

90 view

先日TVで女医が言っていた話です。

自分達が入試の際、差を感じていたとの事。
ただ、医師は体力勝負の部分もあり、頷ける部分もあるとか。
公平な話に拘るのであれば、入試科目に体力測定も加えれば良いとの事。
また、別の番組では、やはり女医が言っていたのは、現行制度で公平な入試を行った場合、日本の医者は、眼科と皮膚科ばかりになるとか。

公平、平等とは?

と言う話になるのですが、何の下に平等で公平なのかという話を考える必要があるのかも知れません。
技能職を育成する専門機関の入学条件は、その技能職に求められている事を満たす事が必須だと思います。
パイロットであれば、視力が求められ、今はどうだか知りませんが、宇宙飛行士であれば歯の治療の有無がありました。

「学ぶ」という部分のみを抽出するのであれば、機会の平等は必要で、その判定基準はそれを学ぶに値する基礎学力の有無だけで良いのでしょう。
そこに性別の違いを求めるのは、「差別」に相当すると思います。
ただ、求められる部分に「体力」があった場合、どうなのか?という話です。
判定基準に「体力」の項目が無く、その判定基準を性別に求めたところに問題があるわけですよね。

そこを論ずることなく、単に適切か不適切化という話をするのは、事がここに至ればそれこそ「不適切」な話なのかと。

不正は不正なのでしょけど、そこにそれを行う理由があったのであれば、それを論じたうえで、適正な方法を検討していく必要があるのではないのでしょうか。
その議論が置き去りになり、学業としてのみ平等な制度になってしまえば、それこそ件の医師が懸念している眼科と皮膚科ばかりの国になってしまいませんかね?
また、仮に体力が必須なのであれば、受験科目に体力測定が入るのが本来の公平な試験制度足り得るのであれば、それが無いのは、ある意味不公平な制度と言わざるを得ないのではないのでしょうか。

1次試験 筆記
2次試験 体力測定

その一方で、体力を必要としない部分を希望する人達からすれば、体力測定が入る事である意味不公平な制度になってしまう可能性もあるわけです。
問題が浮き彫りになったのであれば、表面をさらうだけではなく問題の根幹に迫る形で、判断が進むことを願う次第です。



■他の医学部でも不適切入試の疑い 東京医大問題で国調査
(朝日新聞デジタル - 10月12日 05:35)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5327654

 東京医科大の不正入試問題を受け、文部科学省が全国81大学の医学部医学科を対象に実施している調査で、他の大学でも不適切な入試が疑われるケースがあったことが、関係者への取材でわかった。文科省は引き続き大学側に説明や資料提出を求めており、月内に最終結果を公表する方針だ。


 文科省幹部が起訴された汚職事件をきっかけに、東京医科大では一部の受験生の点数が加算され、女子や浪人回数の多い男子が一律に不利な扱いを受けていたことが発覚した。文科省はこれを受けて他大学についても調査を開始し、男女別の合格率や、受験生によって合否判定に差をつけていないかなどについて回答を求めていた。


 9月に公表した中間報告では、多くの大学で男子の合格率が女子を上回り、過去6年間の平均では男子の合格率が女子の約1・2倍だったことが判明。また、年齢別では主に1浪が多い19歳の合格率が最も高く、20歳以上になると合格率が下がる傾向も明らかになった。ただ、東京医科大を除く大学からは、「不当に扱いに差をつけた」との回答はなかったという。


 関係者によると、文科省が個別に大学に聞き取り調査を進めたところ、不適切な入試が疑われる事例があることが発覚したという。文科省はさらに説明や資料の提出を求め、事実確認を進めている。(矢島大輔、増谷文生)


朝日新聞デジタルで読む
朝日新聞デジタル
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する