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2018年10月10日16:03

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想像力と創造力

読書感想文に読解力は不要。
そもそもが間違ってませんか?

何を書かせたいのか分かっていると言いながら、その実何もわかっていません。
感動しないのが感想なら、何で感動できないのかを書けば良いんですよ。
ただ、頭が悪すぎるから、

つまらないので、感動できませんでした。

多分、この程度しか書けないのでしょ?
伝記を読んで読書感想文を書くにあたり、あらすじを知っている有名な人を選んだ時点で失敗しているのですが、恐らく何故それが失敗なのかも理解できないとお思います。
読書感想文自体を理解していないようですから。

これ、テストじゃないんですよね。
だから、正解なんて無いし、多分学校の成績にも影響しないんですよ。
ただ、馬鹿発見機ではありますので、それを学校側が見て潜在的な馬鹿を炙り出すための宿題なんです。

取り合えず題材には、あまり知らない人の伝記を選ぶ。

これ、鉄則ですよ?
知らないからこそ、些細な事で感動できる可能性があるんですよ。
最悪、知らないからこそ粗筋だけ書いて終わらせる事も出来るんですよ?
要は読んで感じた事を書けば良いだなので、有名じゃ無ければ書き方は腐るほどあると思うんですよね。

・似たような経歴の人と比較し、どちらが自分にとって優れた人物像なのか。
・今まで知らなかった事実を軸に、何故知らなかったのか、知ってどうするのかを書き連ねる。
・読み終わった後、頭に残っているエピソードを3つ位選択し、読後に印象に残った事と題して、その部分の粗筋と感想を少々付け加える。

本を読んで、学校側が何を言わせたいのかを考える、読み取るのが読解力?

馬鹿の見本のような人ですよね。
学校が言わせたい事なんて無いんですよ。
あれば、成績に影響されますよ?
敢えて言うなら、精神鑑定ですよ、読書感想文なんて。

何故、乳幼児向けの本が絵本なのか?という話からですよ。
知識が極端に少ない子供に言葉で伝えても意味が分からないんですよね。
だから、そこを絵で補ってあげるために絵が必要なるので、絵本なんです。
絵本から入って、挿絵の本になり、挿絵が少なくなり、文字だけの本になる訳ですが、挿絵が少なると、書いてある文章の光景を想像するしかなくなるわけですよ。
想像はゼロからは生まれないわけで、知らない事に行きあたった時にどうするのか?と言うのが大切なんですよね。
広大な海を想像出来る程の知識があれば良いのですが、池を見て広大な海が想像出来る程の頭があれば良いのですが、それが残念なのであれば、見せてあげるしかないでしょ?
ネズミの王国通いをする暇があったら、子供が読んでいる本の光景を見せに連れて行ってあげる方が、よっぽど子供の為になりますよ。

そうやって、知らない事を調べて確認していく事で知識が広がり好奇心が刺激され、得る知識の幅、深さが出て来るんだと思うんですよね。
そうやって得た知識を生かすのが想像力で、それから何かを生み出す力が創造力んだんだと思いますよ。

本を読まない人が増えた、読書離れと言われていますが、単に本を読む訓練をしていないからですよ。
そりゃ、本を読むのに本を読ませる誰かの意図を考えていたら、読む気にもなれないでしょ?w

因みに私は、ガリバー旅行記は絵本から始まり、翻訳本に至るまでに5種類程読んでいます。
最初に翻訳本を手にしたのは、中学生位だったでしょうかね。
その時点では、何を言っているのかさっぱりで、最後までたどり着いていないんですよね。
その次に手にしたのは、高校生だったでしょうか。
一応、最後まで読みましたが、つまらないという感想しか持たなかった記憶があります。
社会人になって、数回読んでいますが、非常に面白く考えさせられる本だという認識に変わっています。

人とは何なのか。

4つの国を通して、それを問うているわけですよ、ガリバー旅行記は。
読み方感じ方は、人それぞれですが、そういう読み方もあるという話です。

野口英世は、幾らでも感想文掛けるんですけどね?
片手が使えなかったのは、小さい頃だけで、大人になって手術をして不自由なのでしょうけど使えるようになっています。
ウィルスの発見で有名になりましたが、結論から言うと、当時の機材ではウィルスは見る事が出来ず、野口英世が発見したのは、黄熱病のウィルスではなく寄生虫だったというオチがあります。
ただ、発見した物が違っていても功績は色あせる事無い話で、多くの人の命を救い今に至るわけですが、何故?という所を掘り下げるだけでも、宿題の原稿用紙の枚数では足りないはずなんですよね。

起承転結は基本ですが、絶対の原則ではありません。
起承結でも十分なんですよ。

起=話お起こり。何で以下の事を書くのかと言う触り。
承=本文。文章が苦手なら、箇条書きにすれば良いんです。
結=承を受けての結論。

これで文章の体裁は保てるんですけどね。

文中では、お偉い方々が、読書によって培われる能力は懐疑的という話を書いていますが、お偉い方々が、偉くなる過程で、何冊の本を読んだのか?と言う話と、今の子が読んでいる本の冊数は?という話がゴッソリ抜け落ちていますよね。

私は、小中高の時にマンガを含めて年間100冊以上は読んでいました。
社会に出てからは、200冊前後は読んでいます。
ここ数年は、量が落ちていますが、それでも週2〜3冊は読んでいます。

高校以降は、電車移動が多くなりましたので比例して読書時間の確保がしやすく、読む冊数も増えましたが、そういう話ですよ。

本を読むのは何のため?

そこの議論が置き去りになっていると思うんですよね。

本を読むのは、知的好奇心を満足させるためです。

読解力や文章力を鍛えたり、論理的思考力を養ったりとか、そんなつまらない目的なんかじゃないですよ?
それは、別の所で鍛えたり養ったりするもので、それがあるから、読書が楽しめるだけの話ですよ。
勉強なんて出来なくても、本を楽しく読める知性があれば、そちらの方がよっぽど豊かな人生が送れると思いますよ。




■夏休みの「読書感想文」が読書嫌いを加速? 驚きの調査結果も
(AERA dot. - 10月10日 11:32)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=5324769

 8月、メルカリの「宿題代行出品禁止」が話題となった。その代表格でもある読書感想文に、夏休みの終わりまで苦しめられる親子は多い。本嫌いを加速させる側面さえ指摘されるなか、いったい何のために書かなければならないのか。

*  *  *
 小学5年生の息子を持つ東京都内在住の母親(45)は、夏の終わりに頭を抱えていた。悩みの種は、「夏休みの読書感想文」だ。

 学校からは「好きな伝記を選んで書け」と言われ、野口英世の本を選んだ。だが、1枚半の原稿用紙が全く埋まらない。

 ようやく書けたのは「僕がこの本を読んで一番、びっくりしたのは野口英世が子供の頃、囲炉裏に落ちて、火傷(やけど)を負ってしまったことです。以上で僕の感想文を終わりにします。」という4行の文章だけだった。

 すぐに「このままではだめだ」と思った。しかし息子は、英世が医学博士になるくだりは全く感動しなかったと言っている。実のところ、自分もそんなに感動はしなかった。だが、大人がこの本を読ませて、何を言わせたいのかはわかっている。

 でも、それが“読解力”というものなのか?

「結局、感想文は半分だけ書いて出しました。四コマ漫画を例に出して、『起承転結が大事だよ』って教えたんですが、あんまりピンと来なかったみたいで……。夏休みの最後まで書けずに、2人で悩んでいましたね」

 この母親のように、毎年子どもの読書感想文に悩まされる親は多い。AERAネットのアンケートにも、「あらすじを書くだけで、感想文になっていないのでどうしようかと思った」(静岡、56歳男性)、「面白かった、良かった、という感想くらいしか思いつかないようで、3ページ以上も書けずに困っていた」(島根、40歳女性)、「アドバイスしても、子どもはどんどん機嫌が悪くなるし、かと言って自分が書くわけにもいかないし……」(埼玉、44歳女性)といった声が寄せられた。

 そもそも読書感想文は、いつからどんな目的で始まったのか。

 20年以上にわたり学校現場を取材してきた教育ジャーナリストの佐藤明彦さん(45)は、「読書感想文は、もともと国が書くように定めたわけではなく、学校の自主的な取り組みとして始められたものです」と話す。

「宿題として課されるようになったのは、1950年代前半から。戦後、教材が自由に選べるようになり、学校図書館の整備も進められました。それに伴い多くの学校で、子どもが好きな本を読んで感想を書く取り組みが行われるようになったんです」

 実は、定期テストや家庭訪問、通知表といった取り組みも、自然発生的に生まれたという。

「学校にはこうした『昔からやっているから』という理由で、今も続けられている制度がたくさん残っています」(佐藤さん)

 もちろん、読書感想文をやる“お題目”はある。よく言われるのは、読書習慣を身につけさせること。その上で、読解力や文章力、さらには論理的思考力を養いたいという狙いもある。

 ただ、「そうした能力を子どもに身につけさせる上で、はたして読書感想文が有効なのかはわからない」と佐藤さんは語る。

「例えば、2015年に経済協力開発機構(OECD)が実施した学力調査の結果を見ても、日本の子どもは読解力が弱い。感想文のほか朝読書など、様々な形で努力はしていますが、成果が出ているのかは未知数です」

 実際、読書習慣も身についているとは言い難い。今年2月発表の、全国大学生活協同組合連合会が全国の国公立・私立の学生約1万人に行った調査によれば、1日の読書時間が「ゼロ」と答えた学生は53.1%で、半数を上回った。

 読書感想文については、子どもが興味を持ちづらい本を「課題図書」に指定し読ませることで、むしろ読書嫌いを加速させているといった指摘さえある。

「課題図書を指定する学校は、全体の2割ほどで多くはありません。ただ問題は、本を読むことを宿題として強制することで、読書の面白味を子どもが感じられなくなる点にあるのでは」

(ライター・澤田憲)

※AERA 2018年10月15日号より抜粋

【おすすめ記事】子も親も夏休み最大の苦行「読書感想文」 原稿用紙を埋めるコツは読後の“おしゃべり”


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