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2018年10月08日21:39

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土曜ギリギリ(本当は月曜当直明け)日記318:響シスター イコライザー

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本日の一本目、「響」。



文学における天賦の才能を持つ鮎喰響が新人文学賞を獲り、さらに芥川賞直木賞のWノミネートを果たして…という青春ドラマ。

以下、ネタバレ家になる方法。

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坂関係には疎いので、主演の平手ナントカさんのことは全く存じ上げていませんでした。この方、美形すぎず絶妙な怖さと可愛さを出していて良かったんじゃないでしょうか。平手どころか顔蹴りや指折りまで見せてくれて、なかなか面白い。韓国映画みたいだったよ。
響の個性が、最大の武器となる作品だったかなと思いました。この子、はっきり言って病気ですけど、周囲の人間たちを動かして成長させる不思議な魅力があります。生態をずっと追いかけたい気持ちにさせてくれました。
脇で言うと、アヤカ・ウィルソンに感嘆。なんでしょう、あの万人に好かれる笑顔を見せながら毒を孕んだ雰囲気。パコと魔法の絵本の子が、凄いキャパシティを持った女優に成長していました。柳楽優弥の危険な感じもいいし、小栗旬のハングリー感もなかなか。原稿打ってる時の小栗旬、全くマバタキしないんですよ。あの演技はさすがです。ラスト近く、響と小栗旬の出会いが出来過ぎじゃないのもポイント。響がお使いで買い物に行くとき、工事作業員の小栗旬とすれ違いますよね。つまり二人の生活圏が近いと示してくれているんですよ。だから踏切で出会うのに無理がない。細かいけど、そういうとこにも気を配っているのが嬉しいですね。というわけで、オチも含めて悪くない一本でした。唯一難癖つけるなら、動物園のシーン。あそこでの響は明るすぎて、素の平手さんのように見えてしまった気が。まぁ、平手さんのことは何1つ知らないんですが(笑)




1952年ルーマニア。山奥のカルタ修道院で1人のシスターが首吊り自殺を遂げた。自殺はカトリック最大の罪である。バチカンは調査のため、異常現象専門家のバーク神父と見習いシスター・アイリーンを派遣。2人は現地の農夫フレンチーの道案内でカルタ修道院にたどり着くのだが…


「死霊館のシスター」。死霊館ユニバースの最新作。

以下、ネタバレ館のシスター

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典型的おばけ屋敷映画です。「アイリーン、うしろ!」な展開もあります(笑)。「あー怖かった、びっくりした」だけの映画ですな。死霊館独特の懐かしい味のするオカルトホラー演出ではなく、あまりにベタな古典を見せられている感じ。唾吐きが魔除になっているのが伏線で、アイリーンがアレを唾吐きするのが唯一のナイスポイント。あと、ラストの無理矢理な死霊館本線への繋げ方。「死霊館3」で決着つけるのか、そもそも3を作るのか?それだけが気になって、正直中身はどうでもいいやと(笑)



ボストンでタクシー運転手として暮らすマッコールさん。殺人機械として生きてきた人生を償うために、知り合った人々を守り、彼らを傷つける悪を成敗し続けている。そんな彼の元に、昔の上司で親友だったスーザンが殺されたという報らせが入る。マッコールは直ちに犯人たちを見つけ出すため調査を始めるが…

「イコライザー2」。言わずと知れた、デンゼル/フークワのタッグ作。

以下、「ネタバレする」と「ネタバレするだろう」は別物だ。

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本筋であるスーザン殺害事件と敵との対決よりも、サイドストーリー…姉と生き別れたユダヤ老人や、黒人マイルズとの触れ合いに胸が熱くなりました。アクションそのものは凡庸で、特にフレッシュさは無し。んで、このイコライザー2と私が比較したいのは「ダーティハリー2」です。

割とこれ、ハリー2と似てるんですよ。一作目では誰とも触れあわなかったマッコールのキャラを肉付けしていく小エピソードの羅列→友の死→同業者との対決。この流れ、ハリー2と一緒なんです。ハリー2は、敵(白バイ警官隊)の動機の部分が核なので、ハリーも対決する際に一抹の寂しさを覚えるんですね。しかしイコライザー2では敵は純然たる悪として存在するのでマッコールは全く容赦無し。その辺り、ドラマが薄っぺらく感じましたね。仮にも元仲間ですよ。もう少し感情が湧くでしょうよ。単なる勧善懲悪に落としてきているのが、本作の残念ポイントと言えるかな。ビル・プルマンをどこで降ろしたんだ問題や、ブリュッセルの夫婦はなぜ殺された問題など、描かれてなくて気になっちゃうとこもチラホラ。フークワさん、今回は外したかもね。
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