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2018年10月07日20:30

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『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』

先日、久々に午前十時の映画祭に行ってきました。今年は黒澤作品を2作品観ただけで、、『グリース』、『トップガン』など青春時代に観た映画を見逃したのは残念です。
今回はぜひ観たいと思っていたスウェーデン映画『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』です。

舞台は1950年代のスウェーデン、病弱の母と兄と暮らすイングマルは自分の不幸を宇宙船乗せられて死んだライカ犬よりもましだと考えます。母の負担を軽くするため親戚に預けられ、そこで一風変わった大人や男の子のふりをしている女の子と出会います。

主人公を演じるイングマルを演じる少年の表情が素晴らしく、彼は映画中では女性に人気がありますがとてもわかるような気がします。イングマルが母の病気が悪化したり愛犬を失うような不幸に直面しますが、もっと不幸なライカ犬のことを想い、そのことにやり過ごす姿がたまりません。
この映画の公開は1988年、札幌の劇場で観たことを覚えています。当時は少年イングマル目線で私と観ていましたが、今回は彼のまわりの変な大人の目線になっていました。本当に懐かしい作品でした。

1989年出版の大高宏雄・稲葉まり子「ミニシアターをよろしく」によると、この作品はミニシアターブームだった1989年に東京のシャンテ・シネでの公開で、当時はあの『ベルリン、天使の詩』の初日入場者数を上回る大ヒット作品だったそうです(『ベルリン、天使の詩』は30週上映の大々ヒット)。
この作品を観て、当時のミニシアターブームに思いをはせています。


写真左:午前十時の映画祭の宣伝から
写真中:大高宏雄・稲葉まり子「ミニシアターをよろしく」
写真右:「ミニシアターをよろしく」から札幌にあったミニシアターJABB70HALLの新聞広告、インパクトがあります
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