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2018年10月05日22:30

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「晩夏・稲の花」句 & 10/7(日)句会募集

10月7日(日) 10時30分より
西郷山公園にて『吟行会』開催します!
俳句を作ってくる必要がない気楽な人気企画です。
はじめての方もこの機会に一度ご参加ください。
公園散策しながら季語を獲得しつつ、
季節を言葉でスケッチ(作句)していきましょう。

●10:30に事務所前集合。
(初めて参加される方にはメールにておしらせします)
●参加費:¥1,000
※10/6(土)までにメールください。
皆様のご参加お待ちしております。 
★季語は吟行中にお知らせしていきます。

※現在の天気予報は、晴れのち曇り 30度の夏日となってます。

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11月の俳句会は、11/17(土) 13:30より
兼題は
ダイヤ「大根干す(懸大根・掛大根・干大根)」
ダイヤ「七五三」の二題です。

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9月の俳句です。
兼題「晩夏」「稲の花」 事務所にて

スニーカーの白さ戻らぬ晩夏かな
晩夏かな自由研究取り組む子 
明け方にくさめひとつす晩夏かな
ゴミ箱に入り切らない晩夏光 
二メートルおきに死と会う晩夏かな
またひとりになりて晩夏の帰り道
次はいつと尋ねてしまふ晩夏の夜
口々にまた来年と晩夏かな
母校へと続く坂道稲の花    里沙

行く季節とどめおきたし晩夏光
床に腹つけ猫眠る晩夏かな
引っ越しの車去りゆく晩夏かな
晩夏光海面すすむ雲の影
遠去かる友の自転車稲の花
稲の花揺らして風の音近し
ランニングの野球部の列稲の花  薫

野球くじ賭け金払う晩夏かな
戯れに友の背を打つ稲の花
酔客に座布団掛ける晩夏かな
円盤の光に揺れる稲の花
月光を稲の花のみ浴びてをり
田舎道幽霊寂し稲の花
嵐過ぎ木戸に絵を描く稲の花  みつを

通り雨晩夏の匂ひいよよ増す
晩夏光母の痩せた手照らしけり
生きがたし晩夏光背に呟けり
時は過ぎ苦渋残りて晩夏の夜
誰気づく我が豊かさよ稲の花
そよそよと風の賜物(たまもの)稲の花
風まかせ皆の祈りや稲の花   こまねこ

猫の額学童農園稲の花
弥生人寿ぎの唄稲の花
大地より輪舞曲賜はる稲の花
ただ一日群舞乱舞や稲の花
稲の花無数の個性飛び交ひつ
敗れけり球児のグラブ晩夏光
突堤に人影二つ晩夏光
ざわめきの残る浜辺や晩夏光
貝殻を拾ひし浜辺晩夏光     雅昭

水色のシャツが気後れする晩夏
感想文手直しする父晩夏
走ろうか父の誘いにのる晩夏  ようこ

風下に頭並べて稲の花
稲の花花弁探して旅に出づ
稲の花落ちて漂う旅烏
宿題も熱波も止まず晩夏かな
星澄むも熱気うねりて晩夏かな
袖触れる多生の縁か稲の花
実るほど頭垂れよと稲の花   f検定

しわしわの母の手触れる晩夏かな
山の風下り来て揺らす稲の花
晩夏過ぎツクツクボウシ声消えて
稲の花冷たい水の光映え
走る子らかげらう追ひ抜く晩夏かな
午後のカフェ窓開け放つ晩夏かな
夕暮れの晩夏の空を友と見る  ちゃーりー

昔日の恥の赤さや晩夏光
稲の花豪雨の中に目覚めけり
子どもらの声なき公園晩夏光
田の水やくちぼそ走る稲の花
稲の花夕べの色に溶けてをり
晩夏光記憶の底の回旋塔
青刺せり薩摩切子の晩夏光   ヨッシー

晩夏光軍鶏の炯眼衰へず
晩夏光浅間妙義の薄墨に
柱時計秒針刻む晩夏かな
稲の花北越秘境いま熾り(さかり)
一茶の郷蕎麦の花野を展べにけり
祝(ほが)い酒豊穣祈る稲の花
母のごとし命育む稲の花    霧海先生

豆腐屋の仕事昼まで稲の花
ごはん粒つぶつぶ咲くよ稲の花
あまりにも長き晩夏を生きており
今一度海へと走る晩夏かな
迫り来るジョーズの如き晩夏かな
稲の花モールス信号打つ如く
白き靴足右左稲の花
バルタン星人ハサミ開けば稲の花
じっくりと目を凝らし見て稲の花
白ごまや花に見えざる稲の花
海まばら胸しんしんと晩夏光
晩夏光過ぎ去りしもの懐かしむ サンダル

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