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2018年10月02日22:29

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宇喜多直家

 宇喜多直家をモチーフとした小説2冊+短編も読みました。えげつなさすぎていいですね。宇喜多家は百済王の子孫が備前の児島に漂着したのが起源らしいです。
 祖父能家が島村盛実に襲われ、直家は父親とともに命からがら城を脱出して備前一の商人である阿部善貞のお世話になった。主君の浦上宗景に気に入られるために、美貌の母親と自分が閨の相手をして、今の岡山県乙子の城を頂きました。ここは瀬戸内海に面しており海賊の略奪が多く、最悪な場所である。週に何日かは絶食をして家臣を養っていました。
 浦上家家老の中山備中守の娘ともらった。もらったはいいものの、祖父の敵である島村盛実もろとも殺して、両氏の領土をものして家中一の大名となりましたが、妻はショックのあまり餓死ししてしまいました。
 お隣備前をも手に入れたく三村家親をスナイパーをやとって暗殺させた。いきり立った息子の三村元親を明善寺合戦を破り、備前にも勢力を伸ばしていきました。
 娘を嫁がせて、松田元賢が安心したところを攻め滅ぼしました。伊賀久隆には妹を与えて松田氏を寝返らせました。娘も戦死した夫の後を追って自害。主家であり、娘婿でもある浦上宗辰は岡山城に招かれて、毒殺。 余りのえげつなさぶりに、弟の忠家は兄の前にいるときはくさび帷子を着てていました。
 今わの際になって、最後秀吉に自分の美貌の妻を差し出すことで息子秀家のことを頼みこみました。秀家は最後の最後まで豊臣家を支えていきました。
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