台風です。
台風24号が近づいています。
関東のJR東は、20時以降の全在来線が運休。
現在、雨と風が強くなっています。
願わくば、このまま明日の朝まで続けばいいなぁ(ぁ
電車、止まったままで(ぇ
早めにコロッケを買ってきて、その他の用事もさっさと済ませて。
夕方前から引き籠り。
コロッケ、うまーwww
雨音、風音をBGMに読んだ本。
米澤穂信"王とサーカス"
海外旅行特集の仕事を受け、太刀洗万智はネパールに向かった。
現地で知り合った少年にガイドを頼み、穏やかな時間を過ごそうとしていた矢先、王宮で国王殺害事件が勃発する。
太刀洗は早速取材を開始したが、そんな彼女を嘲笑うかのように、彼女の前にはひとつの死体が転がり……
2001年に実際に起きた王宮事件を取り込んで描いた壮大なフィクション、米澤ミステリの記念碑的傑作。
サスペンス風なミステリです。
犯人は。
動機は。
国王殺害事件との関連は。
様々な要素が絡み合い、淡々と進んでいきます。
2転3転し、どことなく暗い、やるせない結末に行きつくのはいつもの米澤節。
ですがそこには、ジャーナリズムとは何か、と言う問いかけがあります。
この経験をしたからこその、"真実の10メートル手前"の太刀洗万智が出来上がるのでしょうか。
もう一回、"真実の10メートル手前"を読みたくなりますね。
ミステリとしてはやや弱いと思うのですが、そこはまぁ、米澤さんだし。
ミステリとしてじゃなく、この仄暗い、何かを訴えてくる感じを楽しまなきゃ。
そして、解答を出すためのヒントはちゃんと、散りばめられてありましたし。
古典部シリーズや小市民シリーズ、新しい話は出ないのでしょうかね。
さて。
窓を閉めても風の音が聞こえるって、かなりな風だな。
救急車両の音が時々聞こえる
Healing Leaf『雨に歌う譚詩曲』を聴きながら
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