mixiユーザー(id:2039217)

2018年09月29日12:07

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モノの値段

喫茶店の開店準備中です。
価格設定のためにいろいろ計算してました。

結論、原価って人件費なんですよね。

「ケーキは空気を売っているようなものだ」というのは割と聞く話なんですが、発泡させたスポンジの土台に発泡させたクリームを塗っているという意味以上に、売価に対して原料費はほぼ無い、人件費と設備の償却が原価の大半を占めているというのもあります。
だから町のケーキ屋さんで500円で売っているものも、売ることは考えずにただ効率よく大量生産するだけなら、ものにもよりますが50円でも利益が出るように出来ると思います。
ただ、ケーキをそんなに大量に作って誰が消費するんだっていうのがあるのでそうはなってない。あと、種類を作らないといけないので機械化にも限界ありますからね。
どんなに安くても苺のショートケーキしか置いてないケーキ屋は多分潰れます。
メロンパン単品のお店は、思い出したように出店しては潰れています。

同じ構造はパンにもありますが、あちらは大量に消費されるので工場で大量生産しています。1/10とは言わなくても、あんぱんとか、パン屋さんで200円、スーパーで70円とかじゃないですかね。
町のパン屋さんはヤマザキ・敷島と常に価格と味を比べられるので本当に苦しいと聞きます。まあでもケーキより消費してくれるので何とかなっているらしいです。

でもですよ、材料費といっても小麦粉や卵の値段って生産者の人件費ですよね。太陽や大地、鶏にはお金払ってませんからね。
肥料やエサ代だってずっと辿っていけばそれぞれの生産者の人件費です。

正直、人件費ってどのぐらいを原価に考えたらいいのか、かなり迷いました。
私は職人ではありません。何の修業もしてません。
人件費の設定は自分の価値を自分で決めるようなところがあります。
かなりあちこち調べたり本を読んだりもしましたが、最終的には自分で考えた結論として「全部人件費なんだ!」と思えば気が楽になりました。

メニューの値段が高い安い、色々思うところはあるかもしれませんが、シャイな私の精いっぱいの自己主張ということで、どうぞよろしくお願いします。
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