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2018年09月28日23:42

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゚Д゚) < Bachaana (助けて!)

「バーフバリ」に次ぐヒット記録の印映画「バジュランギおじさんと、小さな迷子」1月18日公開 #映画 #eiga https://eiga.com/l/1XRBH @eigacomさんから

 もはや比較対象が「バーフバリ」なインド映画なのねー!
 まあ、バーフファンがどこまで食いつくかわかんないけど、これも映画ファンなら要チェックな大傑作ですよ。うちのオカンも、子役ハルシャーリー・マルホートラにドツボにはまってサルマン含めて「かわいい」連発してましたコトヨ。これ見た後は、オカンはサルマンを指して「バジランギーの人」といつも言うでよ。

 とりあえず、事前情報なしで見ても楽しい映画だと思うけど、印パ対立の歴史やヒンドゥーとイスラムの対立具合とかが頭に入ってると、より面白く見れると思いまっせ。
 インドから見たパキスタンと言うのでも面白いし、対立を乗り越えようとする人々の話としてもよくできてるし、ま、日本の批評家たちがどう言う反応するのかじっっっっくりと見てみようではありませんかぃ…(黒い笑い)


 そんなこんなで、今回はパキスタン映画におけるインド人ってこんな感じって映画をご紹介。


Bachaana (助けて!) 2016年 100分
主演 モーヒブ・ミルザー & サナム・サイード
監督/製作 ナーシル・カーン
"マダム…なにかお困りでしてら言ってください。手助けできるかもしれないですよ"

https://www.youtube.com/watch?v=g37US9WbAJ4
*なんか所々で映像が止まったり乱れたりしてまするが、公式トレイラーですよ(たぶん)。


 インド洋に浮かぶモーリシャス共和国の空港で出会った、タクシー運転手のヴィッキーとインド人観光客のアーリア。
 早速アーリアをタクシーツアーに勧誘しようとするヴィッキーを前に「夫との新婚旅行中なの。昨日インドで結婚して、モーリシャスを経由して明日には夫の家のある南アフリカに行くつもり」と一蹴するアーリアは、ヴィッキーがパキスタン人と知って急によそよそしくなる…。

 その後、ホテルで見知らぬ男たちに連れていかれた夫ジャハンギールから「今すぐバッグを持って空港に行ってくれ」と電話を受けたアーリアは、言われるままに空港に向かうが、バッグが何者かにすり替えられてその中に麻薬が詰まっているのを発見! 焦る彼女の前に不審な追跡者が現れ、逃げ出した先のタクシーにいたのは…さっき知り合ったヴィッキーだった!!


プロモ映像 Mujhe Bachana

https://www.youtube.com/watch?v=nitHg2SbcqM


わーい(嬉しい顔) タイトルは「救出」の意。
 モーリシャスで出会ったインド人女性とパキスタン人タクシー運転手の繰り広げる、ドタバタサスペンスロマンスなパキスタン映画。
 主演サナム・サイードの劇場公開デビュー作であり、ドキュメンタリー出身のナーシル・カーンの映画監督デビュー作でもある。
 パキスタン本国のほか、アラブ、クウェート、英国でも公開。

 わりとノリの軽い映画ながら、冒頭はラブコメ、すぐにサスペンス調に話が転がって行き、その場その場で主役2人が激しく言い合うシチュエーションコメディ的な流れへと繋がっていく。前半はまあ、そのサスペンス部分とコメディ部分がうまいことかみ合っているので「お、面白い映画じゃん」って感じなんだけど、中盤以降から犯人グループからの逃避行がワンパターンになって行き、無理やりな話芸コメディの冗長さもあって、どんでん返し的な展開もいまいち生きず。ノリの軽さを楽しむ映画としては、それなりに楽しいけども。

 映画全編、モーリシャスの風光明媚さ、観光名所の楽しさを全力で推しまくる「モーリシャスいいとこ一度はおいで」な観光ムービーでもある。
 知らなかったけど、モーリシャスってインド系住民が多くてアフリカ諸国中唯一のヒンドゥー教徒が多数派を占める国だったのねん。インド映画ロケされたものとかあるなら見てみたいわん。この映画に限って言えば、いい所にしか見えないので言葉さえなんとかなれば住んでみたい国だね、って感じぃ(←簡単に影響される人)。

 本作の主役ヴィッキーを演じるのは、1979年シンド州カラチ生まれのモーヒブ・ミルザー。
 99年、商業学の学位を取るために大学に通っている間、学費稼ぎのために友人たちと劇場"ドラマイバズ"を立ち上げ、自ら脚本を書いた「One Way Ticket(片道切符)」に出演し大成功させ俳優デビュー。TVドラマ、CMなどの出演を経て03年のTV映画「Ehteram-e-Muhabbat」に出演しつつTV界で活躍。05年に女優アーミナー・シェイクーと結婚。09年に劇場公開作「Insha'Allah(神の御心のままに)」に出演して劇場映画デビューし、国際的な名声とカラ映画祭(=カラチ国際映画祭)助演男優賞を獲得する。13年には「Seedlings(一瞬)」でパキスタン・メディア主演男優賞を授与されている。日本公開作となる14年の「娘よ(Dukhtar)」にも出演している。

 本作が映画デビューとなる、アーリア役のサナム・サイードは、1985年イギリスのロンドン生まれ。
 6才の頃にパキスタンに移住し、16才でモデルデビュー。舞台演劇やTVドラマ出演を経て16年の本作で映画デビューしてラックス・スタイル主演女優賞ノミネート。同じ年には「Mah-e-Meer」「Dobara Phir Se」「Rahm」の3本にも主演している。

 ドタバタコメディの中で、とりあえず印パ対立を越える友情・愛情・結束が描かれるのはまあ、パターンではあるけれど「パキスタン人ですよ」と言った瞬間に気まずい空気で拒否感を表すアーリアの態度に、パキスタン側から見たインド人イメージを感じて良いやら悪いやら。まあ、インド映画でも似たような空気はよく出てきますけども。


挿入歌 Yaari (愛… [愛の絆は])

https://www.youtube.com/watch?v=zp3TQv4C7yY



・日本公開された初パキスタン映画にして、本作主演のモーヒブ・ミルザーの出演作でもある「娘よ (Dukhtar)」はこちら
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1959546958&owner_id=3570727




・Bachaana を一言で斬る!
「モーリシャスの森にも、ひぐらしは鳴いてるのネ!」
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