曇り
橋を越えたら人工島。
地図を見てなんだか何もない場所なのかと思っていたが、高層集合住宅と病院が区画の中にいくつもあった。いかにも新しく作られました的な出来の悪いつくりかけの舞台装置のような街。
地盤の悪い湾岸にこんな高い建物を建てるなんて狂っているのか?と正直思う。
橋を越える前に『この辺は埋め立てなんですか?』と、事情を知らないふりをしてタクシーの運転手さんに聞いてみたら、『ええ、この辺はもう橋のこちら側が古い埋め立て、橋の向こうは新しい埋め立てですよ』と教えてくれた。
人工島の概要はwikiによればこうだ。
博多港の機能強化のために国(国土交通省九州地方整備局)が行った航路浚渫で発生した土を用いて、香椎地区と海の中道に挟まれた博多湾を埋め立てて建設された人工島である。福岡市と、福岡市の参画する第三セクターである博多港開発が事業主体となり、1994年(平成6年)に着手、2018年現在も整備が続けられている。総事業費は3,940億円で、国が704億円を拠出して航路と大型岸壁を整備、博多港開発が645億円を拠出して住宅用地と産業集積用地の埋め立て事業を担い、福岡市が国庫補助事業と起債事業を合わせて2,591億円を拠出して残りの整備を行う[1]。完成時の総面積は401.3ha。
タクシーを降りてまだ真新しく見える高層集合マンションや病院建築見本市みたいな区画を歩いていくと人工島のヘリに出て湾口が見えた。写真は撮らなかったけど道路を写した写真の右奥のほうに積みあがったコンテナが見えた。どこかからもって来て植えられたであろう草木の合間に、浜植物が顔を出している。ここは海なのだなと思う。
ほとんど人がいない通りに大きめの新しい建物が合ってふと見るとマクドナルドと書いてあるが誰もいるように思えない。まだ営業していないのだろうかと思ってよく見ると、ドナルド・マクドナルドハウスだった。
https://www.dmhcj.or.jp/house/list/
隣の建物はこども病院だった。
2013年記事
人工島土壌汚染 言い訳で見えた福岡市長の正体|政治ニュース|HUNTER(ハンター)|ニュースサイト
http://hunter-investigate.jp/news/2013/04/post-353.html @hunter_invstgtさんから
ここだったのか。
なんだか遠い場所の事だと思っていた。
それにしても。
こんなバスしか来ないような接続の悪いところに病院を建ててしまうとは。
まぁ車をもって居るのが当たり前の地方なのかもしれないとはいえ。
駅からタクシーに乗るとき、病院までタクシーで行くと言っていたお婆さんがいた。
病院は辺鄙なところなのでねえ。と。
そもそも子ども病院はいつから建ったのだろうか?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%B8%82%E7%AB%8B%E3%81%93%E3%81%A9%E3%82%82%E7%97%85%E9%99%A2
2006年の市長選挙で「こども病院のアイランドシティへの移転を見直す」と公約に掲げていた新人の吉田宏が当選した。吉田市長は2007年1月にアイランドシティ事業検証・検討チームを設置し、市立病院の統合・移転事業についても検証・検討させた[4]。2007年12月に発表された検証・検討報告書では、市立病院は小児・周産期医療と感染症医療に特化すべきで、整備場所はアイランドシティが適しているとした[5]。
その後、2010年の市長選挙でもこども病院の移転事業が争点となったが、同選挙で吉田を破り新人の高島宗一郎が当選・市長就任したのちの2014年(平成26年)11月1日に唐人町から現在地に移転した。
2014年からか。
汚染がわかっているのに?
人工島の中心に公園がつくられお行儀のイイ自然環境を作っている。
高層マンションの横にも木々が植えられて自然らしさを演出している。
しかし、ところどころまったく枯れてしまっている木があったのが気になった。
博多湾には玄海原発からの風も来ているのではないかと前から私は疑っている。
昼下がり、芝生にあふれた人工池の周りでは小型犬を連れた家族、小さな子供たちが簡易テントを持ち込んだりして休日をくつろいでいる。
それにしても、高層マンションが建つような場所は古く昔から栄えた町とは違って年寄に比べて子ども連れのファミリーの比率がかなり高いのだが、ここは子どもがずいぶん少ないように見える。
この人工島にはどんな未来があるのだろうか?
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