サメより中国の方が怖い映画

3日前、うちの社長が今回東京に帰国時に映画館で
見た映画がすごく面白かったから、
ぜひみんなも見てください、
と、いわれた。

MEGとかいう、馬鹿でかいサメが出てきて、とにかくやたらに人間が襲われる映画だという。

そんなんジョーズの現代版焼き直しやんか、と、
さほど気に止めていなかったのだが、

昨日の晩、犬を連れて外をさまよって
行き場がなくなったので、たまたま入った
近所のDVD屋で、そのDVDが前日入荷したとかで、
置いてあってびっくりして思わず買った、7元。

で、見てみたら、この映画、サメがでかいとか怖いとか
っていうより、中国への驚異を強力に感じる、

そっちの方が10000倍恐ろしい映画だったので、
日記に書かずにはおれなくなりました。


まず、建前上はアメリカ映画なんで、
取っ掛かり5分くらいはアメリカ人ばかり
出てくるのたが、

すぐに、場面が上海の沖の
海上の深海生態研究者チームの基地？になり、
きらびやかに中国人美人研究者が登場し、

この美人、てっきりただの国際的な研究者チームの
一員として出てきてるのかなーと、
さほどきにとめてなかったのが、

すぐに、こいつこそがこの映画の最重要人物で
あることがみえてくる。

一応ヒーローはアメリカ人のオッサンなんだけど、
彼が始終守り続け、最大の関心を持って
気にかけ続けるのが、大勢いる研究者チームメンバーの中で、この美人中国人なのである。

そして20分くらい経つとあからさまに見えてくる。


この映画、中国の金で作られてる…



中国が札束でハリウッド映画の主役を買ったんだなー
…と。

で、アメリカ人のメンバーは
次々とサメに食われて減っていくが、
この美人だけは何故か毎回、
凄い危ない目に遭うのだけど、
必ず都合よくぎりぎりで、かつ劇的に、
ヒーローにたすけられる。


で、お約束で、ヒーローのアメリカ人オッサンは
この美人中国人に惚れる。


この美人は、リービンビン、
中国の大スター女優で、中国の芸能界への
興味マイナス80000000の姐さんですら
名前を知っている、



終盤、巨体サメが上海の海水浴場に現れ、
海水浴客の中国人をバンバン食って行く。

よーわからんが、上海の海にサメなんかおるん？


中国政府が各国に対して、
このサメの捕獲殺傷を指示、宣言する。
なにそれ偉そう。

ここからは見どころなのでネタバレになるので
省略。

で


ラストシーン、クルーザーに翻る中国の国旗が大写し。

なにそれハリウッド映画なのに

どう見ても中国共産党の作った国威高揚映画やんか。

ナンヤネーンこれexclamation ×2exclamation ×2exclamation ×2exclamation ×2

ええかげんにせー(´°ω°)


サメは確かに仕留められてめでたしめでたいだけど、
なんかスッゴイ気分悪ーいexclamation ×2exclamation ×2exclamation ×2exclamation ×2

姐さんが、一番頭にきたのが、
物語開始10分で、国際研究者チームの一員の
日本人がアッサリ死ぬところだ。


トシという、なまえの。


この、何分も出てこないうちに簡単に死ぬのが日本人、っていうのは、どう見ても中国が札束で
アメリカ人に書かせたシナリオだろ…。

ひでえ、こんな憂さ晴らしってあるか。
金持っていい気になってる感満載。


姐さんはここ数年、流行りもののアメリカ映画は
ほとんど見てない。

そんな姐さんが、たまたま見た1本が
これだけ中国マネーズブズブで、
中国の威信を世界にひけらかす内容になっている、
ということは、

見てない部分でどんだけ凄い数でこんなこと
やってるってーことでしょ？

実際この記事読んだら、
ファンの方のビンビンが、X-menに出てると、
で、国際女優だと。

知らんかったわー。
てっきり中国国内でやたら広告に出てるだけの
大根超整形美人だとばかり…。

なにせ姐さんテレビも全然見んからねー( ・∇・)


敵ながらアッパレだよ。
中国は金の有効な使い方をよくわかってるよ。

日本はなんでバブルの時こういうことを
やっておかなかったんだろうね…

なんでまだ経済的余力の残ってるときに、
やっておかなかったんだろう…

日本の政治家も、役人も、
内向きのコップの中の嵐ばかりにリソースを消費して、国家として生き残っていく策とか、
そういう大局的なこと考えてるやつ
誰もおらんのでは？

そんなんことしてる猶予もうないで(￣▽￣;)

国内の撹乱分子の相手してるリソースもったいないわ。そこだけでもいいから、
中国に倣ってみたらどやねん、ほんまに。






『X-MEN』の中国人女優が消息不明…脱税に関与との報道も
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=14&from=diary&id=5295755