刀身が完全に折れているのは、短く詰めれば良いだけの話で、
問題は刀身以外の物であった。
ハバキ・・・と言う、刀の刃の下の方にある金色っぽい
あの金具であるが、
刃が折れる時の力がもろに加わり、立体的に内側から膨らんでしまっている。
歪み具合が酷いんだが、始末に悪いのはこの金具、
歪みを直そうにも、どこにどう力を加えれば良いのかさっぱり分からない。
都合の良い話で考えれば、このハバキが入る刀身・・・・に近い形の、
細くて薄くて長い鉄の板に通る所まで通して、
上下左右からプラハンなどで叩いて修正するのが良いんだろうが、
どうしようかなぁ?と思っていたら、
YouTubeで見てたらそもそもこの金具を作る時に、
刃に合わせて形を整える時に(きちんとハマるように)
同じようにハバキを入る所までいれて、
木槌でコンコン叩きながら調整していた。
「え!?それやって良いの!?」
と驚いた。
そんな事したら刀身に傷が入るに決まってるじゃないか・・・?
と思っていたんだが、まぁ、柄に入る部分でやっていたし、
色々とプロの技が有るんであろう。
ともかく柄の中から折れて残っている中子を引き抜いた。
恐ろしくギッチギチに入ってて、どんなに頑張っても引き抜けなかったので
ペンチなどで掴んで、ハンマーでそのペンチを叩きながら引き抜いた。
こうして折れている不要部分だから良い様な物で、
普通に抜いて刀の手入れをする人間のことは
考えられて作られているんであろうか?
そんな堅さであった。
しかし長い茎である。3尺ある極太極厚の刃で有るから、
折れない様に120%の安全係数を撮っているんであろう。
通常の柄よりはるかに長くてぶっとい柄の中の
ギリギリ最後らへんまで差し込んで有った。
(ちなみに目釘も2本差せるようになっていて、さらに実戦的である。)
そんで引き抜いた茎の先に(要するに一番細くて薄い所)に
ハバキを差し込んでみた。
3cmくらい入ったかなぁ?幸先がひどく悪い気がした。
こんな感じで有るから、折った当時から
「自分でこんなもの治せるわけが無い。
将来金でも入ったら業者の人にお願いして
まとめてやってもらう事が現実的だ・・。」
と思いこませたものである。
くらくらしながら、そうだ、万力で挟んでともかく
歪んだ所に圧力をかけてみたらどうだろうか?
そして中子を差し込みながら少しづつ差し込めるようにして、
そのつどプラハンでコンコンと修正していけばとりあえず
ハバキは刃の下くらいまでは行くんではなかろうか?
そう思いついて実行してみた。
幸い万力は少々ゴツイ物が家にある。
すると予想外に上手く行き、何だかスルッと刃に入るくらいには
修正された。\(^o^)/
やってみる物である。
この調子で行くぞ!と思った。
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