mixiユーザー(id:6137219)

2018年09月15日21:15

219 view

北海道が静止した日。

あの日、何があったか? そして、どう行動したか?
忘れない様に日記に残しておこう!


《 地震と停電 》

2018年9月6日(木) 午前3時8分頃に、揺れを感じて目覚める!
あっ、地震だ!

この地震は「平成30年[2018年] 北海道胆振東部地震」と命名された。

とりあえず震度3くらいの揺れと思われた。

揺れが治まってから暗闇の中でテレビのリモコンを手に取りボタンを押すが、
テレビの電源が入らない! ん? 暗くて押すボタンを間違えたか?
そこで部屋の照明のスイッチを押すが暗闇のまま…。
あっ、停電なのね?と、ここで気が付く。(^^;

ベッドの近くに置いてある懐中電灯で部屋を照らしウロウロしたが、
どうしようもないので再び寝ようと思ったら、停電が復旧し照明が明るくなったと
記憶している。

その後、すぐにテレビの電源を入れ、NHKを見た!
北海道 胆振の安平町で震度6強の強い地震があったのは分かった。
(のちに、厚真町で震度7であったとラジオで聞いた。)
北海道は広いので、私の居る釧路は そこそこ震源から離れていたので
震度4との表示を見た。


《 水の確保 》

次に考えたのは、停電が起こったので水道が止まったかもと思って台所へ行き、
蛇口をひねってみたところ、水圧が低下しているのを確認。
慌てて空の1.5Lペットボトル2本に水を溜め冷蔵庫に放り込む!
次にお風呂場へ行き、清掃済みで空っぽだった浴槽へ水を溜め始めた。
10センチくらい溜まったところで水圧が戻ってきた!ラッキー!
浴槽のいつもの水位になるまでは、居間にあるテレビとお風呂場を行ったり来たり。
ほどなく満水となり、風呂の蓋をして安堵する。

考えてみれば、もともと冷蔵庫には水道水が入った1.5Lペットボトルが5本あり、
清涼飲料水も4本くらいあったので、2本追加しなくても良かったのだが、
念には念を入れたって事で…。普段から水は清涼飲料のペットボトルが空くと、
水道水を入れて野菜室へ!古いのを取り出し、押し入れへ移動。
これが非常時のトイレ排水用となり、20本くらいストックしています。(^^)v


《 ブラックアウト 》

それから、インターネット用のモデムの電源を入れ(うちは まだADSL)、
ノートパソコンも持ってきて、地震情報を調べ始めた。

それから5分後?10分もしないうちに、また停電になった!(^^;

バッシャ!って照明は暗くなったが、ノートパソコンはバッテリーがあるので
画面だけ明るく光ってました。(^^ゞ
インターネットのモデムの電源は落ちたので、ネットには繋がらなくなった。
全然関係無いかもしれないが、その後にワイヤレスマウスまで動かなくなったので
パットに切り替えてアタフタしてましたが、停電が5分待っても10分待っても
全然復旧しないし、情報も入手出来なくなったので寝ることにした…。(^^ゞ

この時は、北海道全域が大規模停電となったブラックアウトが起こっていたなんて
全然分かってなかった。


《 夜明け 》

とりあえず一瞬は寝たのだが、午前4時過ぎに目が覚めて、
外が明るくなり始めていたのを確認。停電は継続中だったので、再び寝る!

午前6時過ぎには また目が覚めたので、とりあえず起床!
朝までに停電が復旧していると思ったのだが、停電のままでテレビが見れない!
とにかく情報を入手せねば…。(^^;


《 ラジオ登場 》

携帯電話(私はガラケー)はバッテリー温存のためネット接続はせず、
4〜5年前に購入し現在も使用中のウォークマンのFMラジオ機能で情報を入手!
あと、ずーっと前に防災対策で購入した手回し発電ラジオも出してきて、
何年か振りでグルグル回して、こちらはAMラジオを聴くことが出来た!
ただ、手回しラジオは1分ぐらい回しても2〜3分くらいで終わっちゃうので、
回しながら聞くこととなった。やはり電池式のAMラジオがほしかったなぁ!

この段階でも、北海道全域が大規模停電になっているとは知らなかった。

朝食を済ませ、午前7時のNHKニュースを見るために、携帯のワンセグ放送の
受信にチャレンジ!電池の消耗が激しいので、2分くらいで止めたのだが、
大規模な山崩れが起こっている映像を確認しただけで、何がどうなっているか
状況は掴めなかった…。(^^;


《 出勤 》

午前8時を過ぎて、通常通り徒歩で会社へ行った。
市内は停電により信号機も稼働しておらず、バスも動いていなかったらしい。
交差点では渋滞も一部に見られたらしい。
そんな事は まったく知らず、会社に到着!(^^ゞ

停電のままだったので、会社では電話もファックスも使えない。
ただ自分のノートパソコンはバッテリー駆動なので、画面を一番暗くして
省電力で書類を3〜4枚ほど仕上げました!(^^)v

仕事しながら会社のラジオで北海道全域が大規模停電である事を聞く。
この時点では、夕方までには停電が復旧すると思っていた。


《 コンビニ 》

午前11時になっても一向に停電が復旧しないので、会社は強制終業となった。
コンビニに寄って昼食のパンでも購入しようと思っていたが、
駐車場に車が溢れ、薄暗い店内では食品がほとんど無く、
停電時の端末式?の簡易レジ1台に30人以上並んでいたので購入を諦める…。(^^;

帰宅後に冷蔵庫にあった残り物のサラダと、非常食のカロリーメイトとお菓子少々、
キリン午後の紅茶と共に頂きました。(^^)

それから、停電はしているけど水道は全然大丈夫だったので、歯磨きしてたら
急に眠くなったので、お昼寝する事にした。(^^ゞ
やはり寝不足だったのと、テレビもビデオも見れないので、やる事が無いのである。
ウォークマンで音楽は聴けたのだが、バッテリー温存のため控えた。


《 情報収集 》

15時過ぎに目が覚めて、まだ停電が復旧していないのでラジオで情報収集開始!
どうやら停電の復旧は翌日になるらしいとの事だった。

徒歩で近くの実家へ向かう!
実家のラジオで色々情報を入手してみると、同じく停電の復旧は翌日と確信!
ん? 日が暮れる前に夜の対応をしなければと焦る!(^^;
実家で余りものを食べて夕食とし、すぐに自宅へ帰る。


《 夜への備え 》

そう言えば、停電のせいで冷凍庫の中身が心配に…。
残っていた融け掛けのアイス2本を急いで食べる!(^^ゞ

あとは日没の18時までに懐中電灯やらランタン、電池とラジオなど夜の備えを…。
徐々に暗闇が迫る!
19時には真っ暗の暗黒世界となる。(^^;

再びラジオでニュースを聞いて情報を入手!
引き続き北海道全域が停電らしい!
20時過ぎの情報では、札幌や旭川の一部で停電復旧の情報あり。
その他の地域は翌日には8割ほど復旧との情報。


《 天の川 》

暗くなってからは ラジオを聞く以外に やる事が無いので、早々に寝る体制に移行!
外は真っ暗! ん? もしや?
少し開けておいたカーテン越しに窓から夜空を眺める…。
やっぱり!
懐中電灯を持って玄関から外へ出て上空を眺める!
すげぇ〜!
星が多すぎるくらいに光っている!
ちょうど真上に天の川もハッキリ見えた!
あり得ないくらいの星の数と輝きに感動!!
今まで生きてきて眺めた どの星空よりも素晴らしい光景が広がっていましたよ!
なにせ北海道中が真っ暗なんだもんねぇ〜。
大昔は こんな夜だったんだろうなぁ〜。
停電で沈んでいた気持ちが ちょっとだけアゲアゲになりました!(^^ゞ

いや〜、それにしても暗い!
ご近所さんも真っ暗。まるで人が住んでいない様なゴーストタウンかと思うぐらい。
街灯も光ってないし、たまに通る車のヘッドライトのみの世界。


《 翌朝 》

寝た事は寝たのですが、何回も目が覚めて熟睡感がない。
昼寝もしちゃってたしねぇ〜。(^^ゞ

玄関に入っていた釧路新聞の朝刊は、号外みたいなA3の大きさで1枚ペラだった!
「厚真 震度7」「道内全戸停電」との見出し!
いつ復旧するのかなぁ〜。(^^;
昨晩は お風呂にも入れなかったし…。
この日は、お昼には停電が復旧すると思っていた。

まだ残っていた最後の朝食用のパンとキリン午後の紅茶を飲んで会社へ行く!


《 停電中の勤務2日目 》

ノートパソコンのバッテリーは まだ6割くらい残っていたので、
やはり画面を暗くして、あと2〜3枚ほど書類を作成しました!(^^)v
あとは勉強で書類を読んでましたね!

会社の同僚2人に停電の状況を確認したら、一人は昨晩の20時過ぎに復旧!
もう一人も朝6時過ぎに停電が復旧していたとの事。
この2人に共通していたのは病院の近くに自宅があった事で、
後でラジオで聞いた情報では、病院や学校のほか避難施設は優先的に電力を
復旧させていた様子。通常オフィスや住宅街は電力の優先度が低く後回し?

車で外出した外回りの社員からの情報では、昨日からガソリンスタンドで
渋滞が起こっていて給油が出来なかったとの事。
スーパーでは食料品を求めて人だかりになっていたとか、
ホームセンターでも大混雑だったらしいと聞いた。
信号機も全滅だったしねぇ〜。

昼食時に近くのコンビニを覗いてみたが、食べ物は何も無かった…。(^^;
一旦 自宅に戻って冷凍庫にあった冷凍枝豆が融け始めていたので昼食として
頂きました!あとは缶詰のフルーツとお菓子で終了!

2日目も停電が復旧しなかったので、会社は15時に強制終業となった。
この時点でも、日が暮れるまでには停電が復旧すると信じていたのだが…。


《 2日目の暗黒 》

この日は曇りだったので、16時過ぎには もう薄暗くなり始めていた。
再び実家へ行って、ご飯を済ませる…。(^^ゞ
電気以外は、水道もガスも問題なく使えるので、実家ではガスでご飯を炊いていた。
冷蔵庫の食材で悪くなりそうな物をフライパンで炒めて、おかずもOK!
早々、夜に備えて自宅に戻る!
既に18時前で真っ暗になってしまった…。(^^;

再びラジオで情報収集を開始!
AM放送は地震や停電の情報をひっきりなしに放送しているが、札幌の情報ばかり。
2日目で停電も50%が復旧との事で、NHK第2は語学放送に戻っていた…。(^^ゞ
FM放送は音楽ばかり流れていて、合間にニュースを読んでいてはくれてた。
一番頼りになったのは地元のFMくしろの放送で、市役所からのお知らせや、
スタッフやメールで情報を入手したガソリンスタンドの様子や、停電復旧状況、
スーパーの営業状態、銭湯、ゴミ収集有無など有益な情報が得られて助かった!


《 通電 》

19時のニュースをラジオで確認後、とりあえず早々に寝る!
暗闇の中、ウトウトしていたら突然「ピッ!」と音がした。
ん? 留守電が復旧した音の様だったので、居間の照明のスイッチを入れたら
明るくなった!やっと停電が復旧したのである!
この地域は、41時間の停電でした…。お疲れ様!

この後、テレビで情報を再確認し、お風呂を沸かして入りました。
やっぱ電気は必須だね!

あっ、昨晩のドラマがビデオで撮れてない…。(^^;


《 デマ 》

停電中に私が聞いたデマについて、停電初日の10時頃に会社の近所より、
問題なく使えていた水道が断水するとの情報伝達あり!
一応、バケツに水を溜めたのですが、その後は特に断水は起こらず…。
地元FMラジオでも、自家発電で給水しているので当分は大丈夫だからと
アナウンスされてました。伝言ゲームでの伝達ミスなんだろうけど…。
ほかに自衛隊から再び大地震が起こると言う情報がネットで流れていたみたいです。

この様な状況下では、正確な情報を入手するのは なかなか難しいのですが、
デマや噂に惑わされない様に冷静に行動したいですね!


《 復興 》

3日目は、停電が全道で99%復旧したのですが、物流も止まっていたせいで
食料品が入手できない状態に…。(^^;
冷蔵庫に残っていた物や、インスタント食品とレトルト食品で対応。
電気が来たので、炊飯器でご飯が炊けました!(^^)v

4日目の日曜日に、朝からスーパーへ食品の買出しに行ってきた。
野菜は そこそこあったけど、納豆・豆腐は無し。
魚も そこそこあった。カレーのルーは いっぱいあるけどレトルトは皆無。
パンは全滅。冷凍食品は あったけど、アイスは ほぼ空っぽ。
飲料は あったけど、牛乳は少しだけ。ガソリンスタンドは普通に営業中だった。

5日目は、昼食を買いにコンビニへ!
お弁当が少し復活!パンも数種類だったけど復活!
あと数日で元に戻るかな?(^^)

6〜8日目のコンビニは、徐々に お弁当とパンの種類が増えてきて、
やっと元に戻ってきた!

いや〜、長かったね!
今回は9月初旬だったから良かったけど、これが2月なら外は氷点下15℃よ!
電気が要らないポータブル灯油ストーブと、ミニ赤外線ガスヒーターを準備しているが
凍結対応の懸念がある。小型の発電機がほしいなぁ〜。


最後に、この地震でお亡くなりになった方々にご冥福をお祈りいたします。


以上、「北海道が静止した日。」の日記でした!


あまり参考には ならなかったかもしれませんが、
災害発生時の参考にして下さい。

0 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する