mixiユーザー(id:9308023)

2018年09月15日01:16

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Pink Floyd

出会ってからこれほど長く聴き続けているバンドはないです。
これは断言できる。
もうかれこれ35年以上は聴き続けている。

始めて聴いたアルバムは1973年発表の「The Dark Side Of The moon / 狂気」。
ギネスブックにも掲載されている超ロングセラーアルバムで、
アメリカのBillBoard200に1973年4月28日付けで1位ランクイン後、
741週(15年間)に渡ってランクインし続け、
カタログチャートに至っては30年間以上ランクインし続けた怪物アルバムだ。
恐らくこのアルバムを超えるロングセラーアルバムが今後登場することはないだろう。

しかもこのバンド…決して商業ロックなどではない。
1stアルバムの「The Piper At The Gates Of Dawn / 夜明けの口笛吹き」は
サイケロックだし、その後がプログレッシブロックへと移行し、
解散までプログレッシブロック路線を通したのだからやりたいこと、伝えたいことを
ただ表現し続けたに過ぎない。
高い評価を得るに至った要因は徹底したサウンドメイクへの拘りと
社会への皮肉を込めたメッセージ性にあるのではないかと
思われる。

それは代表曲の1つであり、ファンから根強い人気を誇るこれら曲を聴くと
わかるのではないだろうか。

Echoes
https://www.youtube.com/watch?v=53N99Nim6WE&t=480s

Money
https://www.youtube.com/watch?v=cpbbuaIA3Ds

Shine On You Crazy Diamond
https://www.youtube.com/watch?v=8UXircX3VdM&t=1123s

プログレッシブロックとの初の出会いはYESだった。
YESの名盤「Close To The Edge / 危機」。
確かに素晴らしいアルバムだったし、実際、ハマりもした。
しかしPink Floydと出会った瞬間はすべてがぶっ飛んだ。

プログレッシブロックはクラシックやジャズと融合させたものが多い。
しかしPink Floydは違った。
サイケデリックロックからスタートし、初代リーダーであるシド・バレットの
崩壊と解雇。
そしてシド・バレットという巨大な存在を失ったことから
サイケデリックロックからプログレッシブロックへ移行するための足掻き。
それらの要素が複雑に絡み合い
そこにロジャー・ウォーターズの文学的且つ哲学的な歌詞が融合していった
実験音楽の延長上にあるプログレッシブロックといった音楽性に行き着いた。
そのためサイケ色が残っている楽曲も多い。

最大の特徴は彼らのアルバムはコンセプトアルバムであり、アルバム全体を通して
メッセージを発信していることだ。

そして彼らの音楽には他にはない一種独特な緊張感がある。

そういう彼らの音楽に出会った瞬間に受けた衝撃は今も忘れられない。
まるでハンマーか何かで魂そのものを殴られたような感じすらあった。

それからというもの聴き続けているわけだ。
長尺な大作も多いがそれを苦に感じたことはこれまで一度もない。

残念ながらシド・バレットもリック・ライトもこの世を去り、
再結成される可能性は完全に絶たれた。
しかし語り継がれていくであろう。

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