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2018年09月13日09:38

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小説 夏の終わりに 15

小説 夏の終わりに 15

 今朝だって俺は、セックスする夢を見たんだぞって、言いかけて止めた。下手なことを言うと、人はなぜセックスをするのか?と言う、中学生の時に感じた疑問から説明せねばならない。
「アパートの住民って挨拶しても無視する人ばかりだから、俺の部屋に誰かいたって関心すら持たないと思うけど・・未成年の娘と暮らすってことはやばくない?誰かに聞かれたら親戚の娘を預かっていると答えられるけど、関心は無いくせにすぐ警察に通報する人はいるんだ。時々話すおじさんが一人だけ隣のアパートにいるけど、この間ぼやいていたよ。テレビの音が大きいと通報されて警官が来たって・・」
「マスターは昔から熟女好きじゃなかった?千夏ちゃんには悪いけど、マスター千夏ちゃんを子供だと思ってるから部屋に泊めたんでしょ?今朝は一緒に寝たんっじゃ無くて?」
「一緒に寝たって・・誤解されるようなこと言うなよ。案外外で誰かきいていてさ、朝っぱらから女の子を連れ込んでもめてるなんて通報されたらどうする」
 気になって千夏を見た。俺が15の時、不意に目覚めた性欲に驚き悩まされた。男と女は違うかも知れないが、俺と由紀子の会話の内容がわからぬ年齢では無い。
「おじさん、洗濯終わったみたいだけど・・」
 俺と眼が合わせた千夏が眼を逸らしながら言う。
「あぁ、干さないとね」
 俺は窓辺に吊り下げていた洗濯物を、ハンガーに吊るしたポロシャツなどを別なハンガー掛けに移し、下着や靴下をたたみもせず収納箱に投げ込む。
「たたまないの?」
「面倒じゃん。洗濯前と、乾いててすぐに着れるものの区別さえつけばいいだろ?」
 窓を開けて洗濯物干しを軒下に渡した竿に吊るし、空いているハンガーにシャツを入れて干す。隣のアパートの、唯一世間話をするおじさんがたまたま部屋を出て来た。俺の部屋に女が二人もいることに驚いている。
「お客さん?」
「親戚の娘を預からねばならなくなって・・」
 俺はなぜそう答えたのだろう?それで千夏を受け入れることを了承していることになった。(続く)

獅子座クウネル日記獅子座
 なんとか小説が書けました。今日の分だけ・・ストックが無いから明日は危険(笑)曇り後雨の予報ですが、びっくりするくらいの晴天です。写真のストックも無いから、撮影に出た方が良かったかと後悔してます(笑)と言っても、最近何を撮りたいってものが無い。季節的に彼岸花しか思い浮かばないのですが、似たような写椎しか撮れないことが解ってるし・・
 誰もが撮るような写真じゃつまらんと思ってはいるのですが、ファインダーを覗くといつもの構図でシャッターを切ります。そんな写真しか撮れない自分に嫌気がさし、それが射光が湧かない理由だと解ってはいるのですが・・
 
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