mixiユーザー(id:36912493)

2018年09月13日05:17

86 view

カモメを聴いて書いた駄文 私小説?

俺はかずき、25歳。無職で、正直引きこもり。
遠い大学に行くのが辛くて中退して、その前から折り合いの悪かった家を出て、でも行くところもなくて友だちの家とか泊まり歩いて、そんな俺だったけど。
今、5年付き合って同棲してる彼女のみきが俺の心の支え。
働かなくちゃ。
そう思えば思うほど、社会の壁が感じられる。
大学辞めてすぐ働いた不動産会社が超ブラックで、仕事での借金は連帯責任、みたいな文章が契約書に書いてあって、母親が働くのを認めてくれなくて、俺は挫折したんだ。
5年、みきの部屋に転がり込んで、一人、もがいてる。
みきも短大卒業してから、試食販売員のアルバイトで繋いだり、書店員の社員になれたりとか色々だったけど、俺を追い出したりせず面倒を見てくれていた。
たまに呑んですごい喧嘩して、「この紐!」って言われたりもしたけど。
俺は、いつまで、働けないで、こうしているんだろうか。

今日は高校の頃からの親友、まさきがバーテンダーのバイトが休みの日だったので、3人で家で呑んだ。
みきがまさきに説教したり、まさきのバカな恋話を聞いたり、いつも通りの楽しいひととき。
みきが酔って寝てしまって、俺とまさきはカラオケに行くことにした。
俺はギターをやっている。ミスチルやらスキマスイッチやらのバラードを主に歌って、酒のせいもあって自分に浸って楽しんで帰ってきた。あ、もちろんまさきのおごりw

帰ってきて、まだ寝付けない俺は、なぜか遺書を書く気になった。
どうしたらいいのか分からない、俺のもやもや、みきとの将来、いろんなことを書いて、最後に、本当の俺の気持ちを書いた。
なんだか、ラブレターみたいになって、朝、丁寧に折り畳んでみきに渡した。



今思うと、鬱だったのかな。
でも、遺書はラブレターになった。

まだ、生きる。

そうやって生きてきた、25の夜。

みき、ごめん。


5 3

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する