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2018年09月13日00:06

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ラーメン屋のあのポーズ

千葉の松戸で亀壱っちゅうラーメン屋やってる古い友人が角川書店のなんたらウォーカーの取材を受けたっちゅうので、やっぱ写真はあのポーズかと聞いたら、あんなかっこ悪いことせえへんわと返ってきた。
あのボーズっちゅうのは言うまでもなく、ラーメン屋の定番である、腕組んでどや顔。

しかし、あれはいったい誰が始めてどこから来てるんやろな。
佐野実やで、最初は。

一瞬でかねてからの謎が解けた。
そうそう、言われてみればそうやわ。
あの、客にやたら注文つけるいつでも不機嫌なラーメン屋のオヤジ。
5年ほど前に63で亡くなったラーメンの鬼。
たしかにトレードマークはあのポーズやったよな。
オールバックにした薄い髪の毛を油でてかてかに固め、腕組んでメンチ切ってね。
近くに寄ったら、あの頭の油、汗の匂いやオヤジ臭と混じってかなり臭かったんちゃうか思うんやけど、そのわりに客がつけてる香水に文句言うてたな。
そやけど、どんなに美味いもん出せるんやとしても、金貰って客に来てもらっている以上、あの態度はあかんと思うねん。

てのはまた別の話として、ラーメン屋の大将たちにはあれがひとつの上がり、理想型にして憧れやったっちゅうことなんかな。
それでみんなが真似するようになり、いつの間にやらラーメン屋の標準写真ポーズになったと。
もし東京のラーメン屋が佐野実の姿勢をかっこええと思って真似てるんやとしたら、それこそとんでもなく勘違いしてるんちゃうか。
たかがラーメンやないか、なに偉そうにしとんねん。

いつどんな場合でも、商売人は謙虚な姿勢を忘れたらあかん。
それを真っ向から否定した佐野実を無批判に受け入れるのみならず、ポーズまで真似るってのはどうなんやろ。
あのポーズにこそ佐野実の不遜で傲慢、人を人とも思わない姿勢があらわれてたと思うねん。
それが気付かれてきてるから、いまだにやってるやつは笑いものになりかけてる。

と、ここまではあくまでも個人の主観なんやけどね。
なにはともあれ、腕組んでどや顔=佐野実がルーツってのはじつに説得力のある話やなっちゅうことで。



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