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2018年09月11日12:13

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六代目松鶴生誕百年祭千秋楽 2

生誕祭一週間の大トリは松枝
各地での講演も好評のご様子、思い出話コーナーで自著を売ろうと段取りしたりきっちり台本を書いて舞台に臨まれるタイプ?
このトリにもそれが現れています

入門何年目でしたかある落語会で全く受けませんでした
自分でもあまりの不出来に泣きたいぐらいでした
今日こそは師匠からの「アホ、ボケ、糟。居ね、死ね,辞め」
とお叱りを覚悟して楽屋へ
すると師匠は黙ってビールを注いでくれました
涙をぐっとこらえてふと師匠を見ると泣いてました
こんな私のために泣いてくれてました

師匠の十八番だった「三十石」を演らせて頂きます

こうして始まった「三十石」いつもと違ってました
前半部分を大幅にカット
名前を名乗るのも鴻池善右衛門と炭屋の友吉で住友だけ
御馴染みのお女中のオマルも出てきません
早々に乗り前が決まります

櫂が櫓に変わり松枝が音頭を取って舟歌を歌い上げます
下座もそれに合わせて唱和
京を過ぎ大阪に入る頃から音頭は下座へ移り
交代に音頭を取ります
松枝はゆったり櫓を進めます
が途中から音頭取りの調子が狂ってきました
鶴瓶、伯鶴に代わりますと松枝も思わず手を止め
心配そうに下座の方を伺います
しかし合いの手は一段と賑やかに盛り上がって幕が降りました

多くが退席した頃いきなり幕が開き、
舞台には出演者、裏方が勢ぞろい
見台の前には六代目の遺影

松枝の「ありがとうございました、写真も結構です」
の声に一世にシャッター
一旦幕が降りましたがカーテンコール
最後は舞台客席手を振り合って終わりました

会場前で高齢女性と目が合い立ち話
初日に久しぶりに見た仁鶴の顔、今日の「三十石」
十分満足なさったご様子
一旦帰られかけましたが、名頃惜しそうに戻られ
再び見送りの様子をご覧になってました

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