mixiユーザー(id:5347088)

2018年09月04日10:57

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YAMAHA TX-81Z

3回目は、ヤマハTX-81Z。
驚くなかれ、今から32年前のシンセサイザー。

全く楽器っぽいルックスでは無いので、ハードオフとかでたまに何の機械だか分からない状態で売られていますw。

この子は、かつて一世を風靡したFM音源の雄・DX-7の廉価版という位置づけだったんですが、DX-7とは似ても似つかない、良い意味でチープな音を出す良い子ですw。
と言うと、すんごくショボいんじゃないかと思うじゃないですか?
いやいや、ところが、そのシンプルさ故に発売から32年経った今でも現役感がちゃんとあるのです。
ベースの音を出させると、兄貴分のDX-7よりも太くて存在感のある音を出します。
ハウスやヒップホップのようなリズム隊が強めの音楽では、今の楽器なんかよりも「今っぽい」です。
僕がオンボロ楽器が好きなのは、そういう所なんです。
必ずしも、グレードや値段と満足度が一致しないって言う辺り。

昔のエンジニアさんって、廉価版だからと言って手を抜いてないんですよ。
むしろ、限られた予算の中でどうやって面白い物を作ろうか?みたいな発想があったんでしょうね。
そう言う面白さが、このシンセからは伝わってきます。
車で例えると、シティターボみたいな感じでしょうかね。
非常に強引な楽器ですw。

ぼちぼち中古市場からも消えつつあるので、もう数年したらヴィンテージ楽器として名だたる名機と肩を並べるような存在になるでしょうね。
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