5分間+集中豪雨＝浸水（当社方程式）

《復活》

じい様が復活した。

熱中症から始まった、一ヶ月間の入院期間を経てようやくの退院。

なんだか肺に影があるとかで、その原因追求に時間が掛かったが、結局わからずじまいでの経過観察に移行と相成ったワケだが、本人はいたって元気。
まぁ、運動量が極端に減った生活が続いたためか足腰は弱ったものの、それでも早速ネコの散歩に勤しんでいたようだ。

タバコはさすがに手を出さないかな？
誰とでも再会時には『コレまでのスタイル』で赴く俺は、うっかり本人の前でタバコ吸ったりしてしまったが、『吸う事を我慢する生活』と『単に吸えない生活』とでの異なりは大きく、『俺も吸うか』とはならなかったようだ。

俺も一カ月くらい入院してみるかな？
…なんか、退院後も何も変わらなさそうだが。

それにしても、元気そうでよかった。ご飯もけっこう食べるとのことなので、心配する事は無いかな。


《じゃぶじゃぶ》

現場の建物が既に古く、地域的にも高台で中央付近、しかも土地が固いため、水はけが非常に悪い。
そんな理由で局地的豪雨が降り注げば、地域みんなに『膝くらい水位』がプレゼントされる事になるが、幸いにも俺自身はまだそのプレゼントを天から受けた事は無い。

しかし『膝くらい水位』のプレゼントとは、あくまで『そんな言われ方』をするだけの話であって、当然ながら人が歩ける程度に落ち着いた『推移ピーク』が去った後の話だ。

かつて見た『水没不良品』の水位跡を見ると、1メートルには届かなくとも、80センチを越える汚れラインが…。
500ミリペットボトルケースの3段が完全に水没しており、そこにパレットの高さが…あれ？　やっぱり1メートル届いているのかな？
まあ、そんな過去があったというだけの話だが、今回、またそうなり掛けた。

じゃぼじゃぼと雨が降る中、商品を移動。
既にびしょ濡れになった商品ではあるが、中身には問題が無い。急がねば。

商品移動はどうにか難なく移動終了。本格的な雨だなぁ、なんて話をする中で、本当の『本格的な雨』が到来する。今までの雨が比較にならない、絵に描いたような雨だ。

あっという間に浸水する搬入エリア。
浸水、公道からの逆流情報を繰り返す守衛放送。『車の移動』と言われても、車までの移動方法が無いのだから笑える。

…で、今度は笑えない話で、作業現場内の排水溝が一気に噴き出す。厚さ1センチの鉄の蓋を退ける水圧。まるで噴水。壮観ですな。…でも、あとの始末が面倒なんだよな。


《また遅刻る。》

昨日、7時出社を30分遅れたので、今回は気合を入れて起きる意気込みで床に着いた。
前日は眠れなくて最後に見た時計が既に5時を回っていたが、今回は最後に見た時計が2時半を越えたところだ。

…と、こう書くと早く眠れたみたいに思うかもしれないが、時計を見たのが最後なだけであって、やっぱ布団の中にてゴロゴロゴロゴロ…。
空は無情にもだいぶ明るくなっていた。やっぱダメっぽい。

で、起きた6時57分。
昨日より更に2分遅れの起床がニクイ。だからダメなんだって！

ソッコーで出社。作業着を鷲掴みにパジャマ姿で運転開始。
渋滞を利用した着替えはお手の物だが、あいにくの土曜日。渋滞そのものが無い。
時速○○キロでの変身タイム。運転ミスは死に直結する。いや、ミス時には死んでしまった方が恥ずかしさが無く潔いので、むしろそっちの方が好ましいかもしれない。そんな意味不明な状況だ。

決死の着替えを終了し、やはり30分遅れで現場突入。
いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜………。
恥ずかしい。

月曜日も7時出社が確定している。
V3は何としてでも避けたいところだ。


《あとがき》

ひたすらに眠い毎日。
でも思ったほど眠れない。
やんなっちゃうね。