「○○点取ったから誉める」
という<点数>形式だと、一部の人以外は、なかなか誉めにくくなるんですよね。
でも、自分もその形式で誉められてきた人は、
「え、40点? どこに誉める必要が? むしろ注意すべきでは?」
となってしまう。
私自身、20歳くらいまでそっち側でした。
99点を取ったら「何で1点落としたんだよ」って言われて来たクチでしたから。
(でも日本社会はそっちが多い気がする)
『赤点ギリギリを目指すと、赤点になる。
平均点を目指すと、赤点ギリギリになる。
80点を目指すと、平均点になる。
100点を目指せば、80点になる。』
そんな風に思って生きてきました。
それもそれで、完全に間違いではないと今でも思います。
しかし、これはあくまで<さらに高みを目指す人用>の思想だ、と最近は思うようになりました。
まだスタート地点にいる人には、少し酷な場合もある。
確かに「前回は85点だった人」が、今回急に45点なら、どうしたんだ、何かあったのか、となります。
ある程度の注意も必要でしょう。
しかし、「前回は15点だった人」が今回は45点になったなら、それはかなりの<進歩>ですよね。
ありきたりですが、一回一回の<点数>でなく、前回、もしくは前々回と比べての<進歩>を誉める方が良い、と私は思います。
100点は、いつでも万人が取れる、というものではありません。(誰しもやり方次第でチャンスはありますが)
でも<進歩>なら、多くの人に高い可能性があります。
ただそれをするには、相手の前回・前々回・更にその前を、ちゃんと見ている必要がある。
誉めるのに「観察」が重要だというのは、きっとそういう事なのだと思います。
■親の6割が「褒めることが苦手」と回答 子育てで伸ばしたいのは「他人を思いやる気持ち」「自己肯定感」
(キャリコネ - 08月29日 17:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=5265408
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