mixiユーザー(id:2088704)

2018年08月27日07:33

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読書「ドクター・スリープ」(スティーブン・キング)

キングの小説は他作品に登場するエピソードがわりと出てくるが
この作品は完全な「シャイニング」の後日譚として構成されている
とはいっても
そこはキングのこと
冒頭で丁寧に「シャイニング」のあらましを説明するなど
サービス精神は旺盛だ

おれ自身
「シャイニング」を初めて読んだのはもうそうとうむかしのことだから
デティールは記憶から飛んでしまっているが
本作品を読み進めていくうえで徐々に蘇ってきた

実は
主人公にヒントを与える「ディック・ハローラン」という黒人(超能力者)は「IT」にも登場していて
本作品でもキーマンになっている

ところがスタンリー・キューブリック監督の映画「シャイニング」では
ディック・ハローランはジャック・トランスに殺されているので
キューブリック(故人)は「ドクター・スリープ」を映画化できない

キングがキューブリック「シャイニング」嫌いだったことは有名なハナシだが
まさにディック・ハローランの登場はキューブリックへの嫌味なのかもしれない

それにしてもキングの小説は相変わらず面白い
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