姫ノ木あく 先生が贈る新作はファンタジー作品。世界を救った勇者が倒した魔王の城から
連れ帰った赤子を巡り、守りたい者たちと首謀者として疑う者たち、双方の思惑を描きます。
(イラスト:よう太 先生)
【
http://www.sbcr.jp/products/4797398144.html 】
魔王討伐から10年余り。冒険者育成の一面を担う学院で学ぶ“エリナ”は少々落ちこぼれ
でも元気いっぱいの女の子。その彼女を「監視してほしい」と依頼された大剣使いの少女
“カナーン”は学院へと赴く。魔王の娘な可能性が高い、という話を見定めるため──。
クラスメイトの“ペトラ”からちょっかいを受けたりする日々の中でもまっすぐに育った
“エリナ”の姿を見て、育ての親たる“リクドウ”の愛の深さと親バカぶりを感じます。
友だちになりたい、と近づく彼女を冷たくあしらう“カナーン”の不信感が際立ちます。
“エリナ”自身も知らない「何か」が色々あって、本当に魔王の娘なのか、という展開が
話を揺さぶってきます。また、女の子同士の友情がどう生まれ、育んでいくのか、それを
ぜひ確かめていただきたい。そしてニヨニヨしてほしい。そんな期待があふれる作品です。
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