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2018年08月19日06:50

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ボランティアの旅 2018.08.18

神奈川災害ボランティアネットワークのバスに乗り広島県尾道へ。
今回は三原市との境にある福地サテライトにお世話になりました。

35人ほどの参加者が3グループに分かれ、僕らのグループは依頼主さん宅の所有するミカン畑へ。
温州の早生を中心に、デコポン、ネーブルなどの品種を育てているという畑には山から流入した真砂土が堆積。
これを除去するのが今回のお手伝い内容です。

農に触れていると土が作物にとって如何に重要であるかが身に染みているので、農に携わる端くれとして流入したものは可能な限り除去したい思いに駆られます。

9:30-14:00と暑さが考慮された作業時間もあり完了とはなりませんでしたが、作業後の依頼主さんの表情からこの日の成果を感じました。

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ミカン畑のある海側は家屋への被害があまり見られませんでしたが、休憩中に少し山側へ移動すると景色は一変。
土石流で破壊されたのか原型をとどめていないお宅、倒れた電柱から発火、火災の二次被害があったお宅、という風景が続きます。
一見して外部の人間でも途方もない無力感に苛まれますが、当事者であったならどれだけの絶望感に襲われるでしょう。
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でも、そこから元の景色に変えるのは人の手。
行政の補助だの何だのと行動の伴わない議論を交わすのは何も生まず、ほんの少しの行動の積み重ねが絶望という土砂を正に掻き出すことに繋がる。
同時に行動の伴わない祈りは現場では無に帰す、と再認識した便となりました。

元気な実をつけて地域の人たちの希望になってほしいとミカンに願いを込めつつ、土砂を土嚢袋に放り込みました。
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