疾風になれ

ん〜まぁどっこいどっこいってやつかなぁ…

病院行ってきました。
貧血以外は概ね良好。画像見ても大きく変化してないんだけど、これがビックリするほど落ち着いてて逆に怖い。あくまで肝臓と下腹部のものを見ての判断なので、他に転移している可能性がゼロとは言えないですからねぇ。ま、自由に動けるうちに色々やっとかないとだわ。

で、向こうに行ってる時にぼんやり深夜アニメを見ていたわけさ。
ま〜ビックリするくらいに動かねぇんでやんの。口しか動いてねぇ。いや、ちゃんと“動作”がある部分は動いてますよ？動いてないのは喋ってる時ね。
そんな事はアトムの時代からそうなんだけど、絵が綺麗になっちゃった分、目立つようにはなっちまったかなとね。要は無駄がなさ過ぎるんですヨ。全部綺麗だから。

まぁ、昨今はすぐ作画崩壊だのなんだのって槍玉に上げちゃうモンなぁ。全部綺麗なのでいきたいわな。でも、そんな事って現実ありえませんからね。
実際、動いてるものを動画または連写で見るとわかるけど、綺麗なのは最初と最後だけよね。途中はほぼ作画崩壊な顔だよ。フィギュアスケートなんかよくその瞬間の写真で新聞載ってるしね。もっと選んであげてよ…と思うくらいに。

コレが気になったのも、ここ最近作業中に見てたDVDが発端。
２０００年頃にやってたOVA“エクスドライバー”。あの藤島康介氏の企画・原案・キャラ原案の作品。OPはJAM Project。この時からハマったんだよなぁ。まだ若い若いｗ
カーアクションは手描き（コレにはちゃんと理由あり。劇場版はCGになってます）なところが味があるし、音はちゃんと実車から録ってある。車に興味がなかったのに何故かハマったのよねぇ。
数年前にDVDが安くなってたのを見かけて買ったのです。

アニメの出来は…まぁなんというか…ね。良い部分と悪い部分の差が激しい。
当時も“あれ？”と思って見てたけど、今見るとよくこれでOK出たなぁと。OVAより劇場版の方が酷いとか、普通ありえん。天下の大女優・沢城みゆきが出とんやぞ！
んで、制作会社を見たら『アクタス』とある。てっきりバンダイがしっかり作ってるんだと思ってたら違ってた。さらにこの会社、アニメ通ならご存知の方もいらっしゃるであろう“アレ”な会社。そんな会社の元請制作第一号の作品だったのだ。

ま、それはとりあえず置いておくとしても、昔のアニメはコロコロ表情変わってたなぁと。
今でも変わるものはあるけど、割合から考えて減った気はする。１カットでわりと長文読む。これは実写ドラマもだけどね。演出として悪いとは言わんが、どっか動かせやと。せめて身体を揺らせよと。感情入ってるのに身体が微動だにしないのは変やろ。眉毛と目だけで表現せんでしょ実際は。

所謂“紙芝居”アニメがアカンと入ってない。漫画っぽさをそのままアニメにするんは日本の個性やと思うし。お得意の“静”を表現するにはぴったりやしな。
でも、アニメやからな。作画崩壊よりも気にする部分あるはずやろ。そこに制作陣・ユーザー共に気付かんかったら、ホンマに日本のアニメ業界は終わってまうで？

アメリカ追っかけてたって意味無いと思うんだよね。そもそも根っこが違うんだから。
もっと日本らしさを追求すればいいのに。海外のファンはそこを求めてると思うんだけどなぁ…