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2018年08月16日14:44

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世界バレエフェスティバル2018 ガラ - ファニーガラ -

2018/8/15水 17:00- 東京文化会館

NBSさんのインスタ公式アカウントより、ファニーガラ終演直後の皆さん。
https://www.instagram.com/p/BmggWLlgWmj/?utm_source=ig_web_copy_link

第5部のファニガラー、なんと今年は50分もありました・・・!(気合い入り過ぎ!)堂々たる第5部。

タマラとイサックのドンキの後、NBSの高橋さんが準備のためのつなぎのトークをし(でももう内容覚えてない)、「どうやらファニーガラの設定はオーロラ姫の誕生日のお祝いの席に乱入者が現れて踊りまくるというストーリーらしいです」と言って退場。

今年は、今まで以上にダンサーさん達の間に一体感があったように思いました。セットや小道具、衣装も本気度が凄い。今回、中心となってシナリオ考えたの誰なんだろう。やはりゴメ子・・・?

キャスト表は終演後に会場に貼り出されていた、ので、当日私達は誰かが登場するたびにオペラグラスをのぞき込み、「これは誰だ?!」とやりながら見ていたわけです。

以下、パートごとに感想を。

■踊らないキャスト
王: シルヴィア・アツォーニ
王妃: マチュー・ガニオ
看護士: アレクサンドル・リアブコ
侍従長: ワレリー・オブジャニコフ
キューピッド: マリーヤ・アレクサンドロワ

まず最初に登場したのは王と王妃。マチューの王妃、美しすぎ・・・ぴかぴか(新しい)そしてシルヴィアは、小さい体にもっこもこの衣装をつけて登場し、王座で好き放題やり過ぎ。足を椅子の上に上げるわ居眠りするわ・・・^^; ほんとサービス精神旺盛で見てて飽きなかった!出待ちであなたのキング最高におかしかったって言ったら「誰も私だって気づいてないと思った!」だって。分からないわけないじゃないすか。
サーシャのあの役は一体誰が考えたんでしょ。ちょこちょこ下手の舞台袖に出てきてはアイシングしたり足裏マッサージ器を差し出したり、水まいたり、倒れた三羽の白鳥に心臓マッサージしたり!マチューの裾をあげてマッサージして、にっかーぴかぴか(新しい)ってした笑顔可愛い。コミカルな役をやるサーシャは久しぶりに見たな。
指揮者のオブジャニコフさんは前回に引き続きの参加。お付き合いくださり有難うございます(ひょっとして、こういうの好きなの・・・?)
マーシャは自分の出番が終わったのに衣装変えて出てきてずっと王座の側に侍っており、いろんな人達にちゃちゃ入れてました。お祭り女!

■「眠れる森の美女」より「ポロネーズ」
ディヴェルティスマンの人達の入場。この時点では、誰が誰やら・・・!

■フォー・ミー、フォーミーダブル
マチアス・エイマン、ダニール・シムキン、デヴィッド・ホールバーグ

何と1階中央通路から、シムキン&ホールバーグのセーラームーンを従えてディーヴァ・マチアスが登場!シャルル・アズナブールの曲を、マイクつけたマチアスが生歌でご披露です。衣装もバルーン系(?)で可愛かったーハート1階中央〜後方席でいろいろやってて、前方席にいた私にはほとんど見えなかったけど、どうやら通路後ろの大理石に寝っ転がったりファンサービスしながら練り歩いてたらしい。ステージに上がってきてもすんごいノリノリで歌って&踊っていて、ラテン気質な人なんだなーと嬉しくなった!
しっかし、これうますぎるよ。絶対に今回が初めてじゃないと思う、持ちネタに違いない。

■佐々木さんのために
マリーヤ・アレクサンドロワ、ウラディスラフ・ラントラートフ

男女逆転なしの、ちょっと可笑しいパドドゥ。ごめんなさいサーシャが下手にちょこちょこ登場してたのでずっとそっち見ててこちらはあまり見てなかった。でも、男装のマーシャが見たかった。

■ジゼル
マリア・アイシュヴァルト、レオニード・サラファーノフ

真面目そうなサラファーノフがノリノリでジゼルを演じてておかしかったー!しかも、男装しても凛々しいアイシュヴァルト・・・と思ったら、帽子取ったらハゲの設定。彼女がこんな汚れ役やるなんて!可笑しすぎる。

■カルメンズ
イサック・エルナンデス、ジェルマン・ルーヴェ

最初はイサックが一人で登場し、お、本気で踊るのか?!と思ったら、ポワントうまく使えない設定。なんだ中途半端だなあと思ったら、突然もう一人のカルメン、絶世の美女が登場!ポワントに使い方も上手く、ホセを誘惑するシーンも色っぽいのなんのって。誰々?って思ってたら、最後の挨拶でレオノールと一緒に登場し、ジェルマンだったのかと驚愕。ジェルマン、メイクも物凄く上手かったし、女装は割と頻繁にやってるのでは疑惑。しかも本人ものすっごく楽しそうだった。
ところでイサックは、どうやら酔っ払い設定だったみたいです。入場のとき酒瓶抱えてスーパーのカートに入れられて登場してた。もちっと酔っ払いの演技をオーバーにしてほしかったな。次回は頑張れ。

■ホセ
ヴィエングセイ・ヴァルデス

アロンソ版カルメンのホセパートをヴァルデスが。途中まで真剣に踊ってたね!誘惑にくる美女(ジェルマン)にばかり目がいってしまった。

■眠れる森の美女より、猫
レオノール・ボラック、フリーデマン・フォーゲル

キティちゃんの大きな顔をつけてフリーデマンが雌猫役に!彼は踊りが柔らかいからこういう役に全く違和感なく、すっごい綺麗だった。ボラック、ネコの衣装似合ってたね。

■ドン・キホーテより、パ・ド・トロワ
タマラ・ロホ、ダニール・シムキン、デヴィッド・ホールバーグ

これ、何だかあまり記憶にない。他のところ見てたのかも。

■眠れる森の美女より、青い鳥
マリア・コチェトコワ、エドウィン・レヴァツォフ

あの音楽がかかり、お、コチェトコワが青い鳥に挑戦?彼女ならできるかも!と思ったら、すかさず黒子が登場し、ジャンプのシーンは高々とリフト。笑った、この背の高さはもしや・・・と思ったらやはりエドウィンでした!

■スパルタクス
エリサ・バデネス、ダニエル・カマルゴ

カマルゴ君のフリーギア、おかしなことばっかやってるけど美しかったーぴかぴか(新しい)んで彼もポワントワーク結構上手じゃない?

■白鳥の湖より、3羽の白鳥
ロベルト・ボッレ、フェデリコ・ボネッリ、ウラディスラフ・ラントラートフ

美しく大きい3羽の白鳥達。割と本気で踊ってた。ポワントデビューだというボッレ様は、ポワントワークは流石にイマイチ(ていうか世界が誇る動くギリシャ彫刻ボッレ様にあんな格好させるなんてWBF凄い・・・)。ウラドのポワント使いがきれいだなと思って見てました。(よく考えるとこの白鳥、二人はオーバーフォーティー)

■白鳥の湖より、黒鳥
ドロテ・ジルベール、マルセロ・ゴメス

トリはやはりゴメ子、連続フェッテもダブル入れるわで、かなりガチ。絶対練習してきたでしょ、と思う。流石です!ドロテの男装はやはりかっこいい。そして彼女、マネージュとか足伸ばしてくるくる回るやつとか、ガチでトライしてて、男性ほどの迫力じゃないけどすっごい!


最後は、ほとんどみんなファニーガラの格好のまま挨拶しに出てきて手ぬぐい投げ。今回私は9列目だったので、残念ながらほとんど届くものがありませんでした。15列目以降の方には、番号で手ぬぐいがプレゼントされてたのですが、今回が第15回なので15番の人に、と。次回のバレエフェスのとき、手ぬぐいが欲しい方は、自力で獲得可能な5列目以内か、または、16番の席をとるといいと思います。

私達観客も楽しかったのですが、それ以上に、今回はダンサーの皆さん達が楽しそうにファニーガラをやっていたのが印象的。異性の装いをすることを笑う、というのは、いろんな意味で時代にそぐわないと思っていたのですが、今回はコントのような部分で笑いをとるようになっていて、世の中が変わってもファニーガラを安心して続けていける可能性があるな、と思えたのも嬉しかったです。

あー、バレエフェス、終わってしまった。。。2週間ほどどっぷりこの世界に浸かっていたので、何だか気が抜けてしまいそう。ヨーロッパに行ってこれるほどの投資はしましたが、精神的な充実度はそれと同じくらいだったから、まあいいか。

暑い中極東の国まで来ていただいたダンサーの皆様はもちろん、スタッフの皆様、東フィルさん、指揮者の方、ピアニストの方、本当に楽しい公演をどうもありがとうございました。3年後もまたこういう公演になりますよう、期待しています!

自分のメモも兼ねて、過去ののバレエフェスのファニーガラの感想を。
2015年→ http://kikoworld.blog.fc2.com/blog-entry-96.html
2012年→ http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1865426294&owner_id=2438654

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