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2018年08月16日12:55

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今日の読了 『読書と言う荒野』

2018年8月15日読了 『読書という荒野』 見城徹 幻冬舎 四六判並製 1,400円(税別)
 2018年6月15日 第2刷発行 237頁 2018年6月19日購入

幻冬舎社長である筆者の自伝と云うより読書録。
目次から引くがかなり挑戦的?な言辞が並ぶ。

    はじめに 読書とは「」何が書かれているか」ではなく「自分がどう感じるかだ」
第一章 血肉化した言葉を獲得せよ
第二章 現実を戦う「武器」を手に入れろ
第三章 極端になれ!ミドルは何も生み出さない
第四章 編集者と言う病い
第五章 旅に出て外部に晒され、恋に墜ちて他者を知る
第六章 血で血で洗う読書という荒野を突き進め
    おわりに 絶望から苛酷へ。認識者から実践者へ

物凄く挑戦的とも言える言葉で全編が貫かれる。
例えば表紙の秋元康の言葉ー
「見城徹の読書は血の匂いがする。ただ、文字を追って『読了』と悦に入っている輩など、足下にも及ばない。書を貪り喰ったものだけが知る恍惚の表情を浮かべている。著者の内臓を喰らい、口から真っ赤な地を滴らせている」
と、あるがこんな思いで本を読まない。

多分、筆者にとって読書とは挑戦であり実践であるんだろう。
正に鬼気迫る感じの一冊。

最後に裏表紙の言葉
ー読書によって正確な言葉と自己検証はもたらされ、正確な言葉と自己検証によって深い思考がこそが、唯一のバックボーンになるのだ。

最後の大文字で赤字の一文。
血で血を洗う読書という荒野を突き進め!

本・読書に対してこう言う気概で向き合っている読者は先ずいないだろう。
何だか早死ににしそうなほどの鮮烈な感じの本だった。

要・求、再読。


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