沖縄県知事、翁長氏の死去について

翁長雄志・沖縄知事が死去　辺野古移設反対の象徴　知事選９月に前倒し
http://www.sankei.com/politics/news/180808/plt1808080020-n1.html

【8月8日午後、膵臓ガンにより翁長知事死去する】

まずは、お亡くなりになったことに対して慎み申し上げます。
私の立場からすると、「お悔み」とか「ご冥福を」と言うのは少々違う気もするので、あくまで「慎み」と言う形でご容赦願います。

【生前の行いはどうあれ、亡くなって間もない時期に死人に鞭打つようなことは避けるべき】

鳩山邦夫氏が亡くなった時も同じことを申し上げましたが。
生前の行いや家族がどうあれ、亡くなって間もない時期に死人に鞭打つようなことは、日本人の心として避けるべきであると私は考える。
せめて、葬儀が終わって一息つくまでは、遺族が傷つくようなことは避けるべきだと思います。

無論、彼は直前まで知事であったわけで、前倒しで選挙が行われるわけですから。
そうなると今度は戦いになるわけで、彼が生前行ってきたことがいかに沖縄県民を踏みにじり、日本に害を被らせたか。
その路線を引き継ぐとどうなるか、と言う事を声にする必要があるでしょうけど。
それは選挙と言う戦いでは当然のことですから。

【少なくとも私は、人の死を慎む心は失くしたくはないと思う】

私は、生前の翁長氏の政策にはまったくもって支持できず、それどころか非常に厳しい立場で批判してきました。
その考えはこれからも変わりませんし、彼の政策を引き継ぐと本気で沖縄は低迷に迷い、中国による侵略の危機に晒されると言う事は間違いない。

しかし、立場は違えど、敵であれど、『病気に負けず、己の信念に準じた者』であることには違いない。
その事だけは評価してもいい。
亡くなったと言う事実に対しては頭を下げて慎むけれど、それ以上でも以下でもない。
涙は無いし、悲しむことも無いけど、ただ亡くなったと言う事実に対してだけ慎みを申し上げる。

【人の死を踏みにじったり、亡くなったことに対して嘲笑うようなことは絶対に許されない】

あってはならないことですが、例えば安倍総理や麻生副総理、あるいは巷で話題の杉田水脈議員などに訃報があったら、どうでしょうか。
いわゆるパヨクと言われる人達は、不謹慎だとか言う言葉も介さず、罵詈雑言と誹謗中傷のオンパレードではないでしょうか。
人の死を踏みにじったり、亡くなったと言う事実に対して嘲笑うような行為は、人として最低最悪の行為であると考えます。

翁長氏にしろ、安倍総理や麻生副総理、杉田議員にしろ、彼ら彼女らは「政治家」と言う職を選んだ人達なので、たとえ死後であってもその行いが批評されるのは当然のこと。
しかし、行いを批評することと、「亡くなった」と言う事実を嘲笑う事は全く別の、卑劣な行為である。

【余談ながら、かつての明治政府は西南戦争で敵である西郷隆盛を称える歌を送っていた】

まあ、こういう事を言うと右の方からは「国を憂いていた西郷と、売国奴を一緒にするな」とお叱りを受けるでしょうし、左の方からは軍歌と言うだけで脊髄反射されてしまうでしょうけど。
何より、翁長氏の政治信条から言って、軍歌を引き合いにされるのは不本意かもしれないけど、まぁここは私の日記と言う事でご容赦願いたい。

抜刀隊（歌詞あり）

（歌詞なし、映像は旧陸軍のものらしい）

私、この歌が好きなんですね。

「我は官軍、我が敵は　天地容れざる朝敵ぞ
敵の大将たる者は　古今無双の英雄で
これに従う兵（つわもの）は　共に剽悍、決死の士
鬼神に恥じぬ勇あるも　天の許さぬ叛逆を
起こせし者は昔より　栄えし試し有らざるぞ」
とか、
「玉散る剱（つるぎ）抜き連れて　死する覚悟で進むべし」
とか。
まぁ翁長氏と西郷隆盛はあまりにもかけ離れていますが、『命を懸けて己の信念に準じた男』と言うことだけは、私の中ではそう言う評価だけは留めておいても良いかなと。

もっとも、だからと言って彼の政策は全く持って支持できませんし、彼の政策を引き継ごうものなら本気で沖縄県は中国によって侵略されることになりますので、私は沖縄県知事選においても、やはり自民党候補を支持するのですが。

全く違う話だけど、辺野古反対派になぎ倒されて怪我をした防衛省職員とかいるけど、これも産経新聞以外全く報じてないみたいだしね？
まあ翁長氏が亡くなった事の裏に隠れてるとか言う言い訳もありそうだけどさ。

辺野古反対派に押し倒され防衛省職員が大けが　被害届提出　嘉手納署が傷害事件で捜査
http://www.sankei.com/politics/news/180808/plt1808080012-n1.html