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2018年08月08日23:24

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平成30年7月豪雨・災害ボランティア

この度の「平成30年7月豪雨」により、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆さまにお悔やみを申し上げます。また、被災された皆さまに謹んでお見舞いを申し上げます。そして、被災地の少しでも早い復旧・復興を、心よりお祈り申し上げます。

※※ ※※ ※※ ※※

先週、広島県竹原市において、「平成30年7月豪雨」の復興支援活動・災害ボランティアを行いました。

主な活動は、豪雨による土石流災害で被害を受けた家屋の泥かきです。

家の方によると、前の道が冠水して、川も増水して、「これは大変だ、、」と、思っていたら、いきなり裏の山が崩れて、家の中へ土石流がなだれ込んできたそうです。

慌てて離れや二階に逃げたのですが、気がついた時にはもうどうしようもなく、また、携帯電話に入った避難指示のアラームは、その後、深夜になってからでした。

それどころか、慌てて逃げたため、その時既に携帯電話は泥の下でした。

確かに、川の氾濫や道の冠水はある程度様子を見て避難指示を出すことができても、いきなりの山からの土石流については、予想をして注意することも難しいでしょう。

そのような形で、亡くなった方が、今回の豪雨災害でも多くいたのでは、と思います。

裏山からの土砂や岩で家が埋まってしまったため、重機がなかなか入らず、ボランティア皆で協力してひたすら泥を掻き出しました。

埋まってしまった通路や側溝、裏庭の泥や土砂を掻き出し、大きな岩を運び、重機の入るところまで持っていきます。

報道で言われている通り、暑さとの戦いもあり、交代で休憩を入れながら作業しました。

気分が悪くなってしまったボランティアの方もいました。

午前中だけで、持っていったペットボトル(500ml)の5本がなくなりました。(たぶん、自分の場合は、飲みすぎて、動きが鈍くなった感が。。(^_^;))

そんな悪環境の中での力仕事というわけで、「ここはオレの出番では?」と、災害が起きて以来思い続けていたのですが、

今月末のフィリピンへの海外ボランティア・スタディツアーの準備や、また、金銭面の都合もあり、なかなか現地へ入る予定が作れず、今回は繋がりのある地元の団体への協力支援という形を考えていたのですが、
支援をしてくれたNGOの会員の方々の思いに後押しされ、なんとか被災地へ行ける目処をつけ、スタディツアーの参加募集も一旦止めて、どーにかこーにかむりやり時間を作り、現地へと向かいました。

支援をしてくれたAT様、YS様、TT様、いつも本当にありがとうございます。
ちゃんと被災地へ、その思いと力を届けてきました。
この場をお借りして、心からお礼を申し上げます。

このような災害ボランティアでいつも感じることですが、とにかく人手が足りません。

もちろんお金や物資も大切です。行政に頼らなければどうしようもないこともありますし、災害給付金も不足してくるでしょう。

それは確かなことですし、重要なことです。同時に、なんというか、とりあえず「今」は、人の力がとても必要な時期なのだと思います。

ライフラインの復旧が進み、とりあえず落ち着いた生活を取り戻そうと、家の片付けや土砂の掻き出しが必要な現状は、人々の地道な作業からしか進んでいきません。

よくニュースとかでレポーターが、「ボランティアの数が足りません!」なんて言っています。
でも、ボランティアって仕事でも義務でもないのに、「足りない」ってなんかおかしくない?って違和感を感じることもあります。
ここ数年で、日本に根付いた災害ボランティア文化に甘えてないかい?そんなに足りないなら業者を雇ったら?とかって思う人もいるかもしれません。

ただ、その言葉や考え方に違和感がもしあるとしても、ボランティアっていう言い方が合ってないとしても、とにかく人手が足りていないのは事実なのです。

そして、それぞれの被災者にそんなお金があるわけでもないし、給付金も際限なく支給されるわけでもないし、行政の対応にも限界があります。

ボランティアの方々の善意が、大きな力となっていることは、紛れもない事実です。

家の方といろいろ話しました。

なんだかんだとそれなりに経験があるので、「ここについてはまず社協に連絡した方がいいですね」とか「この状態だと全壊にはならないんで、申請も少し複雑になっちゃいますよね」とか、アドバイスもしつつ、たくさんのお話しを聞きました。

「もう終わりかと思った」

「これからのこと考えると途方にくれてしまう」

「これをぜんぶなんとかできるほどお金も支給されないだろうし」

また台風がやってくるかもしれない。
そんな恐怖もあります。

今後の生活への不安もあります。

「昨日皆さんに掘り出してもらった湯沸し機を、業者さんに見てもらったら、壊れてないってことだったんで、昨日久しぶりに家でシャワー浴びたのよー」

と、やはり被災した隣の家のおばちゃんが、ちょっと笑顔で言いました。

そう、

やっと水が出るようになりました。

2階でなら暮らせます。

苦笑いであの日のことを振り返ることもできるようにもなりました。

そして、家主のおいちゃんは言いました。

「まあ、仕方ないけどな、、」

割り切ってるとか、あきらめてるとか、そういうことではなく、

でも、ほんと、どうしようもないのです。

誰のせいでもない。

自分たちをずっと見守り、育ててくれた、この自然が相手なのだから。

岸に瓦礫が積まれた目の前の川には、豪雨で斜めっていましたが、「ホタルの里」という看板がありました。

陥没した道の先には山と川に囲まれた小さな温泉地がありました。

風光明媚なこの地を襲った豪雨災害。

この恐怖や不安はこの先もずっと拭われることはないでしょう。

でも、それでも、人々はまた、ここで生きていくのです。

自然と共存し、自然に育まれながら。

「仕方ない。なんとか今やれることをやるしかない。明日からまた生きていくために。」

そんなふうに思っている人たちが今、たくさんいます。

そして、そんなふうに思うことに疲れてしまった人たちも、きっとたくさんいるでしょう。

もしかしたらまだ希望の見えてこないこれからの生活に、それでも、少しでも笑顔や力を与えられるよう、

被災者の方々の思いに寄り添えるよう、たとえ小さな力でも、今できるかぎりの支援をしていきたいと思います。

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https://www.facebook.com/hopeyumekake/videos/1104217146394101/

この動画は、土砂崩れ直後のものです。

今回の主な活動は、ここに映っている場所での復旧作業でした。

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NGOでは被災地の継続的な復旧・復興支援活動のため、義援金の募集をしています。

皆さま、もしよろしければ、ご支援・ご協力、お願い致します。

義援金のお振込口座は、

☆ゆうちょ銀行(郵便局)☆
{名義 : HOPEハロハロオアシス }

(1)「郵便局以外の金融機関(ゆうちょ銀行以外の銀行など)よりのお振り込みの場合」

支店名→ 〇三八(ゼロサンハチ)
店番→ 038
(もし支店名がカナのみ選択肢の場合は、「セ」を選択・入力して頂ければ、番号の選択肢がでます。)
普通預金口座番号→ 6081854

(2)「郵便局(ゆうちょ銀行)よりのお振り込みの場合」

記号→ 10380
普通預金口座番号→ 60818541

※(1)(2)の、郵便局(ゆうちょ銀行)以外の金融機関からのお振り込みか、もしくはそ郵便局からのお振り込みか、で振込方法が異なりますので、ご注意下さい。

です。

よろしくお願い致します。
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