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2018年08月07日12:11

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アレルギー

もとからそれほど大好物だった訳ではない、ただマクドナルドのエビフィレオは多少高価だった分お特別な『自分へのご褒美』だった。

それが、病院で受けたアレルゲンを特定する為の血液検査の結果、幾つものアレルギーが特定されて、その中には海老もあったと言うだけのことで。

しかし、普段は特別に食べたくなるということもない海老フライが(アレルゲンだから、もう食べてはいけないんだ)と思えば無性に食べたくなり、暫く経つうちに海老アレルギーがストレスに転じた。

海老を食べなくても生きてはいけるし普段から食べたくなることも然程無かった、なのにアレルゲンとして特定されるなり、海老をたべられないことがストレスとなった。

店頭メニューでエビフィレオを見ると食べたくなり、店頭でフェイクの海老フライ弁当を見ると食べたくなり、入った蕎麦屋の隣の客が海老天などをぱくついていると何だか業腹だった

「自分はもう海老を食べられないのに!」

大したことではない筈であるのに何故か不公平感が鬱憤としてつのった。

そしてある日、目の前にさくさくに揚がった熱々の海老フライがポテトフライやチキンカツと共にテーブルに並んだ瞬間に、私はキレた

「食べられないことがストレスになる位なら海老フライ、喰ってやる!」

と言葉だけは威勢よく、さっくさくの揚げたて海老フライを1本だけ…。

翌日、案の定1本だけの海老フライが効いて喘息発作がぶり返し朝から発作止めの気管支拡張剤のお世話になり、昼過ぎには顔面が痒くて仕方なく乗っていた電車の車内でバリバリと顔を掻きむしっていた、更には外出から帰り服を着替えて気付いたことには二の腕の内側にも結構なサイズで蕁麻疹が出ていた。



止しときゃ良いのに無茶するから…。

でも、『グロ注意』と但し書きを付けて蕁麻疹のグロ写真をmixi日記にアップしたい欲望は今もある。


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