聖なる鹿殺し

昨日はジムの帰り、「聖なる鹿殺し」を借りてきました。

http://www.finefilms.co.jp/deer/

映画館で長い間上映していて、気になっていたのですが、
見に行けず・・・。
DVDになったら借りようと思っていました。

見てみたら・・・メッチャ！面白かったよ！
最近、ちょっとでもつまらない映画だと寝てしまう傾向にある
のですが、地味な映画なのにも関わらず、寝るどころでは
ありませんでした。
映画の始まりから不穏な空気が漂っていて、幸せそうな家族
に見えるのに、どこか不幸せな感じ。
何か起こりそうなんだけど、最初は何も起こらない、いたって
普通の日常。
それがある時から、少しずつ異常をきたして行くのです。
微妙に、微妙に・・・しかし、確実に、日常がおかしくなっていく。
その描き方が、恐ろしかったですね〜
結局、どうしてこんな事が起きたのか、理由は分からず。
理由は分からずとも、現実に起こってしまったわけで、その
理不尽さをかみしめつつ、日常を送っていくのです。
最後まで消化不良のままで、納得のできないまま、映画は
終わるんですよね。
深い余韻を残しながら・・・。（もちろん、感動じゃない）
私は、凄く面白い！と感じたのですが、面白くないと感じる
人もいるでしょう。
だけど、見る価値はあると思います