最近、断わるとか、諦める と言う意味で、『大丈夫です』と言う方、ありませんか?
言語でも、活字でも、非常によく見かけます。
何かお店で購入を勧められた⇒買う気はない=『大丈夫です』
お店のポイントカードを忘れちゃった⇒今日はポイント付かなくてよいと諦める=『今日はないみたいなんで、大丈夫です』
何が大丈夫 なのでしょうか…
電話セールスで昔、「結構です」と言うと、承諾と勝手にされるから、「要りません」と言いましょう と言うのがありましたよね。
あれを思い出すんです。
「今日は結構です」なんて、家内も電話セールスに答えている時、ありますよ。
私、「要りません。お断りしますってなんで言わない!」と怒ったりしますけど。
大丈夫です にもゆがんだ感じを受けるんですね。きっと私は。
はっきり言わないと気が済まないタイプなのだろうと思います。
ポイントカードを忘れて、なんで大丈夫なのか どーしても私の感性では理解できない。「今日は無いので諦めます」だろうと思うのだけど。
日本語が難しいのは、多種多様な言い方があって、特定の場合だけ、その事柄をさすなんて言葉もいっぱいあって、使いこなすのは、日本人でも結構難しくなっているからなんでしょうね。
万一の時 と言います。死亡を意味するときに使うのと、事故に遭ったら、泥棒に入られたら、何かなくしたら と言う時に使うのとは、全然違いますけれど、不動産業界で働いていた時、「万万が一」は日常的にお客さんに使いました。
金銭上のトラブルとか、自然災害とか、そういう事は実はしょちゅう起こるのですが、起こる前提で話すと誰も買ってくれないので、「万万が一」
私、厚生省の地上権がついているマンションの1室、売ったことがあります。
30年前の事です。
万万が一のことは、たぶん、必然で起きたのでしょう。
新人新卒、意味の大きさは分かりませんでした。
大丈夫です が市民権を得るのは近いのかも。
もう当たり前で、私だけが古い感性で抵抗を感じるのかもしれないよね。
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