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2018年07月29日17:54

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ハイレゾCD、MQA-CDを購入しました(解説編)

音楽の話。
6/20、ユニバーサルから出た「ハイレゾCD」を購入しました。
今回はロック、ジャズ、クラシックから100タイトル、
9月には邦楽も予定されています。
まずは、最初に6枚、その後1枚買い足しました。

https://store.universal-music.co.jp/feature/hires-maiban/


「ハイレゾCD」とは、

ソフト:ハイレゾデータを格納するCD互換のMQAフォーマット。
ハード:高品質製造技術を使ったUHQCD。
いわば、ソフト&ハードで格上げしたCDと言えましょう。
(個人的には最後の高音質CDじゃないか、と思ってます)

MQA (Master Quality Authenticated)とは、
人間の視聴覚特性を考慮し、
ハイレゾデータで有りながら、ファイルサイズの縮小と、
スタジオ品質の音を家庭でも楽しめるように開発された
新世代の圧縮フォーマットです。
MP3の様な激しい劣化を伴わない巧妙な圧縮方式ですね。

UHQCD(Ultimate Hi Quality CD)とは、
これまでに、純金蒸着CD、SHM-CD、HQCD、Blu-spec CD、
究極のガラスCDと積み上げて来た
CD製造技術の現時点での最良の方式のようです。

CDを作る透明素材の改善、
デジタル信号を反射層に刻む技術、反射層の材質改善、
反射層を物理的に複製する技術の向上、
そういった物を積み上げて来た訳です。

ガラスCDに至っては一枚18万円!という驚きの高価格でしたが、
聴いた誰もが驚嘆した音質だったようです。
私も聞いた時、「なんだこれは」と驚きました。

そのガラスCDに使われた技術を
普通の価格で出せるようにしたのがUHQCD。

この二点を合わせた物を「ハイレゾCD」という名称で
ユニバーサルが展開してみたのですね。

今回の収録タイトルについて
ロック&ポップス、ジャズ、クラシックで、定評有る名盤を
現時点で最高の音源からセレクトしたシリーズです。

音源として、ユニバーサルが過去出してきた高音質SACDシリーズ用の音源等を
使っているので、世界的に見ても、音質のレベルは高いでしょう。
そういった音源をMQAに変換しています。

各タイトルに、何の音源を使ったか触れられています。
(野菜の産地紹介と同じ発想ですね)
高音質SACDに迫れるのかどうか、興味津々です。

ハイレゾCDの音源について
まず、過去の名盤達なので、アナログテープがマスターテープになっています。
マスターテープは、過去のレコード作成、CD作成、SACD作成の為に、
何度も再生され劣化していたり、複製しか残っていなかったりと、様々です。

そういった状態が様々な数十年前のマスターテープを捜索し吟味し、
刻まれた全ての情報をデジタルに変換するのが肝。

ビートルズの際にはPCM 24bit 192kHzで取り込んだようで、
DSD 5.6MHzで取り込む場合も有り、その辺りは各社のノウハウでしょう。

ユニバーサルが高音質SACD用に作成してきたPCMやDSDのデータは
状態が良いマスターテープを世界からリサーチして来たと有ります。
そのデータをMQAに変換し、今回の音源としています。

今回のハイレゾCDとは、PCM 24bit 352kHzに相当するMQAフォーマットなので、
マスターテープの音をほぼそのまま表現することが可能かも。

試聴編に続きます。
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