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2018年07月29日05:22

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飛ばない予定。

7/28
神田松之丞 銀座7DAYS 連続講談ひとり「天保水滸伝」と
銀座博品館劇場

台風だというのに、ひとつの予定もズレない日であった。
無事に松之丞さんの会もあり、夕方からのヴァイオリン・リサイタルもありオマケに夜勤もあるという…

天保水滸伝より 平手酒造の最期
牡丹灯籠より お札はがし
仲入り
中村仲蔵

全7話ある天保水滸伝の連続読みと怪談一席をネタ出し。
あとひとつは“おたのしみ”ということになっている。でこの“おたのしみ”に結構大ネタをかけているご様子。
初日に講談本の会でかけて、その夜の初日に「淀五郎」をやっているので今回の連続の会では出ないのかなと思っておりましたが、仲入り後 黒紋付に黒の羽織で登場。「やるんだ」と思いましたね。「中村仲蔵」今の松之丞さんのネタの中では一番のものかと。若い仲蔵と今の自分をリンクさせているんだろうと。
連続講談の6日目。土日は昼の公演になるから、初日のやりにくさに戻る感じがすると。それにお客さんの質も土日は違う感じだと。
今回の連続の会、初日は冷房が壊れていたり 三夜続けて高座中に携帯が鳴ったり、高座が低くて見にくいと言う問題があったり、そして公演後のサイン会が三夜目から始まったりで かなり神経質になっている松之丞さん。 で金曜日の夜の会の出来が納得いくものだったので、リセットされることへの苛立ちがかなり、前半の高座に出てしまった。あそこまで出されると、お客さんまで神経質になってしまう。
ただネタが「平手酒造の最期」だったり「お札はがし」だったりで、かなり相殺されていた感じはあった。特に平手のカッコよさには助けられていた感じがする。「お札はがし」では少し思い雰囲気を和らげるために軽く笑いも入れていましたね。
この時期に牡丹灯籠を聴くと志の輔師匠のヤツをどうしても思い出す。松之丞さんのものにもその影響は感じられる。
今日の前半でかなり若さが出てしまった松之丞さん、余計に志の輔師匠の連日公演の毎回のクオリティーの高さなどが思い起こされる。
志の輔師匠には経験とテクニックがあるからなのですが、まだやはり松之丞さんにはそれがない。
これから身についていくのかななんて、考えたり。志の輔師匠も高座だけ見ると、さらりとやっているように見えるが、高座に上がる直前までかなりストイックにマクラを練っていたり、PARCO公演の1か月前くらいから「師匠に近づくたくない」とお弟子さんがいうくらいピリついているそうなのだ。 そして会場を限定して決め打ちをするということが、志の輔らくごの世界観を作るのにかなりの威力を発揮しているようです。
松之丞さんも早く自分の会をスムーズにやれる箱を見つけて欲しいものである。
映写機がガタついていたら映像も乱れてしまう。
そんな感じがした。
この連続公演、松之丞さんが大きくなるための7日間戦争なのかもしれない。
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