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2018年07月28日00:33

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行動方針と行動力、考え方と実践力、興味視野と創意工夫…など、当時の年齢的な部分から考慮すると、仕事に関する全ての判断力が平均を上回っている所が印象深い人柄だった。

普通…と言えばおかしな話だが、おおよそのアルバイトは指示を受けない限り次の目標を見失う場合が多く、結果的に『知る人』からすればサボっているという印象が付いてしまうものだが、これは社会経験が浅いという理由から来る。

しかし、暁の場合はそれが目立つ事無く、むしろ言葉少なく作業に没頭している印象が極めて強かった。やる事が無くなれば自分から作業を探し出す。そういった事を自然とやってのける性格だ。『考えられる人種』とでも表現しようか。

学生時代を振り返ると学級委員の存在感を思わせる所もあったが、もしかするとそういう役割を担った事もあったのだろうか。
そうでなくとも、重点的な内容には時間ある限り手を尽くす印象はなかなか類を見る事がなく、俺の中で今なおトップクラスの人材だ。仮に俺が自営業を営むとすれば、真っ先にスカウトする事だろう。

そんな彼女の周囲に立たされるからか、普段は動きの鈍い人物までも暁の影響を受けるようで、自然と行動面が加速している雰囲気があった。

過去の日記を読み返しても、暁が居るのとそうでないのとでは、現場の崩壊度合いの異なりがはっきりと目に見え、仮に先に帰る事で姿を消していても『暁存在の香り』のようなものが時間差を置いてでも確認できる。俺の中の出逢いと比較しても非常に稀な存在だ。

ある種『孤高』とも表現できようか。


『孤高』はある意味で人が歯車と表現される組織の中では『貴重な存在』と表現される事は想像に易いが、そういった『貴重な存在』には事実上の裏の思惑も存在する。

暁の場合は思った事をすんなりと言葉にする事が苦手のように感じた。
いや、苦手ではないが、少なくとも得意分野ではない。…と言ったところか。とりわけ時間の浅い人物に自ら近付く事はせず、警戒心とまでいかないにしても、遠巻きに様子を窺う癖があるようだ。

決して人見知りが激しい性格ではないようだが、思った事を言葉にするまでの時間が短くないようで、物言いたげな表情の裏にいつも何かを考えている雰囲気が気になった。

仕事面でもそんな思いが表れていたようで、色々と考えるが、口から言葉を発する機会を見失い、結局自分で処理する…といった流れだろう。
暁はもともと人並みの行動速度だったが、そうした自発的処理の連続が加速を施した理由の一つだと思う。


『本心の少ない主戦力人員』

企業が最も欲しがる人材の一つだ。勝手に動いてくれて周囲に影響を与え、場の能力が上昇する。

ぱっと耳にするととても良い話だが、そこに『言葉を出さない』とつけば、金銭面での問題も少なく抑え込む事が可能で、企業にとってとても都合が良く、反面、使われる身は満足感こそあるものの、最も肝心なものが正当に貰い受けられないというギャップが生じる事になる。
いわば『器用貧乏』に陥り易い。

どうしてはっきりと『器用貧乏』という表現を書き表せられるのか。
俺の考えるこの内面的な考えと、結果的な自らの処理能力の例えが的を射抜いているのであれば、それは俺が過去に持っていた行動方針や考え方に非常に似ているからだ。

俺は物事を把握したり創意工夫や改善を考える事は得意だったが、それを言葉にするまでの時間が長く、また、その場を見付ける事が出来なかった。
一声掛ければ実現するのに、その一声が掛けられないといった、完全な致命的判断ミスによるものだ。故に、必然的に協力者は出現しない。

ならば自分でやってしまった方が早い。
という考えで物事を処理する訳だが、実際に必要な内容なので会社は黙認する。しかし、頼んだ要件でも無いので評価される事は少ない。
そういった流れで器用貧乏となった経緯がある。

当然、勝手に動いてくれる人材。会社に必要とされるのは分かるが、実際には作業ばかりが増えてしまい、人の何倍も働く事になり、自分だけが疲れてしまう。という感じだ。

まぁ、暁の場合は周囲と比較しても自我をしっかり持った人物だから、黙っていてもどこかで気付く可能性の方が高いだろうが。

とはいえ、いずれにせよ言葉は重要であり、それ以上に発言は重要だ。

暁はきっと相手の心理を先に読み込み、それから状況に合わせた発言をするタイプだと思う。何らかのサークルに所属しており、その陣頭指揮を取っていたような話も聞いた事があり、指揮者と言うからには彼女を慕うメンバーも多数存在した筈だ。

となると、仲間内を気遣う気持ちが芽生えるのは必然であり、普段から相手の心理を気遣う事無く何でもかんでも言いだすような真似はしないだろう。
どちらかと言えば、聞き手に回った後の回答側だ。この観点も俺に似ている。
俺みたいに自分に嘘をついて願望を押し潰すタイプではない事を願うが。

考えを言葉にする事が苦手な人間は行動面が先走る場合が多い。
暁は時間ある限り『穴』となる作業を埋め尽くす勢いで行動していたが、その脳裏に何を考えていたのかが凄く気になっていた。

行動を起こす前提には、必ず何かしらの考えが浮かぶ訳だが、少なくとも『仕事がしたい』という意味合いでの初回実行はまずあり得ないだろう。

『気になる部分が目につくと行動してしまう』という事を過去の暁は言っていたが、恐らくそれは、本人さえ気付かない、または忘れてしまった『行動する事に慣れた先』の話であり、もっと違う、根本的に本人の望んだ当初の理念が必ずあり、その上での行動が最後まで減速する事無く邁進した結果と俺は考える。

俺が個人的に考える話としては、暁はきっと『問題無い位置付け』の存在なのかと思う。
そつなく物事をこなし、周囲を気配り、自分の身も自分で守る事が出来る。必要な場面で必要な考えを元にするべき事を見出し、自らが行動する事で処理まで辿り着けてしまう。

先の『器用貧乏』の話ではないが、しっかりとした性格が周囲に安心感を与え、それとは裏腹に孤立の立場を作ってしまう気もする。『安心出来るからこそ目を付ける必要性が無い』といった具合だ。

人に心配されないからこそ、他人の目は心配する側に向いてしまう。
当たり前のような話だが、これが結構怖い現象だ。
仮に本人が倒れようと、まさかの出来事に対して誰もが行動を鈍らせてしまい、結果的に後手を取ってしまう。
元気なうちは良い。問題は行動に行き詰った時に必ず発生する。


人の上に立つ人物に目立つのが『頼られる事』。一言に『信頼』だ。
当然と言えば当然だが、信頼されるその反面で当の本人が『頼る事』を忘れてしまう。いや、『我慢してしまう』というのが正しい表現かもしれない。
一方的に信頼され、回答を続けるあまり、自らの要望を発し難くなる結果が『我慢』だろう。

この話の『信頼』を別の表現に置きかえると、分かり易いのが『甘え』が打ってつけだろうか。『甘える・甘えられる』という表現だ。

暁は自分で物事を処理する癖がある一方で自らの『甘え』がほとんど存在しない。

説明するまでもなく『甘え』は自分で困難にぶつかる前に他人を頼る行為だが、同時に本音や建前を表現する事にもなる。

『本音』と『建前』とでは意味合いがだいぶ異なるが、両表現に共通するのは会話という名のコミュニケーションであり、それは互いを理解し合う意味で重要な役割を果たす。『甘え』そのものが自分の内心を外に出す大きなアピールなのだ。

当然、『甘えられる側』でもコミュニケーションは自然と取れている訳だが、この場合は受け入れる側に偏ってしまい、他人の意思は入り込むものの、自分の意思が他人に入り難いことを意味する。

暁は、誰かに対して自分の甘えを打ち明ける人物は居るのだろうか?
『素直な暁』の露出を外観からでも感じた覚えは少なく、考えてみればドライブ中の話題でも何かしらの『深刻な本音』というものを聞かされた覚えがない…まあ、相手が俺だったから…という意味もあるのかもしれないが。

いずれにせよ、『甘えられる』という意味での相手の本心を理解する事は重要だが、『甘える』事によって自分を相手に理解してもらうのも重要である。双方がバランスを取った後に付属するのが『信頼』と俺は考える。もちろん、それが全てと言う訳でもないが。
どちらにせよ、暁は『甘え』を外に出す事が極端に少ないと感じた。

そんな中、幾つか、すき屋時代の暁から『甘え』らしき行動を見せられた事があった。
とりわけ印象深いのは2つ。

1つは俺が出勤時、出入り口を開けると向こう側で待ち構えた暁が『銃を撃つ真似』で俺を迎えた時だ。

言葉は無く擬音で発砲音を真似たと思ったが、その日に良い事でもあったのか、それとも俺に気付いて急に悪戯心が芽生えたのか、暁らしからぬ行動に内心で驚いたものだ。

童心と言えば童心。でも、何か他の異なりを含めていた気もしたが、突然の出来事と、その次に控える仕事もあり、そこまでは見抜けなかった。
それとも、やはり単なる童心だったのだろうか?

2つめは、火傷を負ったちーたすに応急処置を施したすぐ後だ。

休憩室に居た暁にその事を伝えて軟膏を見せると、すかさず自らの指先を俺に差し出す暁。
こちらも彼女からの言葉は確認できず無言だったが、何というか、意識的にそうして訳ではない事が窺えた。恐らく本人も意外だったのではないだろうか。

『私も怪我してるんだ!』

という内心とでも表現すれば良いのか、変に目が真面目で頬だけがむくれている。言葉ではない行動による訴えがそこに感じられ、どことなしに嫉妬を連想した。
と同時に、普段の暁からでは想像できなかった可愛らしさがそこにあった。

きっと、俺が見る事の出来た最大級の暁の『甘え』なんだろうと今になって思い、容易に振り返る事が可能なあの時の光景と暁の表情がどれだけ珍しく、そして印象深かったかが自分の中で理解できる。

壁の向こう側のちーたすの応急処置にどれだけ時間を掛けたかなんて、こちら側の暁に知る由もない話だが、人目が無い事もあり、軟膏を塗る時間を少しばかり、個人的に引き延ばしてみた。

ちなみに、『すかさず○○をする』みたいな、素早い行動表現は俺の人生の中でもあの時が最高瞬間の『すかさず』だ。
今なお、あのような瞬発的な行動速度は見た事が無い。


人の弱さと言うのは意外な場面で反映する事がある。暁の場合は酒の席だろうか。
2回ほど酒を交えた席があったが、確か2回とも暁はダウンしていた。

考えが俺と似ているようで、場の雰囲気でアルコールを楽しむような事を本人から聞いたが、ついつい呑み過ぎてしまう傾向にあるようだ。そうでなければ、雰囲気がアルコールの巡りを加速させるのか? どちらも俺にも覚えがあるのでなんとなく理解できるが、これも普段の彼女らしくない一面と言ったところか。

帰った訳でもない女性が席を離れて時間が経過しているとなると、大体はトイレでうずくまっている。暁本人には言ってないが、暁のそれは俺の右手の5本目を数えた記念すべき存在となる。

…という冗談はさておき、トイレに籠る人とは本音が出せない人や、出す事を苦手とする人に多い気が予てからしていた。内気な性格に多い。気丈な表面を暁は保っているのだろうか、という疑問もあるにはある。

次に呑む機会が発生したなら、暁の隣に座り、まだ知らない暁を引っ張り出すのも面白いかも知れない。


初めの話をぶり返す訳ではないが、多分野で『暁』という存在は俺の人生の出逢いの中で非常に稀な存在であり、その想いはシナリオ(ちー+!)にも多く反映されている。

シナリオ内の登場人物は、一部を除いて当時の性格をそのままに表現しているが、暁である『アキ』には謎めいた部分が多く、素性が出し切れていない。

いや、強さや信用面では出ているが、弱さの部分が全く出ていない。俺の中の実在人物・暁のイメージがそうさせるのだろうが、これは暁の本心を俺が見抜き切れていない所にあると考えている。

と同時に、やはり前向きで頑張り屋というイメージが強い反面で、彼女からの打ち明け話じみたものが非常に少ない思いが強い。
まあ、それも個性というのであれば問題ないが、やっぱり気になる一面ではある。弱さを持たない人間なんて、少なくとも俺は見た事無いのだから。

もちろん、俺への信用度が足りないと答えられれば問題は俺自身にある訳だが。

一言にはすき屋陣営の中でも最も謎の多い女性という存在。それが俺の視野に入り込んだ『暁』という存在だ。

活動力・実践力に溢れ、甘えを口にしない人間。そんな人は本当に居るのだろうか? でも、そんな事はどうでもいい。

暁…、今現在をかつてのように明るく前向きで歩いているのであれば、それはどんなに素晴らしい事だろう。


てぃーのの視野

言葉の表現は様々な活用法があるが、どんな効果や内容を持ち合わせていても、口に出さなければ意味が無い。
見る人から見れば何を言いたがっているのかが判る場合もあるだろうが、そういった人は少なく、自分を見ていてくれている人しか気付く可能性は持ち合わせない。

そう言う俺も、考えるだけで言葉に出さなかったばかりに苦労した記憶や損した記憶が多分に存在し、それが未だに悔しい記憶となって脳裏に焼き付いている。

物事の表現に『見るだけならタダ』『聞くだけならタダ』と言う例えがあるが、『言うだけならタダ』という表現も成り立つのかもしれない。
もっとも、内容によっては相手を傷つける場合もあるため状況にもよるだろうが。

いずれにせよ、暁にはもっともっと『甘え』を表現する場があったのではないかと、今になって考える。なんでも一人で実践し、周囲に頼られるのは間違いなく魅力であり、力強さではあったが、その一方で重荷ばかりが増えたのではないかと心配する面もあった。

暁は普段の行動の中で内心を表情に表す事が少ない。笑顔や笑いなどはそこそこ見て来たが、悩みや考え事に関しての表情を見た覚えが無いのは、やはり周囲に頼られる場面が多数存在し、弱みを見せない努力が無意識に表面化した結果だと思う。

『てぃーのさんって、どうしていつも明るいんですか? 元気なんですか?』というのは、すき屋に限らず、これまで耳にした周囲の驚きの声だ。
いつも明るい訳ではなく、当然、いつも元気な訳ではない。
周囲に影響を与えまいと何事も無いふりをした結果がそう言った反応を呼んだだけの話だ。

実際、本音ばかりの日記上には弱音ばかりの自分がたくさん登場している。言い換えれば、マイミクに関してはそれぞれに信頼感を持っていたという事実に他ならない。
弱音に対しての明確な答えなんて、実はそんなに重要なことではない。『表現できる場所や相手』があればいいだけの話であって、本音を晒す事が自分自身の気力回復となるだけの話だ。

暁に、そういった弱さや暗さを打ち明けられる相手や場所は存在するのだろうか?
本当の自分を維持するため、そして本当の自分を強化するためにはどうしても必要な人、若しくは場所だ。彼女に対する心配な点はそこに集約され、その解放を知る事でもっと違った暁が出現する事は想像に易い。


ところで、ひとつ気付いた。
『信頼』の表現を『甘え』と置き換えた部分があるが、自分で思い付いた置き換え表現に珍しく納得した。

それは誰かが誰かに甘える時、絶対的に必要な条件が備わっており、
『ある程度以上の信用や信頼が無ければ、甘える事も出来ず、甘えられる事も出来ない』
というのがそれだ。

疑いを持つ相手に甘えられる訳が無い。気心が知れているからこそ甘えられるのだ。
すき屋時代もそうだったが、暁は毎回、面白い角度から色々と存在や例えを運んで来てくれる。
次に会う事があるとすれば、暁は俺にどんな驚きを持ち込む事だろう?



7月10日追記

暁、元気かな?
今現在をどういった感じで歩いているのかが個人的に気になるこの頃だよ。

現存する唯一のマイミク、そして過去のすき屋時代を共に歩いた一人、更にはすき屋終了後も外に出歩いた記憶も強い存在だよ。

最後に遊ぶ約束をすっぽかしちゃった事は未だに悔いで、『時間戻らねぇカナ〜?』とか思う相変わらずな自分。ズボラな性格は学生時代に既に完成していたりする。

本題の『暁』は俺の主観なので、良い事・悪い事と書いてあって、どう受け止めるか分からないけど悪気はないんだ。まさかと言えば変な表現だけど、ミクシィにはきっと誰も出入りしていないという前提で書いていたものだから、そのままを表現してしまった。

何回か見直しして変更しようかな? なんて事も考えたけど、それじゃ意味がなくなるだろうし、暁の感想も『作ってるナ…』って見抜かれそうだから、誤字脱字の修正以外はそのままにしてみたよ。

俺の主観の暁はどんな人だったかな? 見事にハズレ? それとも当たり? まあ、他人目線の考え方として受け止めてもらえると今後に役立つかと。

今現在、暁は時間を空けられる人かい?
都合がつくなら、またドライブしたいと思っているよ。(その時は日時決定で! これが無いとズルズル時間ばかり過ぎてしまうので…)
既にオヤジと化した俺の姿を見るといい…!
そんですき屋荒川沖店に行こう。そんで団子屋。コレ、最低限項目ね。

実現するなら相変わらずのボロ車で迎えに行くぞ(ボロ度アップ済み)。

以上、追記付きの『暁』でした。

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